【更新:2024年3月】金相場急落 条件と可能性を探る

【更新:2024年3月】金相場急落 条件と可能性を探る

金への投資を検討し始めたときには、「損をする可能性」について考えておかなくてはいけません。
金の価格は上昇傾向にあるといわれていますが、わけもわからないまま、金投資の世界へと身を投じるのは危険です。

相場とは、上がるときもあれば下がるときもあるもの。相場を読んだ上で行動することが大切です。
金の場合も「急落」という可能性はあるのでしょうか。

投資情報系サイトでは、投資対象としての金の魅力について中心的に語られていますが、金の急落リスクについての情報はあまりありません。

特に最近は、新型コロナウイルスの感染拡大にともない金やプラチナ、パラジウムの相場が乱高下しています。そのリスクを把握した上で、投資を検討しなければなりません。投資を始める際は魅力だけではなくリスクについても知っておくのが鉄則です。

今回は、投資を始める前に知っておきたい金相場の急落について、解説していきます。


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金相場急落 金の相場が急落する条件とは

初めて金を購入する際に、気になるのが「金相場が急落する可能性」です。
ほかの投資対象と比較して、安定性が魅力といわれる金ですが、これまでの相場をチェックしてみますと、上がったり下がったりを繰り返していることがわかります。

投資対象としての金とどのように向き合っていくべきかを知るためにも、「急落の可能性」について考慮しておくことが重要です。
では具体的に、金の相場はどのような条件が重なったときに急落する可能性が高いのでしょうか。5つの条件をまとめます。

  • 金の供給量が増える
  • 金の需要が減少する
  • 世界経済が安定し、金以外の投資対象の魅力度が上がる
  • テロや戦争など、地政学的リスクが極めて低い
  • 世界的な富豪や投資家たちが、金の買い占めを行わない

金だけにとどまらず、市場に出回っている量が潤沢で、なおかつ多くの人に求められない商品は、価値を下げていきます。
さらに金ならではの特徴として、「様々なリスクに対応できる一方で、所有しているだけでは何も生み出さない」というものがあります。

戦争やテロ、そしてあらゆる経済リスクが低く、順調に経済成長を遂げているような場合には、「金」よりも「株」などの持つことで利益を生むものに投資をした方がはるかにもうかるでしょう。

対して、反対の事実も当てはまります。株など一般的な投資対象のリスクが懸念されているタイミングでは、金に信頼が集まる傾向があるようです。
特に以下の3点に関する状況に変化があれば、金相場の動きも変化すると考えられています。

・ドル上下動
・米金利上下動
・景気動向および世界情勢(各国の緊張状態など)

通常、米金利が上昇すればドルが高騰し、金価格は下落。逆に米金利が低下するとドルも下落し、金の相場が高騰します。
金の相場はドルと米金利、それぞれと逆相関関係にあるわけです。また、世界情勢も金の相場に影響を与えます。

実際に、投資ニュースでは株が不安定になっているタイミングで金の保有量が上昇しているという事実が報道されています。過去に急落した例をいくつか見ていきましょう。

・ソ連崩壊にともないドルが高騰し、金相場が急落。国内価格は史上最安値となる865円を更新(1999年9月)
・リーマンショックにより世界的な金融危機に。金の国際価格は681ドル/1TOZ、国内価格は2,104円まで急落(2008年10月)
・キプロス問題により投資家心理が悪化。国際価格が1TOZあたり1,501ドルから1,360ドルまで急落(2013年4月15日)

※TOZ:トロイオンスのこと。金貨の質量の計量に用いられる単位
※国際価格と国内価格の両方を記載

もし世界の富豪や投資家たちの間に、「金を購入してリスクに備えるなんて、ナンセンスだ」という考え方が広まれば、「金相場の急落」というシナリオもあり得るのかもしれません。
しかし、「有事の金」という評価からもわかるとおり、長期的に保有する投資対象としての揺るぎない信頼性は崩れていません。

2020年4月現在、世界は新型コロナウイルスの脅威にさられています。この“コロナ・ショック”を受け、“安全資産”と謳われる金に着目する投資家が急増。
同年3月の国際価格は1,691ドル/1TOZまで高騰し、その勢いは止まることを知りません。まさに「有事の金」が注目されている状況といえます。

もし今後、採掘量が増えたとしたら?

金は、極めて稀少な貴金属であり、その点が高く評価されています。古くから金とともに歩んできた人間は、すでに多くの金を、地球から採掘してしまったといわれています。

ここで気になるのが、「もしもこれから、新たな金鉱脈が発見され採掘量が増えたら、金相場はどうなっていくのか」という点です。
金を欲しがる人が増えたとしても、それ以上の供給量が確保されれば、当然金相場の急落にもつながり得るといえるでしょう。

現在、人間が金の採掘を行える範囲は限定的です。今後の技術革新により、これまでよりも多くの金を採掘できるようになるかもしれません。

しかし、地殻に近い場所や海底の金を採掘しようとすれば、その分採掘コストはアップすることになります。その費用を回収するためには、やはり金の価格を上げなければいけません。

つまり、理論上採掘可能な量があったとしても、現実的な供給量が増えるとも、金の価格が下がるともいえないということです。

実際に金の供給量は残されている資源の問題よりもコスト的な問題で頭打ちとなっています。
たとえ新たな技術が生み出され、金の採掘量が増えたとしても、金相場が急落する可能性は低いのではないかと予想されています。

金は長期的にみれば安定した相場を維持しています。ただ、金相場は日々変動するため、昨日・今日・明日では金額が異なります。

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金相場急落 長期的にみれば急落の可能性は極めて低い

長期的にみれば急落の可能性は極めて低い

投資対象としての金の評価は今後も揺らぎそうにありません。
近年は、電子機器などの部品素材として工業利用するケースも目立ってきています。

多くの方がスマートフォンやタブレットなどの携帯端末を所持していることを考えますと、金を工業利用する例は今後も増えていきそうです。
こうした人類の歩みをチェックしてみますと、金を必要としない生活を送っていくのは、非常に難しいことだといえるでしょう。

新興国の発展とともに、金の需要は今後も高まり、長期的にみれば急落の可能性はとても低いのではないかと考えられています。2000年代に入り、大きく上昇した金相場ですが、専門家の中には「まだまだ安い」と捉えている方も多くいます。
自身の資産を守るために、一定割合を金に換えておこうとする投資家も少なくありません。

短期的には金相場急落への警戒も必要

長期的には、急落の可能性が低いといわれる金。しかし短期的な目線でみれば、少し状況が変わってきます。

世界の金の動きが原因で、相場が大幅に下がることもあり得るでしょう。実際にここ数年、世界の金相場は下落傾向にありました。
金以外の投資対象の魅力が上がったことで、金を売ってほかの投資を行う方が増えてきたのです。


例えば、プラチナ投資です。宝飾品や自動車製造において需要の高いプラチナは、金同様に人気のある投資対象です。

ただし、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、現在はプラチナの国際価格が急落。主な要因は欧州における感染者急増、産出元となる南アフリカの採掘工場閉鎖などです。

コロナウイルスの収束に合わせ、いずれ国際価格は大きく反発するでしょう。しかし、収束の目処が立たない以上、しばらくは相場の乱高下が頻発すると予想されます。

これはパラジウム投資も同様です。2020年2月に史上最高値(2,789ドル/1TOZ)を付けたパラジウムですが、新型コロナウイルスによる感染者急増を受けて需要が低迷。1ヶ月後には1355ドル/1TOZまで下落しました。

そして、金。相場が安定しやすい金においても、新型コロナウイルスの影響は避けられませんでした。現状は高騰が続いているものの、平時よりも相場は乱高下している印象です。
もし、短期的目線で金の売却を検討しており、「できるだけ多くのもうけを出したい」と思っているのであれば、売却時期は慎重に決定するのがオススメです。

ドル建てである点に注意

「日本での買取価格」という点で金の価値を考える場合、金そのものの価値のほかにも意識しなければならない要素があります。それが、為替の変動です。

通常、金はドル建てで取引されます。一方、日本で金を売却する際は当然ながら円建ての取引です。これは、国際的な投資対象である金ならではの注意点です。

ドル建ての金相場が急落している場合も、その下がり幅が円建ての場合と一致しているとは限りません。最終的な価値判断は円建てで行う必要があります。

近年の日本における金相場は、円安の影響を受けて、海外ほど値下がりしていません。
日本ならではの事情も踏まえて、適切な売却タイミングを見極めてください。

化学的な性質に裏付けられた普遍の価値

人類史上、金の価値は変動を続けています。ときには、急落といわれる価値変動も起きました。
しかし、それもあくまで重要と供給のバランスによるものであり、金そのものの価値がなくなったことはありません。

この価値は、金の化学的な性質に由来しています。
金は極めて酸化や腐食に強い金属です。さらに、一度溶解したとしても再び金として再生できます。

まさしく「なくならない金属」である金は、価値も普遍です。この事実は投資対象として絶対的な安心感につながります。「価値急落の可能性が低い」という評価は、この化学的性質に裏付けられているのではないでしょうか。

近年金相場は、オリンピック開催で上昇すると言われています。

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金相場急落 化学的な性質に裏付けられた普遍の価値

人類史上、金の価値は変動を続けています。ときには、急落といわれる価値変動も起きました。
しかし、それもあくまで重要と供給のバランスによるものであり、金そのものの価値がなくなったことはありません。

この価値は、金の化学的な性質に由来しています。
金は極めて酸化や腐食に強い金属です。さらに、一度溶解したとしても再び金として再生できます。

まさしく「なくならない金属」である金は、価値も普遍です。この事実は投資対象として絶対的な安心感につながります。「価値急落の可能性が低い」という評価は、この化学的性質に裏付けられているのではないでしょうか。

金相場急落 長期保有を視野に少しずつ買い増しを

長期保有を視野に少しずつ買い増しを

初心者でも金投資をスタートしたい!と思ったときには、長期的上昇トレンドをつかみ、少しずつ購入するのがオススメです。

長期的にみれば急落の可能性が極めて低い金は、魅力的な投資対象だといえるでしょう。
とはいえ、金は保有していたからといって、現在の懐事情を潤してくれるわけではありません。
また売却タイミングによっては損をする可能性も十分にありますから、長期保有を前提とした、余裕資金での買い増しがオススメです。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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