万年筆のペン先に使われている金は何グラム?種類と高く売るポイント
手紙を書かれる世代の方が愛用していることも多い「万年筆」。プレゼントとして選ばれることも多いため、お持ちの方も多くいるのではないでしょうか。実は万年筆のペン先には金が使われていることがあるのです。金は需要が高く希少性があるため、使わなくなった万年筆があれば高く売れる可能性があります。こちらの記事では万年筆のペン先はどうしたら高く売れるのか、ポイントを解説していきます。
万年筆のペン先の金は何グラム?
様々なデザインやブランドがある万年筆ですが、なぜペン先に金が使われているのでしょうか。
ペン先の重さや、その価値についても詳しくお伝えしていきます。
ペン先に金が使われる理由
酸性やアルカリ性が強いインクを使用した場合、ペン先が腐食する可能性があリます。万年筆のインクには硫酸や塩酸が含まれることもあるで、腐食しにくい金がペン先に使われているのです。
ペン先の重さと金の価値
一般的にペン先の重さは、0.3グラム前後であることが多いようです。しかし同じ金製のペン先でも14金・18金・21金とあるように金の含有率が異なります。この金の割合は、高いほど価値が上がります。
万年筆のペン先の種類
万年筆のペン先に使われる金属には、大きく分けて金製のものとスチール製のものがあり、それぞれに特徴があります。
先ほど解説したように、金製でも金の含有量によってペン先の価値が変わってきますので、ここからは万年筆のペン先の種類とその特徴をご紹介していきます。
14K・18K・21K
金は14K、18K、21Kなどと表示されますが、これは金の含有量を示したものです。ペン先をよく見ると、これらの刻印がありますので一度確認してみましょう。数字は24を100%の純金とした割合で、『K』は割合の単位で「カラット」の頭文字です。14金、18金、21金はそれぞれ14K、18K、 21Kを意味し、材質としては数字が小さいほど硬く、数字が大きいほど柔らかくなります。そして金の含有量は、書きごこちにも影響します。
スチール
ステンレスなどの鉄材で作られており、金やロジウムをメッキしたものです。ペン先自体は金に比べて硬いためハード調の弾力があり、筆圧の影響を受けにくく一定の線幅で筆記がしやすいと言われています。
刻印としては18KGPなどと表記されているので、こちらも確認してみましょう。
万年筆を少しでも高く売るポイント
万年筆のペン先に金が使用されている場合、金の相場によって買取価格は異なりますが、金の含有量が多いほうが高く買い取ってもらえる可能性があります。何より金の買取価格は近年上昇傾向にあるため、いいタイミングと言えるかもしれません。
また、万年筆は本体ではペン先のみを売却できますので、ブランドにこだわる必要がありません。まずはペン先に、本物の金が使用されているかを確認してみましょう。
それでは万年筆を高く売るためのポイントをご紹介します。
付属品を揃えておく
販売時の万年筆には、箱や説明書、保証書などの付属品が付いています。これらの品が揃っている場合は、一緒に売るようにしましょう。有名ブランドの古い品ほど、付属品も需要が高くなる傾向にあるようです。また保証書は万年筆の価値を証明してくれるものになりますので、こちらも揃えて出すとよいでしょう。
できるだけ新品に近い状態で売る
万年筆は、なるべく新品に近い状態にしておきましょう。中古品でも、美しい状態であるほど新品に近い額で売ることができます。特に、万年筆は日ごろのメンテナンスが重要ですので、しばらく使わないときはインクを抜いておきましょう。
複数本まとめて売る
万年筆を複数本持っている場合は、まとめて査定に出すとセット価格としての上乗せ分が期待できる可能性があります。お持ちであれば、できるだけ多くの万年筆の査定依頼をすることがおすすめです。
万年筆を専門的に扱える業者を選ぶ
万年筆の価値をよく知る専門の業者を選ぶことも大切です。買取実績の無い業者は、買取相場や売る経路が無い場合もあります。そもそも万年筆の取り扱っていない可能性もあるため、万年筆を専門的に扱うことのできる、経験や実績の伴った業者を選びましょう。
まとめ
万年筆のペン先に使われている金の種類や、高く売るポイントをお伝えしてきました。
ご自宅に眠っている使わなくなった万年筆がありましたら、こちらの記事を参考に一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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