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金の融点は何度? その他の特性も含め解説

金の融点は何度? その他の特性も含め解説

融点とは、固体が液体に変わり始める温度を指します。その数値は物質ごとに異なっており、金は金属の中でも融点が低いのが特徴です。今回は、金の融点の具体的な温度やその他の特性について説明します。

金の融点は約1064℃

金の融点は約1064℃とされており、銅に近い温度です。こちらの数値は、金属の中では比較的低い値であり、金が持つ加工性の高さを表しています。
一方で、融点の低さがリスクになるケースもあります。例えば、大規模な火災などが発生した場合、環境温度が金の融点を超え、金が溶け出してしまう可能性があります。火災現場の室内温度は、発火や延焼の原因によっては1000℃以上になるためです。とはいえ、金は再加工が可能な素材であり、重さが変わらなければその価値が損なわれることはありません。この特性が、金の高い資産価値を支える一因といえるでしょう。

金が持つ優れた性質

金
金には融点が比較的低いという特徴以外にも、さまざまな性質があります。こちらでは、代表的なものを4つご紹介します。

加工性

金は展延性に優れ、加工が容易な金属です。展延性とは、単に延性とも呼ばれ、物質が壊れることなく柔軟に変形できる性質を指します。展延性に優れた金属には、金だけでなく銅やアルミニウムなどが挙げられます。展延性が低く硬度が高い金属としては、鉄やチタン、ステンレスなどが有名です。
金の展延性の高さを生かせば、たった1グラムの金でも長さ約3000メートルの金糸を作れ、非常に薄く引き伸ばすこともできます。一方で、金は加工性に優れている分、少しの力で変形したり、傷がついたりしやすい側面もあります。そのため、アクセサリーに使用する際は銀やニッケルなどを混ぜ、強度を高めるケースも少なくありません。

耐腐食性

金は、対腐食性にも優れています。そのため、金は錆びる心配がなく、薬品によって溶けることも基本的にありません。金製品を加工する際は、「王水」と呼ばれる濃塩酸と濃硝酸を混ぜ合わせた特殊な液体を使用するのが一般的です。
金の持つ高い対腐食性は、製品を金メッキ加工する場合に特に生かされます。具体的には、見た目を華やかにするだけでなく、錆びにくくして耐久性を高めることが可能です。また、金は食品の装飾にも使用されますが、対腐食性によって体内に入っても無害で排出されます。
なお、純金ではなく別の金属が混ざった合金の場合、対腐食性が低下する可能性があります。特に、錆びやすい銅などが含まれているケースは注意が必要です。

比重

比重とは、物質の密度が基準となる数値と比較してどの程度大きいか、または小さいかを表す指標です。金の比重は19.13〜19.51で、銀や銅よりも重く、鉄の約2.5倍もあります。サイズが小さくても十分な重量感があり、金の高級感につながっています。

電気伝導性

金は、高い電気伝導率を持っているのも特徴です。この特性を生かし、パソコンやテレビ、スマートフォンなどの電子機器の基盤には、金メッキ処理が施されています。金といえば、指輪やネックレスなどのジュエリーの素材としてのイメージが強いですが、実は私たちが日常的に利用するアイテムにも多く活用されています。

各金属融点一覧

融点は、金属の種類ごとに異なります。以下の表では、融点が高い順に上位20位までをまとめました。

順位 金属元素 融点
1 タングステン (W) 3407 ℃
2 レニウム (Re) 3180 ℃
3 タンタル (Ta) 2985 ℃
4 オスミウム (Os) 3045 ℃
5 モリブデン (Mo) 2623 ℃
6 ニオブ (Nb) 2477 ℃
7 イリジウム (Ir) 2443 ℃
8 ハフニウム (Hf) 2233 ℃
9 ルテニウム (Ru) 2250 ℃
10 テクネチウム (Tc) 2157 ℃
11 クロム (Cr) 1857 ℃
12 ジルコニウム (Zr) 1852 ℃
13 バナジウム (V) 1917 ℃
14 トリウム (Th) 1750 ℃
15 白金 (Pt) 1769 ℃
16 チタン (Ti) 1666 ℃
17 ルテチウム (Lu) 1652 ℃
18 鉄 (Fe) 1536 ℃
19 スカンジウム (Sc) 1539 ℃
20 エルビウム (Er) 1529 ℃

金属ごとに融点が異なるのはなぜ?

物質の融点は、イオン価数によって決まります。イオン価数が多いほど溶けにくくなり、融点が高くなります。反対に、イオン価数が少ない物質は融点が低くなるのが特徴です。イオン価数の大小は物質ごとに変動するため、金属の場合も種類に応じて融点が変わります。
なお、融点が高い金属は、遷移金属というグループに属しているものが多い傾向にあります。遷移金属とは、元素周期表における3族から11族までの元素のことです。鉄や銅、ニッケルなどが該当します。

まとめ

ポイント紹介
今回は、金の融点とその他の特性について詳しく解説しました。金は、融点の低さも含めてさまざまな特性を持っており、活用の幅が広いことから、価値も高い金属です。お手元に使用していない金製品がある場合は、売却を検討してみてはいかがでしょうか。
買取専門店の「なんぼや」では、金の品位や重量に加えてデザイン性、付属する宝石などの価値も上乗せして査定金額をご提示いたします。他店の査定額に納得がいかない場合も、ぜひお気軽にご来店ください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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