2024年
4月1日週
金相場の過去推移

2024年 4月 1日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 4月 1日週 金相場の価格推移

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2024年 4月 1日週 金相場の価格推移表

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2024年 4月1日週 金相場に対する考察

2024年4月1日〜4月5日週のNY金相場は、前週の流れを引き継ぎ大幅上昇で取引を終了しました。週間の終値は2345.4ドル(前週比4.8%上昇)で過去最高値を更新しています。中国中央銀行が実体経済の減速懸念から外貨準備においてドル保有高を減らしており、さらにはイスラエル・イランの武力衝突による地政学的リスクの高まりなどから、安全資産の代表資産として幅広く金が買われています。注目されていた5日(金)米雇用統計は市場予想を大きく上回る結果となり、金相場にはポジティブな反応が見られました。3月以降のドル建て金価格は上昇率で14%を超えるなど、このところの金相場は買われやすい地合いが続いています。年3回の米利下げペースが維持されるのであれば、遅くとも6月もしくは7月の利下げ開始が有力シナリオとされ、市場は米国のインフレ低下を示す次の経済指標待ちの状況です。国内金価格に関しては、151円台と歴史的円安水準に位置するドル円相場がプラス材料となり、12,000円の節目を突破し過去最高値を更新しています。 NYダウ平均株価は、週間ベースで反落し38,904.04ドル(前週比2.2%下落)で金曜日の取引を終了しました。中東情勢の緊迫化から原油相場が急騰する場面があり、株式市場ではインフレ懸念の台頭によってリスク回避の雰囲気が強まる中、週間の値下がり幅はやや大きめの900ドルに達しています。ドル円相場は小幅な値動きが続き、前週と同水準の151円台中盤で週間の取引を終了しました。好調な結果であった5日(金)の米雇用統計を受けてドル買いが進行する場面がありましたが、ドル円相場への影響は小さく、依然として152円を超える円安には至りませんでした。 4月8日〜4月12日週の主な経済指標は、10日(水)に米消費者物価指数(CPI)が発表されます。米国経済の物価傾向を見極める上で重要なインフレ指標の一つがCPIであり、バーキンリッチモンド連銀総裁からも3月CPIが重要との発言が伝わっています。CPIが強い結果であった場合にはFRBの6月利下げ期待が後退し、もう一段のドル高が進行する可能性が指摘されています。ドル円相場では円安要因となることから、152円の攻防戦と為替介入への警戒感が高まる展開も想定されるでしょう。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 4月 週別 金相場の価格推移

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