金750の意味は?イタリアの刻印とその相場
金のネックレスや指輪を購入すると地金部分などに「750」などの数字が刻印されていることがあります。
金の刻印は「750」や「18K」などいろいろな種類があり、また国によっても刻印が違ってきます。今回は金750の意味とイタリアなど海外の刻印についてご紹介していきます。
金は純度によって名前が変わる
ジュエリーやインゴットなど金は世界中の人々から人気の金属として知られています。金の価格は年々上がり続けて、投資目的に金を購入する人も増えています。
金は希少価値が高いだけでなく、熱伝導率・電気伝導率が高く、また酸化もしにくいのでその特殊な性質から工業用の部品などにも使われている金属になります。
そんな希少性のある金属ですので、金は純度が高い「純金」とよばれるものと他の金属と混ぜ合わせて生成された「合金」とよばれるものに分かれます。
この金の純度によって金の名前が変わってくるのです。
ジュエリーの金は合金が多い
指輪やネックレスなどのジュエリーに使われる金は他の金属で混ぜ合わせた合金が使われるのが一般的です。最近では純度が90%以上の24Kの金の地金を使ったジュエリーも増えています。
ジュエリーに合金が使われる大きな理由としては、純金は柔らかく形を変えやすい点にあります。
形を変えやすいのはジュエリーのデザインを作るのに役立つのですが、柔らかいがために、傷がつきやすいデメリットがあるのです。また柔らかすぎるために加工がしにくいという面もあります。
そのために、より硬度の高い銅や鉄などと混ぜ合わせて合金にすることによって、傷がつきにくいジュエリーの地金が出来上がるのです。
また、金を他の金属と混ぜ合わせることによって「ピンクゴールド」「イエローゴールド」「ホワイトシルバー」などさまざま色味ができるのも合金の魅力になります。
金750の意味は?
ネックレスや指輪などの刻印には「750」などの数字が記載されているものがあります。これはその金の純度を指します。
金はその純度によって24分率で表され、
- 24K/24金:金99.9%
- 22K/22金:金91.6%
- 18K/18金:金75%
- 14K/14金:金58.5%
- 10K/10金:金41.6%
- 9K/9金:金37.5%
上記のように「18K」や「18金」などで刻印がされます。
1000分率で表す刻印
では「金750」はどういう意味なのでしょうか?
金の純度を表す刻印には、24分率のほかに1000分率で示されている場合があります。
- 24K/24金:999
- 22K/22金:916
- 18K/18金:750
- 14K/14金:585
- 10K/10金:416
- 9K/9金:375
1000分率で示すと金750は18K/18金と同等の純度を持つ金であることがわかります。
イタリアなどの刻印に多い
1000分率で示す金の刻印はイタリアなどの海外製品に多いのが特徴です。カルティエやティファニーなどの高級ブランドの製品も「750」などの1000分率で示す金の刻印を採用しています。
刻印は金の純度のほかに国によっても違っており、イタリアは「ITALY」の文字や金属の種類・純度・星のマーク・数字・アルファベットなどの構成で刻印されているものが多いです。他にも「FI」=フィレンツェ、「TO」=トリノなど地域を表すアルファベットが刻印されているものも存在します。
国の中でも製品によって刻印が異なるのはイタリアでは刻印は義務ではなく、あくまで任意となっているからになります。ちなみに日本でも刻印は義務化されていません。
金750の相場は?
金750の相場を調べるには18Kの相場を調べれば問題ありません。
2024年6月現在の金750の買取相場価格は1グラム9,500〜10,000円の間に位置しています。
金750の価格相場は世界情勢の影響もあり2020年以降、特に高騰し続けています。ただし、相場は常に変動しており、このまま高騰し続けるのか、それとも急に下落するのか、判断がしづらいのが実情です。
現在、金アクセサリーは中古市場でも需要が高くなっており、買取価格も高騰しています。
不要の金750/18Kアクセサリーをお持ちの方は金が高騰している今、買取に出すことをオススメします。
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