プラチナとシルバーを徹底比較!色や価値、強度の違いを解説

プラチナもシルバーも、銀色の輝きが魅力的な金属です。一見するとよく似た見た目をしていますが、比較してみるとその性質や特徴は大きく異なります。
どちらもジュエリーやアクセサリーによく使われていますが、それぞれの特性の違いなどを把握してからの購入がおすすめです。そこで今回は、プラチナとシルバーの色や価値、強度の違いを解説したうえで、それぞれのお手入れ方法をご紹介します。購入するアクセサリーの素材選びに迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。 2025年金買取相場急上昇中!! 2月04日(火)現在1gの相場が15,329円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
プラチナとシルバーの色に違いはある?
プラチナもシルバーも、白っぽい銀色と表現されることが多く、見た目は非常によく似ています。どちらの金属もアクセサリーで多く使用されていますが、それぞれ色味や印象は異なります。
プラチナは、別名「白金」と呼ばれることもあるように、白い輝きが特徴的です。酸化に強く宝石の輝きを引き立てるため、結婚指輪などに多く使用されます。純度の高いプラチナほど黒っぽく控えめな輝きを放ち、落ち着いた上品さが魅力です。
シルバーは、化学変化に耐性があり加工しやすいため、ジュエリーに多く使用されています。可視光線の反射度が98%と高く、白っぽい明るい輝きが魅力です。独特の光沢が特徴ですが、肌なじみが良く、クールな印象を与えてくれます。
プラチナとシルバーの価値の違いは?
プラチナは希少価値が高く、高値で取引される金属の一つです。産出場所が限られており年間産出量も少ないため、価格は高価になる傾向です。しかし近年は、プラチナの価格相場は減少傾向にあり、金を下回るほどになりました。プラチナはジュエリーとしての需要よりも、自動車産業における需要の方が高い傾向にあります。そのため、自動車の売れ行きによって価格が変動しやすい金属といえます。
シルバーは、プラチナと比べるとかなりリーズナブルな金属です。2022年12月時点では、プラチナが4800円台で取引されているのに対し、銀は100円程度です。シルバーは工業用としての需要も高いため、代替品が使用された場合需要が低くなります。 関連記事銀の価値の方が往年高かった 今でこそ優位に立つ金
かつては金より銀のほうが高価だったのをご存知でしょうか?その理由は、銀は自然の中で存在するものが少量なのに対して、金は砂金として採取できていたか…
2024.03.26
プラチナとシルバーの強度に違いはある?
プラチナは、変色や変質しにくい金属です。破損しにくいという安心感から、ダイヤモンドなどの宝石の土台として多く使用されます。
ジュエリーのさまざまなデザインにも対応可能な粘性があるため、強度を補うためにほかの金属を混ぜて加工されます。パラジウムやルテニウムなどが割金として使用されますが、いずれもプラチナ同様変色しにくい金属です。そのため、変色に強いという特性を保ったまま、強度を高めることができます。しかし近年はプラチナの加工技術の向上により、Pt999という通常の2倍の強度を誇るプラチナも誕生しました。
シルバーは柔らかい金属で、純度が高ければ高いほど強度が弱まるという特徴があります。ジュエリーに加工される際は、銅などの金属を混ぜて硬度を上げて加工されます。多くの場合、純度92.5%で割金に銅を使った「シルバー925」が使われますが、銅は酸化されやすい金属のため変色に注意が必要です。 関連記事【更新:2025年2月】プラチナの見分け方は?刻印や磁石を使った鑑定方法をご紹介
プラチナは貴金属のなかでも価値が高い分、偽物などが出回ることも少なくありません。そこで今回は、プラチナが本物かどうかを見分ける方法について解説を…
2025.02.03
プラチナとシルバーお手入れ方法を解説
プラチナには耐蝕性があるため、黒ずみや変色の起こりにくい金属といえます。ただし、割金に銀や銅が使用されている場合は、汗や皮脂の成分と化学反応を起こして変色する場合があるため注意しましょう。
普段は、使用後に柔らかい布で拭く程度のお手入れで十分です。週1~月1回程度に、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸して汚れを取り除きましょう。刻印部分などにたまった汚れは、柔らかいブラシや筆などでかき出し、柔らかい布で水気を拭きとって自然乾燥させれば完了です。
シルバーは硫化による変色が起こりやすい金属です。たとえば、シルバーのアクセサリーをつけたまま温泉に入ると、温泉の硫黄成分に反応して真っ黒になるため注意しましょう。
シルバーが変色してしまったら、化学反応を利用して黒ずみをとる方法もあります。鍋やボウルなどの耐熱容器の内側にアルミホイルを張り、その上にシルバーアクセサリーを置いたら、熱湯と、水量の1/3程度の重曹を入れます。10分ほど浸け置いたら取り出して水洗いし、柔らかい布で拭きとれば完了です。
プラチナとシルバーの違いを理解して楽しみましょう
関連記事どうして起こった?金とプラチナ相場の逆転
金とプラチナはどちらも貴重な金属ですが、希少性の高さはプラチナに軍配が上がります。しかし、近年プラチナ相場は金相場を下回る傾向にあるようです。こ…
2024.07.30
ジュエリーやアクセサリーに多用され、色味も似ているプラチナとシルバーの違いについてご紹介しました。プラチナとシルバーはよく似た見た目をしていますが、それぞれ異なる特性や魅力があります。それぞれの良さを把握したうえで、ご自身の希望に合ったアクセサリーを探してみてください。