2024年 8月
金相場の過去推移

2024年 8月 金相場の価格推移グラフ

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2024年 8月 金相場の価格推移

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2024年 8月 金相場の価格推移表

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2024年 8月 金相場に対する考察

2024年8月のNY金相場は2493.4ドルでスタートし、2527.6ドルで月間の取引を終了しました。8月の月間上昇率は1.4%ですが、2024年1月以降の上昇率は21.9%に達し、このところの金相場の堅調さが伺えます。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待と中東情勢の緊迫化が買い材料として挙げられ、ドル建て金価格は明確な上昇トレンドを継続しています。8月23日(金)のジャクソンホール会議での講演において、パウエルFRB議長は「時が来た」として9月利下げ開始を明示しました。FRBが9月に利下げを実施すれば2020年3月以来4年半ぶりとなり、米国の金融政策は大きな転換点を迎えることになるでしょう。その一方で、8月前半の株式市場、為替市場では連日乱高下する場面がありました。7月末の日銀会合後に植田日銀総裁が「追加利上げ」を示唆する発言を行った影響から、8月5日(月)にはドル円が一時1ドル=141円60銭台をつけ、日米の金利差縮小の思惑で円を買い戻す動きが加速、7月3日(水)の161円90銭台から1ヶ月あまりで20円以上も急速に円高ドル安が進行しました。株式市場でも日中の円高進行に合わせるように終日下落し、8月5日(月)の日経平均株価は前日比4451円(12%)安でブラックマンデーを超える過去最大の下げ幅を記録。史上最高値をつけた7月11日(木)終値42,224.02円から8月5日(月)の終値31,458.42円まで、17営業日の下落率は25.5%に達し参加者全員の投げ売り相場となりました。8月6日(火)には円高が一服し先物主導で全面的に買い戻され、前日比3217.04円高と過去最大の上げ幅を記録。8月7日(水)に内田日銀副総裁が「金融市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言し、植田日銀総裁による追加利上げ示唆発言が修正されたことで、その後のマーケットは落ち着きを取り戻しています。8月末時点ではNYダウ平均株価が過去最高値をつけ、9月17日(火)〜18日(水)に開催される次回の米FOMCでの利下げを織り込む動きに転じています。13,000円前後で推移する国内金価格に関しては、FRBの利下げと日銀の利上げで強弱感が対立する格好となり、上下どちらにも大きく動きづらい状況が続きます。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 8月 週別 金相場の価格推移

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