金の相場価格が過去最高・最低だったのはいつ?その原因は?

金の相場価格が過去最高・最低だったのはいつ?その原因は?

常に変動を続ける金相場。売却にベストなタイミングを見定めるためには、値動きに注目する必要があります。
過去最高価格・最低価格も参考になる情報かもしれません。

こちらでは、金相場が過去最高・過去最低になったタイミングについて、当時の状況を踏まえながらお話します。

2023年金買取相場急上昇中!!

5月10日現在1gの相場が9,679円を超えました!!

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過去最高相場の金買取について詳しくはこちら

金買取価格相場 推移グラフ

相場価格(円/g)

年月日 相場価格(円/g)
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※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。

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小売価格にて日本での金の過去最高金価格は9,686円/1g

金と日本円
小売価格にて日本における金価格の過去最高値は、史上最高値を更新した2023年5月10日の9,794円/1gです。

2020年はコロナウイルス感染拡大の影響で世界情勢への不安が世界中に蔓延しており、2020年7月米連邦準備制度理事会のパウエル議長が、今の経済低迷が「われわれが経験したことのない」厳しさだとの認識を示し、その後の記者会見で「経済の今後の道筋は極めて不透明であり、大部分はウイルスを抑制できるかどうかに左右される」と指摘したことで経済への不安が高まり、ドルを手放して金を買う人が増えました。

それに加えて、2023年米国でシリコンバレー銀行(SVB)、シグネチャー銀行(Signature Bank)の経営破綻そしてスイスにある世界有数の金融機関クレディ・スイス(Credit Suisse)の経営不安を受けて海外の金先物価格が上昇。影響は日本国内にも波及し経済のリスクが高まった結果「有事の金」として金を購入する方が増え価格が上昇しています。

それらの要因以外にも米中の半導体貿易戦争やウクライナ有事が激化するなどによって生じた複数の材料が金相場を押し上げていると考えられます。

金相場とドルの有事との関連性について

1979年2月にイラン革命、第2次石油危機、同年11月にはテヘランにあるアメリカ大使館の占拠事件、12月に旧ソ連のアフガニスタン侵攻など矢継ぎ早に事件が勃発。さらに翌年の80年にはイランとイラクでの戦争も本格化しました。
こうした混乱の中迎えた1980年代は、アメリカと旧ソ連との対立が深刻化していた時期でありました。これら一連の事件が金の相場にも大きな影響をもたらし1980年に金相場は6,945円/1gの高値をつけました。

しかしながら、この史上最高値のわずか4か月後の5月には、3,000円以上の下落となる3,645円を記録しています。
きっかけは米と旧ソ連との緊張緩和です。これまでの対立状態が緩和されたことでドルに対する信頼が戻り、今度は金ではなくドルが大量に購入され、金価格は急激に下落していったというわけです。

この下落は当初、一時的なものにすぎないと考えられていましたが、結果的には実に20年以上続くことになりました。

つまり40年ぶりに史上最高値を更新した金相場の高騰であっても、コロナウイルスのワクチンが開発され感染拡大のリスクが解消、経済への不安が払拭されるや、米中間での貿易戦争の緊張緩和が起きれば、金の相場が下落する可能性もあることが分かります。

金相場は常に変動します。売却にベストな頃合いを見定めるため、金相場のこまめな確認は大切です。


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日本の過去最低金価格はいくら?

悩んでる男性
1980年に過去2番目に高値をつけた金価格でしたが、その後は20年以上下落の一途をたどります。
そして、1998年にはついに1g865円という史上最低価格を記録しました。現在でもこの記録を下回る下落は起きていません。

この長期にわたる下落トレンドは、1983年にOPECが実施した原油価格の大幅な値下げから始まったとされています。基本的に金価格は原油価格と比例の関係です。

また、80年代後半は日本が高度成長期に突入した時代でもあり、平均株価は大きく上昇して一時期は4万円近くにも達しています。
株価と金の相場は基本的に逆相関のため、金相場は大きく下落することになりました。
そして、1991年にバブルがはじけても金の価格は下がり続け1000円台に突入。1998年には先にもあげた1g865円という史上最低価格を記録してしまいました。

2000年代以降の金価格

80年代から90年代の20年近くにわたって続いた金価格の下落でしたが、2000年代に入ると下落トレンドが上昇トレンドへと転化します。

その要因には、2001年に起きたITバブル崩壊、世界同時多発テロ、2003年のイラク戦争といった地政学リスクの懸念があげられます。
史上最高の高値をつけたとき同様、株式や通貨の信用が失われてしまい、そのかわりに多くの金が購入されて値段が高まったというわけです。

また、2007年のサブプライムローン問題も金価格上昇の要因となりました。このときまでに金価格は、3000円台を突破しています。

また、2008年にはリーマンショックによって金価格は一時期値下がりましたが、3年もたたぬ間に再び金価格は上昇傾向へ。2012年にはアメリカも景気回復の兆しをみせています。

そして、翌年には2013年金融緩和政策「アベノミクス」が実施され円安が促進。同時に金価格も1年で4000円台前半から5000円台に迫る急激な値上がり傾向を迎えています。

2020年のコロナ禍においても、感染リスクが与える経済への不安以外にも、企業破綻連鎖やアメリカの経済支援策を含めた政治動向などの結果、金相場が40年ぶりに史上最高値を更新し7,700円台まで金相場が上昇しています。

2023年はウクライナ有事における金相場上昇に加えて、米国にて大手銀行が立て続けに破産するなど様々な要因が金の相場に影響を及ぼしています。

金相場を見極めるには世界情勢をチェックし複数の材料を俯瞰してみることで、それらの関係の変化を注意深く観察することが重要です。

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