金のくすみ、変色を防ぐ手入れ方法を紹介!アクセサリーを外した方がいい場所は?
キラキラと美しい光沢を放つ金製品ですが、その輝きを保つためには適切な手入れが大切です。
今回は金のくすみや変色を防ぐための効果的なお手入れ方法について解説します。さらに、金のアクセサリーを外しておいた方がいい場所やシチュエーションも紹介。金製品の美しさと価値を維持するためにご参考ください。
金のくすみ、変色の原因は?
金のくすみや変色には、大きく分けて次の3つが原因と考えられます。
酸化
汗や皮脂などの水分、塩分、油分などが付着して、そのまま放置すると酸化し、黒ずみやくすみが発生します。割り金の種類によってはさびが発生することもあります。
化学反応
化粧品などに含まれる成分と反応して、変色することがあります。
摩擦・衝撃
摩擦や衝撃によってできた傷や経年劣化による摩耗により、くすみが生じます。
金の純度ごとに異なる「手入れのポイント」
金は純度が高いほど、汗・皮脂に強く、変色しにくい特性があります。ここでは、アクセサリーとして人気が高いK24、K18、K14それぞれで気をつける手入れのポイントを解説します。
K24の手入れのポイント|衝撃に注意
K24(24金)は金の純度99.9%。汗や皮脂の影響はあまり受けません。ただし衝撃に弱いため、落としたりぶつけたりしないように気をつけましょう。
K18の手入れのポイント|定期的なメンテナンスでOK
K18(18金)は金が75%に、その他の割り金を25%配合した素材です。金の比重が高いことから、くすみ、変色に強く、硬度も高め。長年使っていたら黒ずみが出るため、定期的にメンテナンスしてください。
K14の手入れのポイント|大敵の汗・皮脂に気をつけて!
K14(14金)は金の純度が低いため、くすみ、変色が発生しやすい特性があります。汗や皮脂が付着したら、都度拭き取るよう心がけてください。
金のくすみや変色を防ぐための「日常の手入れ」
金製品のくすみ、変色を防ぐには日常のメンテナンスが大切です。使った後は傷つけないよう、柔らかい布で汗や皮脂を拭き取って、ケースに収めて保管しましょう。
布は眼鏡用クロスで代用できますが、できればアクセサリー専用のクロスの方が安心です。
ケースはアクセサリー同士がぶつからないよう、単体で収納できるものが理想的です。ネックレスならチェーンを伸ばした状態で収納できるものがいいでしょう。
金のくすみや変色を防ぐための「特別な手入れ」
日常から小まめに手入れしていても、時間の経過ととも汚れは蓄積されてしまうもの。くすみ、汚れが目立ってきたら、次の方法を試してみてください。
中性洗剤で洗浄
ぬるま湯に中性洗剤を入れて15~30分ほどつけ置きした後、流水でしっかりすすぎましょう。K18やK14の場合、汚れがひどいようなら毛先が柔らかい歯ブラシなどで、汚れを払い落としてください。ただし、強くこすると傷がつくため、フェザータッチで優しく手入れしてください。
宝石や天然石が付いたアクセサリーの場合、中性洗剤に反応するものがあるため、必ず事前に確認しましょう。
アンモニア水で洗浄
中性洗剤で落ちない場合は、アンモニア水を試してみましょう。アンモニアを6倍の水で薄めてつけ置き洗いをしてください。洗浄力が非常に強いため、浸し過ぎず、様子を見ながら、汚れが浮いてきたらすぐに流水できれいに洗い流してください。
宝石や天然石が付いたアクセサリーの場合、アンモニアに反応するものもあるため、必ず事前に確認しましょう。
専門店に相談
中性洗剤でも、アンモニア水でも汚れが落ちなければ、専門店に持ち込んでメンテナンスしてもらうことをおすすめします。超音波洗浄器を使えば、傷つける心配もなく、手入れの行き届かない細部の汚れまできれいに除去してくれます。
金のアクセサリーを外した方がいい場所
金は比較的劣化しにくく、扱いやすい貴金属のため、毎日肌身離さず着用している方もいるでしょう。しかし金の劣化を防ぐために、外しておいた方がいいシチュエーションもあります。特に次の場所での着用は控えるのが無難です。
海・スポーツ
塩分は吸湿性が高く、金属に塩が付着するとさびが発生しやすくなります。海水に浸けたり、スポーツで汗をかいたりしたときは、早めに拭き取るようにしてください。
プール・温泉
銅は塩素と、銀は硫黄と反応して変色します。K18やK14の割り金には銅や銀を使うことが多いため、同様に塩素や硫黄に反応して変色する可能性があります。プールや温泉へ行く際は特に注意してください。
スキー・サウナ
金は熱伝導性が高い特性があります。雪が積もった屋外で長時間身に着けていると凍傷、サウナの中ではやけどのリスクが生じます。最初は何ともなくても、知らないうちに低体温症や低温やけどを引き起こす危険もあるため、十分に気をつけてください。
水気のある場所
本来、金はさびにくい素材ですが、割り金に銅や鉄などが配合されている場合はさびる可能性があります。さびの原因を作る水気のある場所に放置するのは避けてください。もちろん、水分が付いたらきれいに拭き取って、乾燥した状態にしておくことが大切です。
まとめ
金のくすみや変色は、日頃の手入れが肝心です。経年劣化によって知らないうちに蓄積した汚れも、中性洗剤やアンモニア水を使うなど、特別な手入れをすることで再び美しい輝きを取り戻せます。そこまでやっても期待通りにならない場合は、専門店に持ち込むのがいいでしょう。
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