貴金属アクセサリーの原料となるシルバーはどのようなものがある?
おしゃれには欠かせない貴金属アクセサリー。その中でもシルバーは若者を中心に人気がある貴金属です。そんなシルバーに使われている原料には、実は様々な種類があることをご存知でしょうか。こちらの記事では、金属アクセサリーのシルバーにはどのようなものが使われているのか詳しく解説していきます。
貴金属アクセサリーの原料はどのようなものがある?
シルバーをはじめとする貴金属は、ジュエリーやアクセサリーに用いられる希少な金属のことを言います。他の金属に比べて圧倒的に産出量が少ないため「貴金属 (とうとい金属)」と呼ばれており、以下のような種類があります。
ゴールド
金は貴金属の中でも、最も古くから重宝されてきた金属です。当時の計量方法の24分率での表記が現在でも採用されており、金が100% (純金) なら24金になります。75%であれば18金 、そして10金は41%の金が使われていることになります。
金は単体だと柔らかいため、曲がりやすく傷つきやすいので、銀や銅などの他の金属を混ぜることで強度をコントロールします。
また、銀と銅の割合によって色に変化をつけることもできます。
プラチナ
プラチナは銀や金に比べて新しい素材で、日本で特に人気があります。金と同じように、ジュエリーとしての扱いやすい点や耐久性が人気の理由です。
混合素材はパラジウムや銅がよく使われます。色ではなく硬さを目的として混ぜられます。通常、Pt900 (90%) のプラチナが一番よく使われます。
シルバー
シルバーは単体だと金属アレルギーを起こしにくい素材です。 関連記事銀の特徴とは|用途や資産価値、ジュエリーとしての魅力
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プラチナと同じように、こちらも少量の特殊な金属を混ぜて加工されていることが多いです。
シルバーを貴金属アクセサリーの原料にするメリット
貴金属アクセサリーの原料としてシルバーを利用するメリットをご紹介します。
ゴールドに比べて安価
原料の値段を抑えることができれば商品の値段も抑えることができます。安価であれば、気軽にコーディネートを楽しめます。
加工しやすい
シルバーは柔らかく加工がしやすいため、様々なデザインに対応ができます。
アレルギー反応が起こりにくい
もちろん個人差はありますが、シルバーのみを使用したアクセサリーならアレルギーが起こりにくいと言われています。
シルバーを貴金属アクセサリーの原料にするデメリット
貴金属アクセサリーの原料としてシルバーを使うメリットをご紹介してきましたが、下記のようなデメリットもあります。
表面が黒ずみやすい
メッキがかかっていないシルバーは徐々に黒くなります。これは空気中の硫化水素や水分中のオゾン、二酸化硫黄と反応して起こる硫化という現象です。 関連記事シルバー製品の黒ずみは何が原因?落とし方や予防方法
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純銀では柔らかすぎる
シルバーは金属としては柔らかい素材です。加工方法やアイテムによっては宝石のついたデザインの石が外れやすくなってしまいます。
貴金属アクセサリーの原料としてのシルバーはどのようなものがある?
貴金属アクセサリーの原料として使われるシルバーで、最も多く使用されているのはスターリングです。
金は24分率を使って計量しますが、シルバーは1000分率で表されます。
一番多く使われる原料のスターリングシルバーは、「SV925」と表記され、銀が92.5%のものを指します。 また、銀が95%のSV950もよく使用されます。
シルバーアクセサリーが黒ずまないように
先ほどご説明したように、シルバーアクセサリーは純度が高いと硫化が起きやすく黒ずんでしまいます。でもせっかくならシルバーの輝きをそのままに使用したいですよね。
綺麗な状態で使用したい方におすすめなのが、メッキ加工されたシルバーを選ぶという方法です。
メッキ加工されている場合、メッキが剥げるまで光沢が続く
メッキ加工されている銀はメッキが剥げてしまうまでは光沢が続きます。少しでも綺麗な状態を保ちたい方は、そのような商品を選ぶことも大切です。
ロジウムメッキやニッケルメッキを使用
メッキ加工にはロジウムメッキやニッケルメッキという種類があります。
ニッケルメッキがかかっているシルバーアクセサリーは金属アレルギーを起こしやすいので、メッキの種類の確認をすることをおすすめします。
まとめ
貴金属アクセサリーのシルバーの原料がどのような種類があるのか、貴金属の種類やメリットデメリットもあわせてお伝えしてきました。貴金属は希少価値のある金属のため、定期的なメンテナンスをしてよい状態を保ちましょう。今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
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