2024年
11月11日週
金相場の過去推移

2024年 11月 11日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 11月 11日週 金相場の価格推移

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2024年 11月 11日週 金相場の価格推移表

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2024年 11月11日週 金相場に対する考察

2024年11月11日〜11月15日週のNY金相場は、2570.1ドル(前週終値比4.6%下落)で週間の取引を終了し、2週連続の値下がりとなりました。ドル建て金価格は15日(金)まで6営業日続落しています。テクニカルでは、日足チャートの5日線、20日線、40日線が総じて下向きに転じ、10月10日(木)の安値を下回ったことでこれまでの上昇トレンド終焉を示唆。「トランプトレード」によるドル買いが進み、米ドルと金は逆相関関係にあることから、金相場は利益確定の売りが優勢で下落ペースを早めています。トランプ次期政権が推し進める経済政策では、インフレ圧力が高まる可能性が指摘されています。金融マーケットは変化を先取りして動きますので、金以外の投資対象に妙味が増すリスクオン相場下では金は相対的に売られやすく、今後も下落局面が続くことが予想されます。足元では、暗号資産(仮想通貨)市場でビットコインの上昇が加速しており、史上初の9万ドルを突破するなど過去最高値を更新しました。グローバルマネーの流れの変化を示していますが、現状のビットコインと金とは逆相関関係にあり、金相場にとってはネガティブ材料です。外国為替市場ではドル買いが続き、15日(金)にはドル円が2024年7月以来となる一時156円70銭台にまで円安ドル高が進行。その後は一転して3円近く円買いが進み、153円後半へと円高が加速しました。12月に開催される次回の日銀金融政策決定会合で、日銀は0.25%追加利上げに踏み切るといった観測が高まっており、新たに円買い要因が浮上していることが背景に挙げられます。国内金価格は米大統領選前から続く円安進行が価格の下支え要因でしたが、円安ドル高が落ち着けばドル建て金価格の下落を受けて上昇余力は限定され、上値の重い展開が見込まれます。為替の動向に左右されやすい相場地合いですので、ドル円の今後の推移は国内金価格にも影響を与えることになるでしょう。日銀の金融政策にも注目が集まっています。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 11月 週別 金相場の価格推移

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