【更新:2024年11月】20年後の金価格は上昇する?これまでの推移をもとに将来を徹底予想!
金の価格は歴史的最高値を更新しており、2024年現在もまだまだ上昇を続けています。
金の価格は、需要量と供給量の関係はもちろん、世界情勢や通貨価値など、さまざまな事情に影響を受けるといえます。売却を検討中なら、できるだけ金価格が上昇しているタイミングで売りたいもの。
このまま上昇を続けるのか、ベストな売り時はいつなのか、これからの金価格推移を気にされている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これまでの金価格の推移や、それをもとにした20年後の金価格の予想をご紹介します。金や貴金属を売却するタイミングにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
これまでの金価格の推移について
過去20年間の金価格は、多少の上がり下がりはあるものの、年々上昇傾向にあります。1990年代後半は下降気味だった金価格も、2000年に入ると徐々に上昇を始めました。2000年当時は1gあたり約1,000円だった金価格は、2024年10月には約10倍以上の15,162円に到達しています。2024年以降は、どのような要因で金価格が上昇を続けているのでしょうか。
金価格が上昇し続けている要因
金価格の上昇や下落には、さまざまな理由が複雑に絡み合って起こります。ここでは、金価格がこれほどまでに上昇した要因として考えられる事象をご紹介します。
工業用としての需要の高まり
スマートフォンやパソコンなどが普及したことで、工業目的としての需要が高まったことも金価格上昇の理由の一つでしょう。金は、小型家電の電子回路を構築する基盤にも金メッキとして使用されています。
ドルの価値が低下している
アメリカの情勢やドルの価値は、金の価格に大きく影響する要因の一つです。金は国際通貨であるドルで取引されているため、価格変動に大きく関係しています。アメリカの情勢がマイナス傾向になると、世界中の投資家たちはドルを売り、不変資産である金に交換するのです。
資産から投資の対象へ
金は世界中で換金可能で、金そのものに価値があるため、その価値が0になることはありません。世界中にある埋蔵量が決まっており、経年劣化による価格の下落もないため不変資産といわれています。
株式や債券などのように、企業が破綻したら価値がなくなるということがないため、世界中の投資家たちが株式の価値が下がるタイミングで金へ交換しているといいます。そのため金の需要が高まり、金価格が上昇しているのです。
コロナ禍の影響で需要が高まった
未知のウイルスの蔓延により、世界中で外出を極力控えるよう呼びかけられました。それにより消費が落ち込み経済が悪化したため、世界中の投資家が資産を金へ交換しているといいます。経済が悪化すると紙幣や株式への不信感が高まり、価値の下がりにくい金の需要が高まる傾向にあります。
低金利の影響を受けている
金融緩和のために低金利化している影響で、債券からの利息収入が期待できません。金への投資でも利息収入は得られませんが、金は価値が変動しにくいため、よりリスクの少ない金への投資が増加傾向になるのです。
金の流通量が低下している
金は、年間約4,500トン採掘されているといいますが、埋蔵量には限りがあります。現在の採掘技術で掘り出し可能な金は、あと20年以内には枯渇するといわれています。需要に対して金の流通量は低下傾向にあるため、金の価格は上昇し続けているのが現状です。
金価格が下落するタイミングとは?
今後金価格が下落するとしたら、以下の理由が考えられます。金の価格が下落する条件を把握しておけば、より高く売却できるタイミングを見極められるでしょう。
金利が上昇したとき
金利が上がれば、資金を預けておくだけで資産が増やせるようになります。すると、安定資産の金から高い金利が得られる株式や債券に交換されるため、金価格も下落すると考えられます。
社会情勢が安定するとき
経済状態の好転は、ドルや株式、債券の信用の回復につながると考えられます。社会情勢が安定して世界経済の状態が好転すれば、ドルや株式、債券に投資が集中するため金価格は下落するといわれています。
金の流通量が上昇するとき
金の埋蔵量とは、現在の採掘技術で採掘可能、かつ利益を生み出せる量のことです。これから採掘可能な金鉱が発掘されたり、技術の進歩によって採掘可能な金鉱が増えたりしたら、金の流通量は上昇するかもしれません。需要に対して供給が追いつけば、金の価格は下落する可能性があるといえます。 関連記事【更新:2024年11月】純金積立のメリット・デメリット|始める前に知っておきたい注意点
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20年後の金の価格はどうなる?
現在は年々上昇傾向にある金価格ですが、20年後はどうなってしまうのでしょうか。上記でご紹介した内容を踏まえ、20年後の金価格の予想をしてみましょう。
急落の可能性は十分ある
世界的に経済が悪化する原因となった新型コロナウイルスが収束すれば、経済回復に向けて世界中が動き出すことが予想されます。消費回復で企業の倒産リスクが減少し、利上げなどでドルの信用が回復されれば、金価格が急落する可能性は十分あると考えられます。
長期的にみれば上昇が続く
現在は、金価格が急上昇している状態です。そのため、短期的にみれば下落傾向になる可能性があります。しかし、工業用としての需要が高まっていることや採掘量に限りがあることから、金の価値はこれからも下がることはないといえるでしょう。長期的にみれば、金価格は上昇傾向が続くと考えられます。 関連記事【更新:2024年11月】金相場の高騰はいつまで?台湾有事等を踏まえた今後の予想
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金価格は、コロナ禍以前と比べると1gあたり約3,000円以上も上昇しています。このまま新型コロナウイルスが収束して経済回復の流れになれば、金相場は下落する可能性は十分あるといえるでしょう。また、2022年から続くロシアによるウクライナへの軍事戦略の終息も、金相場に大きく影響すると予想されます。
しかし、中国が台湾に軍事侵略することを想定した台湾有事が実施されてしまった場合、世界経済に大きな影響が出るといえます。世界経済が不安定になれば安定資産の金が購入されるため、金価格はさらに上昇するでしょう。
まとめ
金価格が上昇・下落する理由や、20年後の金価格予想などをご紹介しました。金は価値が0になることがない安定資産といえますが、その価格は社会情勢や世界経済など、さまざまな事象に影響を受けます。資産としてだけではなく投資の対象となっているため、世界情勢が不安定なときほど需要が高まる傾向にあります。金の売却を検討中の方は、金相場の動向をチェックして、上昇傾向にあるタイミングでの売却がおすすめです。 関連記事【更新:2024年11月】プラチナの価格予想、価値を上げる要因とは
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