日本で金が取れる場所はどこ?金がとれる川や鉱山
2024年は金1グラム当たり12,000円と金の価格が跳ね上がっており、アメリカでは金を探すためにダイバーになって川底を探す人たちもいるほどゴールドラッシュが起きています。
日本国内でも砂金体験コーナーには行列ができ、休日は砂金採りに出かける人も多くなっています。
今回は日本国内で金が取れる場所についてご紹介していきます。
日本は黄金の国?
日本はかつて「東方見聞録」にてマルコ・ポーロから黄金の国ジパングと呼ばれていました。岩手県にある玉山金山を中心に莫大な金を産出しており、1601年に発見された佐渡金山によって日本の金採掘は急速に発展していきます。徳川幕府の直轄領となった佐渡金山は年間で400キログラムもの金が採掘され、徳川幕府の財政を支えてきました。
金は金山のほか、火山がある温泉地や河川、海底の鉱石などからも採掘することができ、山や川、温泉が多い日本はまさに黄金の国にふさわしい金が取れる場所の多い国となっています。
金の鉱脈は火山のある河川が最も多い
金は火山活動でできたマグマと山の地下水がぶつかり、金属が融解して冷え固まることでゆっくりと出来ていきます。そのため、火山と川の多い日本は金ができやすい地域といえるのです。
佐渡金山などでとれる金を山金と呼び、逆に川の流れなどで金鉱脈が削れ、川底に落ちた金を川金と呼びます。
各地で人気になっている砂金採集はこの川金に部類されています。
世界で金の産出量が多い国
金の採掘に恵まれている日本ですが、世界で最も多くの金を産出しているのは中国になります。その産出量は年間で330トンにも及びます。2位がロシアとオーストラリアで3位がカナダ、そしてアメリカという順になっています。
このように見てみると、中国やロシアなどは土地が広いので産出量の多さもうなずけますが、オーストラリアの金産出量の多さに驚く人も多いでしょう。
実際に世界最大の71キログラムの砂金はオーストラリアで採掘されており、2番目に大きい砂金もオーストラリアで採掘されています。
日本で金が取れる場所
日本国内で金が取れる代表的な場所を挙げていきます。
金が取れる鉱山
日本で有名な金が取れる鉱山は、
- 佐渡金山(新潟県)
- 鴻之舞金山(北海道)
- 尾去沢鉱山(秋田県)
- 菱刈鉱山(鹿児島県)
- 高玉金山(福島県)
- 鯛生金山(大分県)
などが挙げられます。
この中で唯一現在も稼働している金山が鹿児島県北部の伊佐市にある菱刈鉱山になります。1985年に採掘が開始された比較的新しい鉱山になっており、年平均6トン前後の金が産出されています。菱刈鉱山の鉱石は1トンの割合の中に金がおよそ29グラムと金の含有量が多いことでも有名です。
菱刈鉱山の金鉱床は「浅熱水性鉱脈型金銀鉱床」と呼ばれる金鉱床で地下のマグマに熱せられた温泉水に溶けだした物質が冷えて固まったものになっています。これにより温泉水が非常に多く、採掘にはまず温泉水を抜く作業が必要になります。産出される金は有限ですが、菱刈鉱山の金はあと40年ほど採掘が可能といわれており、一般公開はされていませんが、採掘技術を学ぶことができる希少な場所として国内外から学生や研究者が多く来ています。
金が取れる川
日本で金が取れる川は、
- 多摩川(東京都)
- ウソタンナイ川(北海道)
- 尾去沢鉱山(秋田県)
- 立谷沢川(山形県)
- 犀川(石川県)
- 荒川(埼玉県)
- 久慈川(茨城県)
- 桂川(京都府)
など数多くあります。日本は山も川も多い地域なので、これ以外にも日本各地の川の上流なので砂金が発見されています。
採集できる砂金は0.4グラム未満のものがほとんどで金の価格が高騰している現在でも数百円程度の価値しかありません。ただ中には1グラム以上のものも発見している方もいらっしゃるようで、価値としては1万円を超えるものもあります。
日本で金が取れる場所は意外にある
今回は日本で金が取れる鉱山や川についてご紹介していきました。
日本は山と川が多い国なので、まだ見ぬ鉱山もどこかにあるかもしれません。しかし、鉱山からの金脈の発掘はそれこそ個人ではできないので、金を取りたいと思う方はまずは川などで砂金採集をしてみることをオススメします。砂金がとれる川の近くは温泉施設なども多いので、自然と温泉を満喫できるのも魅力です。
2024年は金の価格が高騰しています。金の売り時でもあるので、不要な金や金製品をお持ちの方は買取に出してみるのもオススメです。
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