プラチナジュエリーに見られるPt900・Pt950・Pt999の違いとは?

プラチナジュエリーに見られるPt900・Pt950・Pt999の違いとは?

プラチナジュエリーに見られるPt900・Pt950・Pt999は、素材に使われたプラチナの純度を示す記号です。ジュエリーに含まれるプラチナの純度が変わると、価格や温泉で身につけたときの影響に差が生じます。それぞれの純度にどんな違いがあるか分かれば、プラチナジュエリーを選ぶときも参考になるでしょう。そこで今回は、Ptの意味とともにプラチナの純度ごとの違いなどをご紹介します。


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プラチナ製品に記された「Pt」とは?

プラチナジュエリーに記された「Pt」は、プラチナが素材として使われていることを証明する刻印です。ジュエリーショップや貴金属業者の間では、この刻印が素材の真贋を判断する基準のひとつになっています。

プラチナは、美しい銀白色の輝きが大きな魅力です。この貴金属には変色・変質しにくい特徴があり、よくジュエリーの素材に選ばれています。同時に柔らかさもあるため、加工するときは硬度を高める目的で別の金属が混ぜられます。そんな性質をもつプラチナがジュエリーの素材であると証明する目印が、元素記号になっている「Pt」です。かつてはPmを刻印する例も見られましたが、プロメチウムの元素記号と重複するため現在は使われなくなりました。

なお基本的に刻印はジュエリーの裏など目立たない場所に記され、数字を組み合わせることで貴金属の含有量を表します。また、刻印の種類によってはブランド名や石の重さを示す場合もあります。

Pt900・Pt950・Pt999の違い

Pt900・Pt950・Pt999の違いは、ジュエリーに含まれるプラチナの純度の差です。Ptに続く数字はプラチナの含有量を意味し、数字が増えるほど純度は高くなります。

Pt900について

pt900
Pt900は、ジュエリーに含まれるプラチナの割合が90%です。そこに、ジュエリーの硬度を高めるための金属「割り金」が10%混ざります。割り金が多い分だけプラチナは強度が増し、傷つきにくくなるというメリットがあります。

Pt950について

pt950
Pt950のジュエリーは、プラチナの含有量が95%です。この割合は国際的な広報機関のプラチナギルドインターナショナルにより国際基準に定められた純度であり、海外ブランドでの使用例が多く見られます。

Pt999(Pt1000)について

pt1000
Pt999は、プラチナの純度が99.9%のジュエリーです。化学の理論によると現実的に純度100%の金属は存在しないといわれ、含有量が99.9%以上であれば「純プラチナ」と呼ばれています。ですので現時点ではPt1000とPt999という二つの表記がありますがどちらも同じと考えて頂いてかまいません。

Pt950とPt999はPt900に比べると柔らかく傷つきやすいものの、アレルギー発症の原因になる割り金が少ないため、金属アレルギーが起こりにくくなるという特徴があります。

プラチナジュエリーのお手入れ方法

ジュエリーを拭く
プラチナの指輪やネックレスを美しく保つには、普段からお手入れを欠かさないことが大切です。
プラチナは変色・変質しにくい性質の貴金属ですが、日々の汚れが細部に蓄積すると黒ずんで見えてきます。そのまま放置すると汚れが目立ってくるため、定期的なお手入れは不可欠です。

お手入れ方法は面倒でなく、洗面器・中性洗剤・柔らかい布・柔らかい歯ブラシだけ用意します。水を張った洗面器に中性洗剤を数滴入れ、ジュエリーを浸して布や歯ブラシで汚れを落とし、水ですすぎ最後に水気を乾いた布で拭き取ったら完了です。ジュエリーの細かい装飾部分には汚れがたまりやすいため、優しく洗い落とすことを心がけましょう。お手入れを終えた後は、小袋に個別で保管すると他のジュエリーとぶつからず安全に保管できます。

なお、多くのジュエリーは、身につけたまま温泉に入ると泉質によっては変色・変質する可能性があります。純度の高いPt950などは温泉や入浴剤で変色する心配がないといわれますが、他の貴金属や宝石も使われているものは外しておくとよいでしょう。

プラチナジュエリーを上手に選ぶポイント

プラチナジュエリーを選ぶときは、価格や金属アレルギーの起きにくさなど目的を意識することがポイントです。
予算の都合から価格を抑えたい場合、比較的に安価な銅・ルテニウムが割り金に使われているPt900が適しています。また、割り金の比率が高いと硬度は増すため、傷つきにくくなるという利点もあります。

金属アレルギーが懸念される場合は、Pt950やPt999がおすすめです。プラチナジュエリーでアレルギーが発症するケースの多くは、割り金が原因と見られています。そのため、純度が高いほど金属アレルギーの発症リスクは下げられると考えられます。ただし、Pt999はPt950より傷みやすく修理するのが簡単ではありません。価格だけでなく金属アレルギーの問題や傷みにくさも考慮するなら、Pt900・Pt950・Pt999のなかではPt950が適しているといえるでしょう。

プラチナは純度の違いに注目

プラチナジュエリー
プラチナジュエリーに記されたPtは、プラチナが素材であると証明する目印です。その後の900や950の数字は、この貴金属の純度を示しています。プラチナジュエリーは純度によって価格や金属アレルギーの起きにくさが変わるため、ジュエリー選びではPt900やPt950の違いに注目することが大切です。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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