金鉱脈を見つける手がかり
金鉱脈の発見方法
金を見つけるためには、金鉱脈を発見する必要があります。金が見つかるのは、石英や炭酸塩などの鉱脈の中です。日本にも金鉱山があり、金の採掘が積極的に行われてきました。
代表的な日本の金鉱山と言えば、以下のような鉱山が挙げられます。
このほかにも多くの金鉱山がありましたが、現在はそのほとんどが閉山しています。理由は至ってシンプルで、ほとんどの金を掘りつくしたため。まとまった量の金が取れなくなったことで、採掘作業の採算が取れなくなってしまいました。菱刈鉱山は鹿児島県伊佐市にある鉱山ですが、現在も商業採掘が行われている、日本で唯一の金鉱山となります。
「新たに金鉱山を見つけたい」と思う場合に、ヒントになるのは「砂金」です。
砂金とは、その名前のとおり、砂のように細かくなった金を指します。川底の砂の中から自然に見つかるケースもありますが、実はこの砂金、上流にある金鉱山から、雨によって少しずつ削り取られてきたもの。つまり、「砂金が見つかる川の上流を探せば、金鉱脈を見つけられる可能性がある」ということです。
ちなみに、金を採取するために、砂金を集める方法もあります。1粒1粒は小さな砂金でも、一定量を集められればそれなりの価値になるでしょう。
特別な機械を必要としませんし、「誰でも手軽に金を採取できる方法」として、古くから伝わってきています。
とはいえ実際にやってみると、採取できる金はごくわずかで、商売として成り立たせるのは難しいもの。北海道などの一部の河川では、今もまだ砂金を採取できますが、金の売買という商業的な目的で活用されることはありません。
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金鉱脈手がかりは温泉、火山?
金鉱脈を見つけたいと思ったときに、もう一つ手がかりになり得るのが「火山」です。日本は世界有数の火山国と言われていて、全国各地に温泉が湧き出ています。火山活動によって上昇してきたマグマに、温度の高い地下水が触れることで金属が融解。冷えて固まったものが、鉱脈となります。
鉱脈ができるまでのメカニズムは複数ありますが、火山活動と地下水が関連してできたものを、「浅熱水性鉱脈型金銀鉱床」と言います。
ちなみに、先ほど紹介した鹿児島県の菱刈鉱山も、この浅熱水性鉱脈型金銀鉱床に分類されています。
浅熱水性鉱脈型金銀鉱床は、温泉地で発見されるケースが多く、特に塩素が含まれる温泉地では、可能性が高いとも言われています。
温泉の地下を探ってみたら、もしかしたら新たな金鉱脈を探り当てられるのかもしれません。
地球上には多くの鉱脈があると予想されますが、そのほとんどは地下に隠されています。地表に露出するまでには、非常に長い年月がかかるもの。地殻変動や浸食を繰り返し、少しずつ地表に現れてきます。
たとえば2011年には、北海道弟子屈町(てしかがちょう)にて、金の含有量が高い岩石が発見されています。商業規模で採掘できるような、新たな金鉱脈が発見されるのでは?と話題になりましたが、地表に現れているのは、ごく一部分のみ。実際に人の手で採掘できるようになるまでには、まだまだ長い時間が必要となるでしょう。
1000万年以上前に形成されたと言われている、佐渡金山や鴻之舞金山の金鉱脈も、そうやって長い時間をかけて地表に露出したものです。
一方で、菱刈鉱山は比較的新しい鉱山で、例外的な事例と言われています。
それでも、鉱脈が形成された時期は100万年ほど前のことだとされていますから、鉱脈発見・採掘開始までには、非常に長い年月が必要であるという現実を、お分かりいただけるのではないでしょうか。
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