金相場は20年前より高騰中?金投資のやり方とポイントも紹介!
金相場は、2023年12月には過去最高値を更新し、今後も上昇すると予想されています。コロナ渦や戦争など、政情の不安要素により金の価値は高騰しているのです。
金相場が高騰している今、金への投資を検討する方も増えています。金投資をしてみたいけど、方法がわからない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、これから金投資をしてみたいと思っている方向けに、その方法と損をしないためのポイントも併せて紹介します。
金相場20年前との違いと高騰の理由
最初にお話した通り、近年、金の価値は上昇し続けており買取相場も高くなっている状態です。2003年〜2023年までの金相場推移と、高騰している理由について解説します。
2003年~2023年までの金相場推移
20年前の2003年、金の相場は1グラム約1,100円でした。2023年12月には過去最高値である10,928円/1グラムを記録しています。
1970年〜1990年代の上昇・下落を繰り返していた時代もありました。金相場は10年前まで、大きな変動はありませんでしたが、2019年を境に緩やかに上昇し続けているのです。
現在、金は希少価値が高く、資産運用方法のひとつとして注目されています。過去に購入した金の売却を考えるなら、最高値を更新している今がチャンスともいえるでしょう。
20年前に比べて金の価値が上昇している理由
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天然の鉱物である金は、無限に生成されるものではないため、採掘量は多くありません。
しかし、現代人になくてはならない電子機器、パソコンやスマートフォンなどの中に金が使用されているため、需要が高くなり価値も上がっています。
また、コロナ禍や戦争など、世界情勢の不安定さも金相場高騰の要因です。
株式や債券に比べて、価値がなくなる心配がない金への投資を考える人は少なくないでしょう。
金投資5つの方法とは?
金投資と一口にいっても、その方法はひとつではありません。
損をしないためにも、金投資の方法ごとの特徴を知った上で、金投資の方法を決めることが大切です。金投資5つの方法をみていきましょう。
現物購入
金投資として最初にあげられる方法は、金貨や地金などの現物購入です。金貨などは、宝飾店や貴金属店で購入できます。
金貨には、発行元・国・年代ごとに異なるデザインが施されているものも多く、小売価格も割高です。金の延べ棒は、貴金属メーカーや商社で購入できます。
現物購入のメリットは、必要になったらすぐに換金できる点です。その代わり、紛失・盗難の危険が常について回ります。
自宅での保管が難しい場合は、料金は必要ですが、業者への依頼も可能です。また、金の取引には手数料がかかる点も覚えておきましょう。
投資信託
投資のプロに運用を任せて、複数の資産に分散する方法が投資信託になります。金にも、投資信託という方法があり、証券会社で購入可能です。
投資信託は、手数料が低く、自宅保管ではないため紛失や盗難の心配がありません。
投資信託は少額から投資が可能です。クレジットカードを使った投資なら、手間も最小限に抑えられます。
ただし、投資信託はプロに運用を任せる方法です。購入時にかかる料金に加えて、保有しているだけで手数料がかかる点はデメリットといえます。
金EFT
EFT(上場投資信託)は証券取引所に上場し、日経平均株価や東証株価指数などの特定指数に連動する投資信託です。
株式のように、リアルタイムな市場価値で取引ができます。
通常の投資信託に比べて、信託報酬が低いため長期投資に向いている方法です。EFTは初心者向けではなく、投資の経験である程度持つ人向けの方法になります。
自身の経験や投資スタイルに合わせて、投資信託とEFTの選択をするとよいでしょう。
純金積立
純金積立は、金を毎月少しずつ購入していく方法です。定期積立と定量積立の2種類の方法があります。
純金積立は、貴金属メーカーや銀行などで購入可能です。定期積立は、毎月決まった金額で金を購入する方法で、1,000円単位から積立できる、長期投資向けの方法です。
一方で定量積立は、金のグラムを決めて毎月購入する方法で、金の価値によって購入金額が変動します。
純金積立は臨時で買い増しをすることも可能です。手数料は必要ですが、積立てた金額は現金での引き出しができます。
また、ジュエリーなどの等価交換にも対応可能です。現物を扱うわけではないため、紛失・盗難の心配がない点は大きなメリットになります。
ただし、買い付け時に都度手数料がかかるため、取引の際には念頭に置いておくようにしましょう。
先物取引
先物取引は、将来の決められた期日に決められた金額で売買の約束をする取引方法です。証券会社や、専門の業者が取り扱っています。 関連記事金先物取引とは?今日の金相場と関係性について
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そして先物取引は、最初に売買する期日と金額を決めて取引を行う方法といえます。購入時に決めた金額よりも金の価値が下がれば、その分が利益となり、逆に価値が高くなっている場合は損をしてしまうため注意が必要です。
上手くいけば大きな利益を生む方法ですが、大きな損失になってしまう可能性もあります。メリットと同じくらい、リスクが大きい点を理解して取引をしなければいけません。
金投資で損をしないためのポイント
現代では金の相場は高騰しているため、大きな変動は少ないといえるでしょう。しかし、崩れる可能性もゼロではないため、万が一のリスクを意識しておくことも重要です。
金投資で損をしないためのポイントをみていきましょう。
売るのは相場が高騰しているときに
金投資で損をしないためには、売却のタイミングを見極めることが重要です。できるだけ金相場が上昇しているタイミングで、売却をすることが1番のポイントになります。
金相場は、日々変動しているため、相場をチェックしながら高値を更新したタイミングを見計らって売却をしましょう。
近年では高騰傾向にあるため、もう少し上がるのを待つのも一つの方法です。もちろん、予想が外れて下落するリスクがあることも念頭に置いておきましょう。
買取業者は慎重に選ぶ
買取業者の中には、金の買取強化をしている店舗もあります。できるだけ高額での取引をしたいなら、金の買取強化をしている業者が最適です。 関連記事【2023年版】タイの金相場の動向|日本で売却する際のポイント
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金は安全な資産で、価値も高騰しているため、買取業者にとっても魅力があります。金の価値があるからこそ、買取に力を入れている業者は少なくありません。
ただし、買取価格は業者によって変動します。希望の金額で取引するためにも、業者の実績や評判をチェックしながら、複数の業者に査定を依頼して比較するのもおすすめです。
まとめ
20年前に比べて、金の相場は高騰している現代、投資をはじめる人が増えています。
金投資の方法は複数あり、それぞれメリット・デメリットがあるため、自身に合った投資方法を選ぶことが大切です。
金への投資で損をしないためにも、売却のタイミングを見極め、買取業者選びも慎重に行いましょう。
「なんぼや」では金・貴金属の買取を実績多数にて強化中です。金相場が高騰している今、金の売却を検討している方は、ぜひご相談ください。