【更新:2024年11月】金の相場価格は将来どうなる?長期的上昇が予測される2つの要因
投資先として、手堅い人気を誇る金。株や国債のように、「所有しているだけで利益を生み出してくれる」というわけではありませんが、あらゆるリスクが高まったときでも、自身の財産を手堅く守ってくれるでしょう。
資産の一部を金にして、リスクヘッジをするのは、今や常識とも言われています。
これから先、実際に金を購入するにあたって、気になるのが「将来の金の相場」です。
将来金の価格はどのように動くと予想されているのでしょうか。将来の予測について解説します。
2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
金相場の長期的将来予測は「上昇」
金の売買でもうけを出すためには、金相場の動きを正確に把握することが重要なポイントです。
だからこそ「将来どのような相場になるのか」は気になるところです。
とはいえこの「将来」というキーワードで、「どの程度先のことを思い浮かべているのか」によっても、金相場の様子は変わってくるでしょう。
金の価格を長期の視点で見れば、今後緩やかに上昇を続けていくと考えられています。
これには、以下のような理由が関わっています。
- 世界に眠っている金の量がすでに決まっている
- 人間がコストを掛けずに採掘できる場所はごくわずかである
それぞれを詳しく解説していきます。
人間の力では生み出せない金
人類の歴史上、古くから愛されてきた金。古代文明においても、金は特別な金属として扱われてきました。黄金の輝きは、強く人々の心をつかんできました。
理論上、金は人工的に作ることができると言われていますが、実際にはまだ技術が確立されていません。
つまり今はまだ「金を手に入れるためには地球に眠る金を採掘するしかない」というわけです。
これまでに採掘された金の量は「50メートルプール3.5杯分」と言われており、現代の技術力で無理なく採掘できる量は、「あとプール1杯分」程度と言われています。
採掘できる量が少なくなれば、当然金が出回る量は少なくなります。
貴金属、宝飾用途だけではなく、工業製品の各種部品にも使い勝手の良い金は、人間にとってなくてはならないものだと言えるでしょう。
産金量が減少するにも関わらず、金を求める人が多ければ、当然将来の金価格は上昇していきます。
採掘コストのアップ
金は貴重な金属ですが、採掘技術が上がり、より深いところまで掘れるようになれば、まだ金は産出できると言われています。
例えば地球の中心部に近い位置や、海底などにも、金鉱脈が眠っている可能性はあるのです。
金の需要が多くなれば、将来はこうした採掘が困難なエリアの金も積極的に採掘されるようになるのかもしれません。
とはいえ、海底に眠る鉱山を採掘しようとすれば、これまで以上にコストがかさんでしまうでしょう。
もちろんその費用は、金の小売価格にも影響を与えます。
金の流通量の減少だけではなく、流通に至るまでの経路について考えた場合にも、「将来的金相場の上昇」を見てとることができるでしょう。
短期的予測は専門家でも難しい
長期的目線で見れば、金相場は緩やかに上昇していくと見る向きが強いです。
しかし短期的目線で見ますと、金相場の将来がどうなるのかは、専門家でも判断するのが難しいポイントとなってしまいます。
金の価格はテロや戦争のリスクが高まったときや、アメリカ経済に対する信頼性が弱まったときなどに上昇する傾向が見られます。
こういった事態を正確に予測するのが難しい上に、日本における金相場はドル円為替相場の影響も受けますから、金相場の将来像を予測することは一層困難になってしまいます。
例えば、金を大量に保有する有名投資家が、自身が保有している金を手放すことで、金相場が下落に転じる可能性もあるでしょう。
このような事情から、「金を使った短期的投資」は非常に難しいと言われています。
投資初心者にとってはなおさらで、金を保有するのであれば、長期保有を前提にして、少しずつ買い増すスタイルがオススメです。
金相場は常に変動します。売却にベストな頃合いを見定めるため、金相場のこまめな確認は大切です。「なんぼや」は日々最新の金・貴金属の買取相場を公開しています。
相場のグラフを確認することも出来ますので、金・貴金属の買取価格が上がっているのか簡単に確認することも出来ます。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
2022年の金相場
2022年の金相場は、上昇傾向でした。主な背景として、ウクライナ情勢、コロナ禍の影響、円安の動きなどが挙げられます。
昨今のウクライナ情勢は、金相場の上昇を招いた大きな要因です。以前から、世界的な有事があると株や通貨の信用が揺らぎ、資産として安定感のある金は高騰する傾向が見られました。今回もロシア侵攻により需要が増し、相場価格は上昇傾向を示しています。
まだ収束の見えないコロナ禍は、世界各地で経済に対する不安感を高めました。その影響は小さいといえず、さまざまな消費活動が控えられるなか、資産として安定的な信頼感を誇る金は、取引市場での評価を高めていきました。
最近の円安動向も、日本における金高騰の要因です。ドルが使われる国際取引ではピークを過ぎたといわれますが、歴史的な円安に見舞われている国内では、さらなる上昇傾向が続いています。
2024年に向けた予測
2024年は、金の高騰は一時的に落ち着くとの見方が有力です。
金は長期的には上昇トレンドが確認できます。コロナの相場が終息に向かっている中でも、新たにロシアとウクライナの戦争やイスラエルとハマスの戦闘による安全資産需要に加えて今後不安視されている台湾問題など、世界経済に影響を与える問題が次々と発生しています。これらの事案が発生するたびに、金の需要は高まり、価格の上昇が期待できます。
しかしながら、相場は一方向へ上昇するのではなく、上昇と下落を繰り返しながら上昇していくのが一般的です。金価格も同様で、経済に影響を与える事案が収まる兆しを見せると、金の需要は減少する可能性があります。
このまま国内外の情勢が大きく悪化しない場合、金相場が上昇する動きは徐々に止まると見られています。現状が急速に変わるとは考えにくいものの、今後数カ月から1年くらい相場価格は落ち着きを取り戻す可能性があります。
具体的な予想価格は、年内が10,500円台~11,000円台の間です。2024年は、しばらく10,900円以上が続くと考えられています。ただしすぐ多くの投資家が金を売りに出すとは想定しにくく、いまの上昇傾向は次第に変化するとの意見が中心的です。
とはいえ短期的な予測は難しく、ウクライナ情勢やイスラエル情勢に限らず台湾有事など不確定な要素は少なくありません。そのため、専門家からは金価格がさらに跳ね上がる可能性は否定できないと指摘する声も聞かれます。
金を買うなら長期保有を視野に入れて
長期的には上昇していく可能性が高いと言われている金。
保有していれば様々なリスクに対する備えにもなってくれますから、長期保有を見越して購入すると良いでしょう。
とはいえ、「将来のために!」と張り切って金を購入し過ぎてしまいますと、ほかの資金に余裕がなくなってしまう可能性もあります。
また金を現金に換えることは容易ですが、相場の状況によっては損をしてしまう可能性もありますので注意が必要です。
将来を見越して長期保有を前提とするのであれば、生活の中の余剰資金を元手に、無理のない範囲で購入を進めていくのがオススメです。
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