k14wgとはどのようなもの？ゴールドの記号の意味とその特徴
ジュエリーを選びにショップに行くと、「k14」や「wg」など英数字の記号を目にすることがあります。それは一体何を表しているのでしょうか。ひとくちにゴールドといっても材質や色味、加工方法も様々です。今回は「k14wg」について、ジュエリーの記号が示す意味やその特徴、人気の秘密を解説します。ジュエリー選びに役立つ知識です。ぜひご一読ください。
k14wgとは？記号が示す意味
ゴールドジュエリーはそのほとんどが純金に他の金属を混ぜたものです。純金だけでは軟らかすぎるため、硬度や耐久性を高める目的で含有されます。「k14」は純金と混ぜものの金属の割合を、「wg」はゴールドの色味を表します。
「k」はカラット 金の純度の記号
k14の「k」は英語のカラット(karat)の頭文字です。宝石に対しては「Ct」ですが金は「k」と表記します。カラットとは「金製品の金の純度を24分率で示す単位」と定義されています。定義の内容を具体的にみていきましょう。
「14」は24分率を基準にした割合表示
k14の「14」という数字は24分率中どれほど純金が含まれているかを示します。つまり金の含有率のことで、この数字が大きいほど純金度が高く高価なものになります。
k24は24/24で99.9％（不純物ゼロの100％のものは存在しないためです）
k18は18/24で87.5％
k14は14/24で58.5％
k10は10/24で41.5％
k14の純金度58.5％はｋ24やｋ18と比べると低く感じてしまうかもしれませんが、アメリカのゴールドジュエリーはk14が主流で傷や変形に強い丈夫さが人気です。
「wg」とは？
「wg」はホワイトゴールド(White Gold)の頭文字で、「カラーゴールド」の色味を表す表記の一種です。カラーゴールドとは純金に他の金属を混ぜ、その材質や割合で金の色味を変化させたものです。赤みのあるピンクゴールドであれば「pg」、黄みが強いイエローゴールドであれば「yg」のように色によって表記が異なります。 関連記事ホワイトゴールドの黒ずみを落とすには？お手入れ方法や注意点
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このような表記はジュエリー保証書などに記されている他、本体の目立たないところに刻印されていることが多いです。基本的にはリングの内側やネックレスの留め金といった場所で確認することができます。
k14 wgの特徴とは？人気の秘密
k14のホワイトゴールドはリング・ネックレス・イヤリング・ブレスレットなど、様々なジュエリーに幅広く使用されています。その人気の理由をご説明します。
k14wgの銀白色の輝き
ホワイトゴールドには銀・パラジウム・ニッケルなど白色系の金属を混ぜますが、さらに銀白色の輝きを出すためロジウムという白色系の金属メッキを施しています。
なぜわざわざ金にメッキをかけるのかといえば、プラチナを再現するためです。プラチナの主な産出国はロシアですが、戦争やロシア革命の影響で供給が大幅に減少した時期がありました。そこでプラチナの代替品として開発されたのがホワイトゴールドなのです。
メンテナンスを行えば落ち着いた色合いを長く楽しめる
一見プラチナと似ていますが、よく見比べるとプラチナより落ち着いた色味で渋い光沢があります。メッキは剥がれてしまう心配がありますが、裏を返せば再メッキを施せば輝きを取り戻せるということです。長く使いたければメンテナンスするものだという認識を持ちましょう。
一方でロジウムメッキを施していないタイプもあります。白色系の金属が混合されているため、一般的な金より白っぽいシャンパンゴールドといった色味で、ゴールドほど嫌味がなく、シルバーより肌なじみが良いと特に好まれる方もいるようです。
強度が高く日常的に身に着けるのに最適
ホワイトゴールドに混合される銀・パラジウム・ニッケルなどは硬度が高い金属でもあります。k14ならそれが4割強含有されているため丈夫な素材であり、プラチナでは不可能な華奢で繊細なデザインの加工にも向いています。デザインのバリエーションが豊富です。傷にも強く、日常的に身に着けるジュエリーとして最適です。 関連記事金の買い方や注意点｜初めての金購入で知っておきたい基礎知識
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ただし、ニッケルが含まれるものは要注意です。個人差がありますが、アレルギー反応を引き起こす可能性があるため心配な方はニッケルフリーのものを選ぶと安心です。
まとめ
貴金属の記号表記とホワイトゴールドについてご紹介しました。k14は比較的お手頃で実用性も高いため身近なゴールドと言えます。最近では金の相場が高騰しているので、k14の売却にはおすすめの時期です。刻印を確認してみるだけで、意外なお宝をご自宅で発見できるかもしれません。金の買取ならぜひ「なんぼや」へ、査定依頼をお待ちしています。
