Au965の金とは?965の意味や扱う場合の注意点、売るときのポイントを解説
金製品には、「Au965」などの刻印が施されているのが一般的です。
本記事では、965の意味やAu965を扱う際の注意点について説明します。また、売却するときのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Au965とは
Au965とは、タイや中国などで販売されているアクセサリーに多い刻印です。Auは金の元素記号、965とは金の純度を表しています。
タイの金製品市場では、Au965が9割以上も占めているのが特徴です。
Au965の金の純度と表記の意味
まずは、Au965の金の純度と表記の意味について見ていきましょう。
Au965を表す金純度1000分率とは
Au965は金(Au)の合金であり、その名前は金の含有量を示しています。
金は純度を1000分率で表す‰(パーミル)という単位で示され、Au965は金が合金中で1000分の965、つまり96.5%が金で構成されていることを表しています。この純度の高い金合金は、高品質な宝飾品や貴金属製品の製造に使用されます。
Au965は23金
Au965は金の合金で、金の含有量が96.5%であることを表しており、通常は23金として知られています。
金の純度を表す際、100%が金で構成されている24金の方が純度が高いとされます。したがって、金の含有率が96.5%のAu965は、金のパーミル表記で1000分の965を示しており、これは23金相当の高い純度を意味します。
流通量が多い金純度とは
金には、さまざまな純度のものがあり、流通量が異なります。ここでは、特に流通量の多い純度について解説します。
Au1000(24金)
Au1000は金の純度が最も高く、100%の金で構成されています。
また、純金とも呼ばれており、他の金属との合金化が一切ありません。これは一番純度が高い金で、通常は24金として知られています。
純度が高いため、Au1000は他の金合金よりも輝きがあり、深い黄金色の特徴的な色合いです。この輝きは、宝飾品や高級品で特に重視されます。
ただし純金はとても柔らかい素材なので、加工がしやすいものの、宝飾品などの製造時には注意が必要です。
Au916(22金)
Au916は、金が91.6%で構成されています。この合金は22金に相当し、高い純度がありながらも純金(24金)よりも硬度が高いです。
Au916は、イエローゴールドのような美しい黄金色をしています。この色は高い金の含有率によるもので、宝飾品やアクセサリーにおいて魅力的です。
純金よりも硬く、加工や彫刻などがしやすい一方で、宝飾品としての耐久性も向上しています。また、高い金の含有率を持ちながらも、Au1000よりも手頃な価格で入手できることから、高い純度の金を求めつつもコストを抑えたい場合に選ばれます。
Au750(18金)
Au750は、金が75%で構成されています。この合金は18金に相当し、純金よりも他の金属との合金割合が高いため、硬度が高いのが特徴です。
Au750も、Au916に近い美しいイエローゴールドの色合いをしています。また、硬度と柔らかさのバランスが取れており、さまざまなデザインに加工が可能です。
このような特徴から、一般的な宝飾品やアクセサリーの製造に広く使用されています。さらに、高い金の含有率を持ちつつも、Au916やAu1000に比べて手頃な価格で取引されており、消費者にとって魅力的な要素です。
Au965を扱う場合の注意点
Au965は、中国では純金として販売されることも多くなっています。特に、中国産の金属「チャン金」や「シナ金」は、同じ純金として販売されている製品でも20~23金と品位の幅が大きいです。
また、Au965(23金)の買取レートがない店もあるため、十分に注意が必要です。
Au965を売るときのポイント
Au965を売る際には、いくつかのポイントがあります。
純度・重量・相場を把握する
Au965を売る際には、まずその金の純度を理解しましょう。Au965は96.5%が金で構成されていますが、正確な純度を知ることは重要です。
また、重量も買取価格に影響する要因の一つです。製品の重さを正確に測定し、金の相場を確認することで、売却時の価格交渉に有利になります。
Au965の買取実績がある業者に依頼する
次に、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。Au965は高純度の金であり、価値が高いため、取引先の信頼性を重視しましょう。
貴金属専門の買取業者や宝飾品店など、Au965の買取実績が豊富で信頼性が高いところを選ぶと安心です。口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶよう心がけましょう。
まとめ
Au965は96.5%の高い純度で美しい輝きがあり、加工しやすいといった特徴があります。
Au965などの高純度の金は高額で取引されていますが、中国産の金のような純度に幅があるようなものも存在するため、注意が必要です。
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