K24特定品とは?基礎知識を解説
金製品の買取価格は、さまざまな要素に影響を受けます。「特定品」もその一つです。今回は、K24特定品の基本的な知識や、金製品を高く売るためのコツを解説します。
K24特定品とは?
一般的に、金やプラチナなどの貴金属のうち、前提条件を満たす対象品目は「特定品」と呼ばれ、通常相場よりも高値で取引されます。例えば、通常のK24の買取価格が9,000円の場合、K24特定品は9,200円程度の値段がつきます。
「K24特定品」は、純金(K24)の特定品に当たるアイテムのことです。同じように「Pt特定品」「Sv特定品」などがあるケースも見られます。
どのようなアイテムが特定品として認められるかは、買取業者によって異なるのが特徴です。例えば、「造幣局検定マーク」を持つアイテムや、日本の貴金属会社の製造したアイテムがK24特定品として認められるケースがあります。貴金属店によっては、自社の品質基準をクリアした製品に特定品の目印となるマークを刻印している場合も。
また、「ウィーン金貨ハーモニー」や「メイプルリーフ金貨」など、特定のコインが該当するケースもあるため、気になる場合は買取店に問い合わせるのがおすすめです。
K24特定品の条件になることがある「造幣局検定マーク」とは?
「造幣局検定マーク」は、貴金属製品の品位を認証する重要なマークであり、通称「ホールマーク」とも呼ばれます。この刻印があるものは、造幣局による品位試験をパスしている証明となり、信頼性が高いのが特徴です。
ホールマークは長い歴史を持っており、中世のヨーロッパから始まっています。貴金属製品の品質を保証し、偽造や不正を防ぐ目的で導入されました。現代でも多くの国でこの制度が続いており、信頼の証とされています。
K24の場合は、日の丸のマークの横にひし形で囲まれた「999」の数字が刻印されています。ただし、2012年から国際標準規格にもとづく表記に変わったため、以前のものは「1000」の数字が刻印されている点に注意が必要です。
なお、ホールマークの刻印は義務ではなく任意のため、すべての貴金属製品に刻まれているわけではありません。
K24特定品じゃなければ高く売れない?業者選びのコツ
金の価値はさまざまな要素によって変動するため、特定品に該当しないアイテムにも高値がつくことは十分にあり得ます。特定品価格がない店にも査定に出して、どの程度の価格がつくかを確かめてみることがおすすめです。場合によっては、特定品価格のある店よりも高値で売れる可能性があります。
以下では、金買取業者を選ぶときのポイントを簡単にご紹介します。
金買取実績が多い
金製品を売却する際は、金の買取実績が多いお店に任せましょう。実績が豊富な業者は、市場の動向や金の価値を正確に把握しており、適切な価格での買取が期待できます。買取店のホームページなどを確認し、普段からどの程度金製品を扱っているのかをチェックしましょう。
査定やキャンセルなどが無料
金製品の買取では、査定やキャンセルが無料の業者を選びましょう。アイテムをできる限り高値で買い取ってもらうには、相見積もりが必要です。しかし、査定やキャンセルが有料のお店を利用すると、受け取れる金額が目減りしてしまいます。ホームページなどで査定やキャンセルに料金がかからないことを確認してから査定を依頼しましょう。
スタッフの対応が丁寧
買取店を選ぶ際は、スタッフの対応もチェックしましょう。査定はもちろん、提示金額の説明も丁寧に行ってくれるお店を選ぶことで、安心して取引できます。SNSや口コミサイトで利用者の評判を確認すると良いでしょう。
まとめ
K24特定品は一定の条件を満たした金製品を指し、通常の市場価格よりも高値がつく可能性があります。しかし、特定品ではなくても高価買取されるケースはあるため、適切な業者を見つけることが重要です。
不要になった金製品の買取は、「なんぼや」にお任せください。最新の相場価格に基づき、専門知識と経験が豊富なスタッフが丁寧に査定を行い、できる限りの高価買取を実現いたします。