Pt850のプラチナ|特徴やほかのプラチナ製品との違い、買取相場は?
プラチナのアイテムにはPt1000・Pt950・Pt900など、さまざまな純度があります。「Pt850」のプラチナはどのような特徴を持っているのでしょうか。今回は、Pt850のプラチナの基礎知識や買取相場、高価買取を実現するためのコツなどをご紹介します。Pt850の魅力や買取価値などを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
プラチナの基礎知識

プラチナは希少価値の高い貴金属です。白銀色の美しい輝きを持ち、指輪やピアス、ネックレスなど、さまざまなアクセサリーに使われています。特に結婚指輪や婚約指輪の素材として人気です。プラチナは変色や錆びに強いため、日常的に使用する結婚指輪や婚約指輪に適しているといえます。加えて、白銀のピュアな輝きが結婚のイメージと合うことも人気の理由の一つでしょう。
プラチナとよく似た金属に、金の合金であるホワイトゴールドがあります。ホワイトゴールドは純金に白い金属を混ぜることでつくられている合金です。こちらも白っぽい色をしていますが、金の元々の色が黄金色のため、やや黄みがかった色になることが特徴です。そのため、白い金属であるロジウムでコーティングを施されているケースが多く見られます。
Pt850のプラチナの特徴

プラチナの純度は「Pt○○」の刻印で判断できます。刻印の数字は1000分率で、たとえば純度90%のプラチナは「Pt900」と刻印されます。「Pt850」のプラチナは、純度85%のプラチナであることを意味しているのです。
プラチナの純度は他にも、
- Pt1000
- Pt950
- Pt900
などの呼び方があり、それぞれ、
- Pt1000:プラチナ約100%
- Pt950:プラチナ95%
- Pt900:プラチナ90%
- Pt850:プラチナ85%
という純度になっています。
Pt850はPt999やPt950、Pt900などのプラチナと比較すると、純度が低く価格も安くなります。ただ、割金を加えて強度が高くなっているため、アクセサリーとしての使い勝手は良いことが魅力です。丈夫なため、細いネックレスの素材としても使われます。
また、純度が異なるとプラチナの色味も異なってきます。基本的に、純プラチナよりもPt850のほうが白っぽい色をしていることが特徴です。純プラチナは銀白色であるものの、深みがあり少々黒みがかって見えることがあります。
さらに、プラチナジュエリーの国際基準では、Pt950以上であればプラチナジュエリーとして認められるといわれています。そのため、海外のハイブランドで販売されているプラチナジュエリーは、Pt950以上のものが多く見られます。
対して、日本の場合は基準が異なり、Pt850以上あればプラチナジュエリーとして扱うことができます。Pt850は日本ではよく見られる純度のため、修理やメンテナンスの際に対応してくれる工房が多い点もメリットです。
プラチナ850は黒ずみになりやすい?
プラチナは安定した性質を持っている金属のために希少性が高いといわれています。基本的に変質や変色がしにくく、融点が高く耐熱性にも優れています。一方で金などと同じく延性があるために変形がしやすく、ジュエリーなどに利用する場合は他の金属などと混ぜ合わせて硬度を高める必要があります。そのため、事実上の100%のプラチナは存在しないわけですね。
しかし、プラチナ850などの他の金属と混ぜ合わせ、純度が低くなるプラチナになると、日々の生活での皮脂や汗などの汚れによる経年劣化でプラチナに黒ずみやサビが発生する場合があります。プラチナ850は、85%のプラチナでできているので、そこまで気にする必要はありませんが、可能であれば、プラチナジュエリーを身に着けた際には汚れをふき取ってあげる方が経年劣化を防ぐことができるでしょう。また、洗い物や温泉などに入浴する際も身に着けない方がよいでしょう。
もしも、プラチナに黒ずみが発生した場合は、重曹と熱湯を使って表面を注いであげることで黒ずみを落とすことが可能です。
このときにブラシなどで表面などをこすらずにプラチナジュエリーに重曹をかけて、お湯で洗い流すほどで問題ありません。それでも黒ずみが落ちない場合は、毛先の柔らかい歯ブラシや綿棒などを使って黒ずみ部分を優しく拭いてあげましょう。
プラチナは比較的柔らかい性質を持った金属になります。そのため、磨きすぎることで表面に傷がついてしまうことがあります。黒ずみなどの目立つ汚れがあった場合に洗ってあげる程度で日ごろのお手入れは柔らかい布などでふき取るだけでも問題ありません。それよりも、ジュエリー同士が摩擦を起こして傷がつかないように、個別で保管してあげることが大切です。ジュエリーボックスなどを利用されている方は、仕切りがしっかり入っているものを選ぶとよいでしょう。
Pt850のプラチナの買取相場

プラチナ製品の買取価格は純度に左右されます。2025年3月時点のデータでは、Pt1000の買取相場は1gあたり約5,000円が目安でした。プラチナ850の場合は単純に85%の価格と考えてよいので、同時期のPt850の買取相場は約4,500円ほどになります。このように、Pt850は純度が低い分だけ価格が下がります。相場は日々変動しているため、その日の最新相場をチェックしてみましょう。
| 金価格推移(Pt1000/1g当たりの価格) | 最高価格 | 最低価格 | 平均価格 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | ¥5,492 | ¥4,300 | ¥4,745 |
| 2023年 | ¥4,884 | ¥4,059 | ¥4,437 |
| 2022年 | ¥4,774 | ¥3,621 | ¥4,132 |
| 2021年 | ¥4,481 | ¥3,344 | ¥3,927 |
| 2020年 | ¥3,684 | ¥2,321 | ¥3,114 |
参考:田中貴金属工業
プラチナの価値は金ほどではありませんが、ここ数年で順調に上がっています。5年前が1g当たり3,000円台だったのが、現在は5,000円近くになっています。
プラチナ製品の買取金額の目安は、1gあたりの買取相場とアイテムの重量をかけることで割り出すことができます。ただし、プラチナ以外の金属とのコンビ素材や、宝石がついているアイテムなどは単純に重量を測るのが難しいでしょう。プラチナのみの指輪やネックレスなどであればすぐに測れるため、ぜひ売却前に試してみることがおすすめです。
Pt850のプラチナ製品の高価買取のポイント

Pt850は幅広いアクセサリーに採用されている素材です。ご自宅に使わなくなったPt850のアイテムが眠っているという方も多いのではないでしょうか。ご不要になったプラチナ製品は、貴金属買取査定に出すことがおすすめです。こちらでは、Pt850のアイテムを高く売るために知っておきたいポイントをご紹介します。
複数の買取店に査定を依頼する
買取業者によって最終的な査定金額は異なります。高く売りたい場合、なるべく複数の買取店へ査定に出して買取価格を比較することがおすすめです。少しでも高く買取可能な店を探しましょう。
貴金属買取実績の豊富な店で査定する
「複数店舗で査定したほうが良いとはわかっているけど、いろいろな店に頼むのは面倒くさい……」と考える方も多いでしょう。その場合は貴金属買取実績が豊富な店に絞って査定を申し込むことがおすすめです。
買取店によって、査定に関するノウハウには差があります。実績が少なくノウハウのない買取店では適正価格がわからず、相場よりも安い査定金額をつけられてしまうかもしれません。プラチナをはじめとする貴金属の買取実績が豊富な店であれば、買取相場に見合った適切な査定金額をつけてもらえる可能性があります。
相場の高いタイミングで売る
上記の通り、プラチナの買取価格は変動していきます。相場の高いタイミングで売却することで、より高価格での買取を狙えるでしょう。
また、買取店によってはホームページ上にその日のプラチナ買取価格を掲載していることがあります。純度別の価格が載っていることもあるため、気になる買取店のWebサイトを見てみましょう。
できる範囲できれいにお手入れする
プラチナアイテムの査定時、汚れがついていると買取価格に影響が出てしまうことがあります。ご自分のできる範囲で汚れを拭き取り、お手入れしておくことがおすすめです。
取れない汚れや傷などがある場合、専門店へ修理やメンテナンスに出すこともできますが、修理費が高くついて最終的な収支がマイナスになってしまう可能性もあります。その場合は傷・汚れのあるプラチナでも高価買取可能な業者を探してみましょう。
Pt850のプラチナを高く売るなら「なんぼや」へ
Pt850は割金を混ぜていることで耐久性が高められていることが特徴です。幅広いジュエリーに使われているため、Pt850のアイテムをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
使わなくなったPt850のアイテムがある場合は、処分する前に一度買取査定に出してみることがおすすめです。その際は、ぜひ「なんぼや」のプラチナ買取をお試しください。貴金属買取実績が豊富な「なんぼや」ではPt850のプラチナをはじめ、さまざまな貴金属を高価買取しています。傷や汚れのあるものも幅広く査定可能です。ホームページにて本日の買取相場を掲載しているため、ぜひご覧ください。






























