金相場とインフレの関係|インフレを発生させる3つの主な要因

金相場とインフレの関係|インフレを発生させる3つの主な要因

「インフレ」とは、「インフレーション」の略称で、物価の持続的な上昇を意味する経済用語です。同じ量・質の商品やサービスの価格が、時間の経過とともに高くなる現象を指します。
インフレは、国や世界の経済状況を説明する際に用いられる単語であり、経済と密接に結びついている金相場にも関連性の深い言葉です。そこで今回は、金相場とインフレの関係やインフレの主な発生要因について解説します。インフレによる金相場の変動を正しく理解することで、適切なタイミングで金を購入・売却する知識を身につけましょう。

金相場とインフレの関係

金相場とインフレには密接な関係があります。具体的には、インフレが進むと経済が不安定になることから、安全資産としての金を購入する方が増えて価格が高騰します。歴史的に見ても、金はインフレの時期に資産を保護する強力な手段として機能してきました。

インフレの発生要因

経済の周期において、インフレは避けられない現象のひとつです。インフレの発生要因を正しく理解することで、金の購入や売却のタイミングを逃す心配がなくなります。こちらでは、インフレの代表的な発生要因を3つご紹介します。

デマンドプルインフレ

「デマンドプルインフレ」は経済成長の裏返しともいえる現象です。経済成長によって景気が拡大し、消費者の購買力が高まることで、市場における総需要が供給を上回る状態になります。その結果、物価が全体的に高騰します。「価格が高くても欲しい」という需要に応える形で企業は商品の価格を引き上げることができるため、理想的なインフレといえるでしょう。

コストプッシュインフレ

「コストプッシュインフレ」は、外部からのコスト増加が引き金となるインフレです。原材料の高騰、労働組合による賃金の上昇要求、税制の変更などが原因として挙げられます。これらのコスト上昇は最終的に消費者に転嫁され、物価の上昇として現れます。値上げによって消費者の購買意欲が減少すると、さらに経済が冷え込む原因になる場合も。インフレと景気の後退が同時に進む現象を「スタグフレーション」と呼びます。

貨幣供給量の増加

中央銀行の金融政策がインフレの要因となるケースもあります。特に、貨幣供給量を増やす場合、貨幣の流通量に対して商品の流通量が少ない状態となり、現金の価値が相対的に下がることで物価が上昇します。こちらは、経済危機などによって大規模な政府支出が行われる際に顕著に見られる現象です。

金価格が上昇する理由

ポイント
金価格が上昇する要因は、インフレ以外にもさまざまなものが挙げられます。こちらでは、代表的な理由を3つご紹介します。

地政学的リスクの増加

戦争やテロなどが発生し、国際的な緊張が高まるタイミングでは、現金に対する信用が低下し、安全資産である金の需要が高まります。近年では、ロシアによるウクライナ侵攻によって金価格は急騰しました。

中央銀行による金の購入

各国の中央銀行は、外国為替準備の一部として金を保有しています。中央銀行が金の購入量を増やすと、市場に流通する金の量が減少し、需要が高まることで価格が上昇します。

実質金利の低下

実質金利が低下すると、金の保有コストが相対的に低くなります。金には利息や配当などのインカムゲインがありません。そのため、実質金利が低い状態が続くと金への投資需要を高め、価格を押し上げる要因となります。

まとめ

今回は、金相場とインフレの関係やインフレの発生要因、金価格が上昇する理由について詳しくお伝えしました。インフレは経済の周期における避けがたい現象であり、その原因は多岐にわたります。インフレになると金価格は上昇するケースが多いため、金を取引する最適なタイミングといえるでしょう。
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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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