2024年 1月
金相場の過去推移

2024年 1月 金相場の価格推移グラフ

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2024年 1月 金相場の価格推移

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2024年 1月 金相場の価格推移表

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2024年 1月 金相場に対する考察

2024年1月のNY金相場は2072.7ドルで取引をスタートしました。1ヶ月通してみると方向感の乏しい展開が続き、2023年12月終値比較ではほぼ変わらない水準の2067.4ドルで1月の取引を終了しました。国内の金価格は、前月終値比で189円上昇となる10,555円で終了しています。1月の金相場価格に影響を与えた主な要因について、時系列に沿って確認してみましょう。 3日には米リッチモンド連銀総裁による追加利上げを示唆する発言があり、米長期金利の上昇によってドルが買われ、金相場は大きく反落しました。5日には米雇用統計が発表されましたが、足元の労働市場の堅調さを示す結果であったことから米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、9日には1月安値となる国内金価格で10,310円をつけ金利の付かない資産である金は売られる展開が続きました。 11日には米英軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の軍事拠点に空爆を実施、フーシ派幹部も報復を言及するなど地政学リスクの高まりが強く意識され、安全資産を買う動きから金は大きく反発する場面がありました。 16日にはウォラーFRB理事による「利下げのペースを慎重に進めるべき」といった早期利下げ期待への牽制発言が伝わり、金は再び売り優勢となりました。また3月利下げ確率低下との見方が市場に広がり始め、米国債の利回りが上昇しドル買いの流れが強まりました。 月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え金相場は小幅な値動きが続きましたが、28日にヨルダン北東部の米軍基地が攻撃され米兵が死亡し、中東情勢の緊張感が高まる中でバイデン米大統領が対応を決定したとの発表が市場に伝わると、米軍の報復攻撃が意識され安全資産として金の重要が高まりました。 30日〜31日に開催されたFOMCでは、事前予想通り政策金利の据え置きが決定。FOMC後のパウエルFRB議長の会見では早期利下げに慎重な姿勢が示され、3月利下げ観測が大幅に後退しました。そのため、5月の利下げ開始の可能性について、一気一憂するマーケット展開が続きそうです。

専門家コメント・考察コメント作成

水野 崇さん(CFP/1級FP技能士)
水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

2024年 1月 週別 金相場の価格推移

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