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【更新:2024年11月21日】金相場の今後の流れを読むために

【更新:2024年11月21日】金相場の今後の流れを読むために

金の取引を検討している方にとって、「今後の金相場がどうなるのか」は重要なポイント。
もし今後、「金相場が上がる」と予測すれば、今が買い時ということになります。
反対に「下がる」と予測されるなら、今が「売り時」と言えるのかもしれません。

金相場が今後どうなるのかという予測について、これまでの流れと金相場に影響を与える要因を交えて解説していきます。
金取引に慣れていない方にとって、相場を読むのは難しいことです。今後の金取引の参考にしてみてください。

2024年金買取相場急上昇中!!

10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!!

金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。

過去最高相場の金買取について詳しくはこちら

金買取相場価格 推移グラフ

基準指数(円)

期間(日単位):

開始日が終了日より後になっています

から

終了日が開始日より前になっています

※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。

金の査定額をスグに知りたい方は「オンライン買取」をご利用ください

2024年10月に金価格最高値を更新

2024年10月31日に金1グラム15,025円まで金価格が高騰しました。2024年だけですでに複数回の最高値を更新しています。日々金価格は上下に変動していますが、月単位で見ればここ数年は年々価格は上昇している傾向にあります。

これまでの金相場をチェックする

毎日動く金相場。一日あたりの値動きはわずかですが、年単位でチェックしてみますと、意外と大きく動いていることがわかります。

金価格は2000年代に上昇

金価格年次平均(円/g) 年次最高金価格(円/g)
2000年 1,014円 1,140円
2001年 1,105円 1,229円
2002年 1,296円 1,402円
2003年 1,399円 1,510円
2004年 1,472円 1,548円
2005年 1,619円 2,088円
2006年 2,287円 2,562円
2007年 2,659円 3,070円
2008年 2,937円 3,339円
2009年 2,951円 3,475円
2010年 3,477円 3,807円

参考:田中貴金属工業

2000年代に入りますと、金の価格は大きく上昇していきます。

ここには、以下のような要因が関連していました。

  • テロや戦争など、地政学的なリスクが高まったこと
  • 金ETFの登場で、金への投資が容易になったこと
  • 原油価格の高騰
  • 金融危機の拡大

2001年に起きた米国テロ事件は、人々に大きな衝撃を与えました。
それまで「ドルを買っておけば間違いないだろう」と考えていた投資家たちが、リスクヘッジのため金を購入するようになったのです。

また2000年代以降に登場した「金価格連動型上場投資信託(金ETF)」は、金への投資をより容易にしました。
これにより、そのほかの資産とともに一定割合の金を保有する投資家が増えたことで、金相場はさらに上昇していきます。

また原油価格が高騰すれば、インフレへの懸念が高まります。
金はインフレ対策としても有効だとされていますし、金融危機が拡大した際も、安心して保有できます。

こういったポイントから、金を保有したいと考える方が増えた結果として、金相場が大きく上昇した、というわけです。

2011年以降は高値水準をキープ

2011年以降は高値水準をキープ

2011年から2023年現在にかけて、日本における金価格は、急激に上昇をしており、4,000円代~9,000円代の高値水準をキープしています。

金価格年次平均(円/g) 年次最高金価格(円/g)
2011年 4,060円 4,745円
2012年 4,321円 4,677円
2013年 4,453円 5,084円
2014年 4,340円 4,745円
2015年 4,564円 4,985円
2016年 4,396円 4,655円
2017年 4,576円 4,751円
2018年 4,543円 4,827円
2019年 4,918円 5,343円

参考:田中貴金属工業

世界ではドルを使って取引されている金。
実は2011年以降、ドル建て金価格は1トロイオンスあたり1,200ドル前後まで下落しています。

日本における金価格がそれほど下がらなかったのは、円安が進行したためです。

日本における今後の金相場を予測するためには、

  • ドル建て金相場
  • ドル円為替相場

これら2つの相場情報をチェックする必要があります。

金相場は常に変動します。売却にベストな頃合いを見定めるため、金相場のこまめな確認は大切です。「なんぼや」は最新の金・貴金属の買取相場を公開しています。

相場のグラフを確認することも出来ますので、金・貴金属の買取価格が上がっているのか簡単に確認することも出来ます。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

金・貴金属の相場価格についてはこちら

2011年の南欧債務危機や2015年の上海ショックなどによる不安定な世界情勢の影響により、金の価値に注目が集まり、より信用のある金を求める人が多くなり、金の価値がさらに上昇しました。

2020年から金価格が大きく高騰

金価格年次平均(円/g) 年次最高金価格(円/g)
2020年 6,122円 7,063円
2021年 6,402円 6,897円
2022年 7,649円 8,154円
2023年 8,834円 9,935円

参考:田中貴金属工業

2020年から始まったコロナショックによる世界情勢の不安から世界的に経済が停滞し、世界的に信用のある金へ乗り換える人が一気に増えました。これにより金への需要が拡大し、金価格は急高騰していきます。
2010年からの10年間の金価格が4,000円から5,000円の間をゆるやかに上昇していましたが、2019年から2020年の1年で金の平均価格は1,000円ほど上昇し、ウクライナ問題の発生により、さらに金価格は高騰しています。

今後の金相場は専門家でも意見が分かれる

今後の金相場は専門家でも意見が分かれる

金は世界中で取引されている貴金属で、さまざまな要因の影響を受けやすいことから、「今後の流れ」を予測することは簡単ではありません。

海外における金相場が上がり、なおかつ円安が進行すれば、今後の金相場は上昇すると考えられるでしょう。
一方で海外の金相場が下がり、さらに円高が進行すれば、金の価格は下落していきます。

「まだ金相場は上昇する」と見る専門家もいれば、「今後は下がっていく」と見る専門家もいます。
両者の予測をチェックした上で、自分なりの今後の予測を立てることが必要です。

需要増と供給減により、金相場は上がる

今後「金の相場は上がる」と考える理由としては、「中国やインドの急成長によって、金の需要が増えること」と、「採掘される金の量が減少することで引き起こされる供給減」が挙げられます。

地球上に眠っている金の埋蔵量は決まっており、その中で人間が採掘できる範囲にある金は、非常に限られています。

産出される金の量が減っているにも関わらず、多くの人が求めるようになれば、需要と供給のバランスにより、自然と金相場は上昇していくでしょう。

アメリカの経済が好転すれば金相場は下がる

一方で金の相場は、アメリカの経済状況と深く関わっています。
アメリカの経済が好調なときには、わざわざ「安全資産」である金を購入する必要はありません。

保有していても何も生み出さない金よりも、別のところへ資金を回した方がもうかるからです。

この流れを読んだ投資家たちが金を売却し、ほかの投資先を求めるようになれば、金相場が下がることも予想されます。

2023年の金相場予想!金価格は暴落する?

2022年に入ってから、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響を受けて、金の価格は日本国内で過去最高価格を記録しています。では、2023年以降の金相場はどのように変動するのでしょうか。

金価格高騰の背景

年々金の価格が高騰しているのは、金の需要が高まったことや、金が投資の対象になったことが関係しています。近年はスマホやパソコンなど、精密機械の部品に使用される機械が増え、金の需要が高まっています。
また、新型コロナウイルスの終息の目途が立っていないことも要因の一つです。世界経済の先行きが不透明なままのため、世界中の投資家が実物資産である金に投資しているといいます。

2022年になるとロシアによるウクライナ侵攻が始まり、金価格は1グラム8000円まで高騰しました。ウクライナショックにより紙幣や株価に対する信用度が低下しており、投資家の意識が不変資産である金に向けられているためです。
さらに2022年は、円相場が一時1ドル150円を超えるなど、歴史的円安といわれています。金は世界では米ドルで取引されますが、日本国内では円に換える必要があるため、円安は金価格の高騰につながるのです。

昨年2023年はアメリカの「シリコンバレー銀行」「シグネチャー銀行」の経営破綻スイス第2の金融大手だった「クレディ・スイス」の経営不安の拡大と世界の国々で貨幣への不安が蔓延しており、金を購入する人が増えています。

2023年、金価格暴落の可能性は?

金価格が下がる条件として、世界情勢の安定や金利の上昇、米ドル価値の上昇などがあります。新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻が終息に向かえば、金価格下落の要因につながるでしょう。
2024年はコロナ禍を脱し、世界中で日常が戻りつつあります。しかしウクライナ情勢やパレスチナ問題などの世界情勢の不安は依然続いている状況です。
さらに、2024年はアメリカの大統領選が行われます。これによりアメリカの経済状況は大きく変化する可能性があり、金価格への影響も多くあるでしょう。

金相場の今後は時期によっても予測が変わる

金相場の今後がどうなっていくのかに対して、「長期保有」を前提に考えるのか、それとも「短期保有」を前提にして考えるのかによっても、予測は大きく変わってきます
金の産出量が減っていることから、緩やかに相場は上昇していくと思われますが、短期的には、そのほかの要因から一時的に相場が下がることも予想されます。

金投資を見据えて今後を読む場合には、自身の投資スタイルや投資の目的についても考慮した上で、検討するとよいでしょう。

現在金製品の買取相場が上がっています
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現在金・貴金属の相場が上がっています、歴史的な高値を記録している今のうちに売却を検討してみてはいかがでしょうか?

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水野崇

水野様

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

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