リーマンショックとは?金・貴金属の相場や、ブランド品買取に与えた影響
買取相場にも大きな影響を与えた「リーマンショック」では、一体どんなことが起こったのでしょうか。ここでは、リーマンショックの概要のほか、金やブランド品の相場に与えた影響までお伝えします。
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リーマンショックとは
リーマンショックとは、2008年9月にアメリカを発端に起こった、世界的な経済危機のことです。リーマンショックの始まりは、アメリカの投資銀行である「リーマン・ブラザーズ」の倒産です。その背景にあったのは、証券化された低所得者向け住宅ローンが原因で金融機関の経営が悪化する、「サブプライムローン問題」でした。経営が破綻したリーマン・ブラザーズの負債総額は6,000億ドルを超え、その規模は史上最大級ともいわれます。リーマンショックの影響はアメリカから一気に世界にまで広がり、世界的な不況や株価の下落を引き起こしました。
リーマンショックによる金相場への影響
リーマンショックが発生した後の変化のなかでも、注目したいのが金相場への影響です。金相場は世界情勢による影響を受けやすく、グローバルな危機やリスクが生じた際に、大きく変動する可能性があります。
リーマンショックの直後には、金相場が一時的に急落したことで有名です。国内外の金相場は、2008年10月に大きく値下がりする結果となりました。田中貴金属工業が公表するマーケット市況情報によれば、2008年10月の海外金相場では、24日に月間最安値の692.50ドルを記録。国内金相場では、28日に月間最安値の2,268円を記録しています。
ところが、こうして下落した金相場は、2009年以降になると上昇傾向へと転じていきます。同様に田中貴金属工業が公表するマーケット市況情報を確認すると、2011年9月の海外金相場では、5日に月間最高値の1,896.50ドルを記録。国内金相場では、6日に月間最高値の4,721円を記録しています。リーマンショックの3年後である2011年には、金相場は当時の2倍以上にまで高まり、歴史的な高値ともいわれる水準に達したのです。アメリカで発生したリーマンショックは、世界の金相場にも甚大な影響を与える出来事となりました。
【出典】
田中貴金属工業「マーケット市況情報 2008年10月の貴金属市況」
田中貴金属工業「マーケット市況情報 2011年9月の貴金属市況」
リーマンショック 不況で金相場が高まる理由とは?
金相場が変動する背景には、需要と供給のバランスがあります。金の需要が多く、供給が少ない場合には、相場が高まります。その反対に、金の需要が少なく、供給が多い場合には、相場が下がる仕組みです。これを踏まえて、不況で金相場が高まる理由として考えられるのは、多くの人が不安定な状況のなか現物資産である金を求めるためです。
「有事の金」ともいわれる通り、金は資産価値の下がりにくい金属として知られています。そのため、不況により経済的なリスクが高まると、資産を守ろうとして安全性の高い金に投資する人が多くなるのです。金は現在でも生産され続けていますが、その生産量を上回るほどに金を求める人がいれば、さらに相場が高まる可能性も考えられるでしょう。
リーマンショックによるブランド品相場への影響
リーマンショックによる影響を受けたのは、金相場だけではありません。一般的に、世の中が不景気になると中古市場でのブランド品の相場も下がると考えられています。その理由は、景気が悪いとブランド品を手放す人が増える一方で、ブランド品を購入する人が減る傾向にあるためです。こうして需要と供給のバランスが崩れた結果、相場が下がってしまいます。
リーマンショックが発生した当時、中古市場におけるブランド品の相場は3~4割ほど下がったともいわれており、ハイブランドの品物も大きく値下がりする結果となりました。こうしたブランド品相場への影響は、今後も起こりかねません。だからこそ、自宅で眠っているブランド品があるときは、早めに査定へ出して、価値を確かめておくことをおすすめします。
リーマンショックまとめ
リーマンショックの概要や、金相場やブランド品相場に与えた影響まで解説しました。世界的な経済危機やさまざまなリスクは、買取市場にも大きな影響を与えます。今後、金やブランド品の買取を検討されているなら、お早めに「なんぼや」での査定をご検討ください。まずは、ご自宅で眠る価値ある品物の価格を確認することから始めましょう。