2024年
6月17日週
金相場の過去推移

2024年 6月 17日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 6月 17日週 金相場の価格推移

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2024年 6月 17日週 金相場の価格推移表

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2024年 6月17日週 金相場に対する考察

2024年6月17日〜6月21日週のNY金相場は、2331.2ドル(前週比0.8%下落)で週間の取引を終了しました。ドル建て金価格は前週までの流れに変化がなく、概ね上昇日と下落日を交互に繰り返し、次第に上値が重く推移しています。発表された経済指標も強弱感がまちまちで、FRBの早期利下げ見通しを確信できる状況に至りません。米金融当局者の発言によって上下に大きく変動する場面もありましたが、現状の利下げペースは最大でも年1回が基本シナリオであり、FRBの9月利下げ判断に向けた材料待ちといった展開がしばらく続くことが見込めます。ドル建て金価格を日足チャートで確認してみると、5月3日(金)と6月7日(金)の安値がサポートラインとして意識され、上値のレジスタンスラインは5月20日(月)、6月7日(金)、6月21日(金)のそれぞれの高値が徐々に切り下がり、綺麗な三角保ち合いを形成して方向感を失っている状況です。一方、株式市場では米利下げ期待が価格を下支えし、ハイテク株を中心とした好調地合いが継続しています。S&P500指数が最も強く、月曜日から木曜日まで連続して取引時間中の過去最高値を更新しました。ドル円相場においても円安方向に大きな動きが見られ、6月21日(金)には160円が目前となる、1ドル=159円80銭台をつけました。このまま円安が加速すると、4月に実施された円買い介入前の1ドル=160円20銭台にトライし、為替介入の是非が再び問われることになりそうです。7月には日銀の利上げが予想されており、日米の金利差縮小見通しの織り込み度次第では、ドル円相場の変動幅が大きくなる展開も想定されます。国内金価格は円安進行が価格上昇の大きな要因となっており、6月21日(金)の金価格は5月21日(火)の過去最高値:13,368円に接近する13,221円にまで上昇しました。今後、ドル建て金価格が上昇に転じれば、円安との相乗効果によって国内金価格の急騰を招き、連日過去最高値の更新が続く局面が期待できます。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 6月 週別 金相場の価格推移

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