金の価値は下がらないのは本当なのか…金取引の前に知るべき基礎知識
金製品の購入を検討したときには、「金は価値が下がらないから」と勧められるケースは少なくありません。
また金製品の売却を検討する際には、「今は価値が高まっているから売り時ですよ」なんて営業されるケースもあるでしょう。金と言えば、「安心・安全な資産」として、これまで広く親しまれてきました。
なぜ金は「価値が下がらない」と言われているのでしょうか。また、「金の価値が下がらない」というのは、本当のことなのでしょうか。金の売買を検討する際に、気になるポイントについて解説します。
2024年金買取相場急上昇中!! 4月22日(月)現在1gの相場が12,996円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
金の価値は下がらないわけではない
金の取引でよく言われるのは、「金の価値は下がらない」というフレーズです。
投資対象としての金だけではなく、ジュエリーや高級ブランド時計を購入する際に、このようなフレーズを耳にした経験がある方も多いのではないでしょうか。
本当に「金の価値は下がらない」のであれば、所有しておいて損はありません。しかし残念ながら、それほどうまい話は存在していません。
金の価値は比較的安定していると言われていますが、「金の価値が下がる」ということもあるのです。
過去の値動きをチェックしてみよう
金の価格は、2000年代以降急激に上昇しました。様々な経済的な不安が原因となり、資産が金に流れたことが、金価格上昇の要因だと言われています。
わずか10年の間に金の価格は4倍以上も値上がりしましたから、確かに「2000年代初頭に購入した金製品は、価値が下がっていない」ということになります。
しかし直近の数年間のデータをチェックしてみますと、緩やかながら金の取引価格も上下に揺れ動いていることがわかります。
2015年には1グラム当たり4,500円以上で取引されていた金ですが、翌年の平均は4,300円代というデータもあります。
2015年に高い価格で金を購入した方が2016年に金を売却しようとしたら、「金の価値が下がった」ということになります。 関連記事金の価値と価格の推移~覚えておきたいチャートの見方
投資対象としても人気が高い、金。特に経済状況が不安定なときには、市場マネーが金に流入しやすいことでも知られています。 これから金投資に挑戦するの…
2024.03.13
ほかの資産と比較して、安定性が高いのは事実
金の価格も上下しますが、そのほかの資産と比較して安定性が高いのは事実です。
株式や債券は会社や国が破たんした場合、その価値は「ゼロ」になってしまいます。
一方で資産を金に換え、手元に置いておけばそのような事態は回避できます。金には金属としての高い価値があり、世界中どこへ行ってもその価値は通用します。
「価値が下がらない」というわけではありませんが、不安定な情勢においても「価値が下がりにくい」のは事実。こうした面で、金は投資家たちの注目を集めているのです。
当店は金売却に不安を感じるお客様のお悩みに丁寧にお答えいたします。高く売れる情報や節税対策など、経験豊富なバリューデザイナーがお得に売却する情報もお教えしています。
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金に価値がある理由とは?
金の価値が下がりにくい理由は、「金」という素材が持つ特徴に起因しています。
- 地球上に存在する量が決まっており、希少価値が高い
- 見た目が美しく、求める人が多い
- 加工のしやすさと耐久性の高さで、あらゆる場面で活用しやすい
- 人工的に作り出すことが難しい
使い勝手がよく見た目も美しい金は、様々な場面で活用されます。それにも関わらず、地球上に存在している金の量は定まっており、これまでに採掘された量を合わせますと、17万トン程度だと言われています。
まだ地球上には6~7万トンの金が眠っていると言われていますが、それらを掘り起こすためにはばく大なコストがかかってしまいます。
限られた流通量を求める人が多くなれば、その価値は自然と高まるということ。
特に2000年代以降は、不安定な経済状況から金を購入する方が増え、その価値をどんどん上げてきたのです。
金の価値 日本における金の価値は為替相場にも影響される
日本国内における金の価値は、為替相場にも影響されます。ドル建てで取引される金を「輸入する」と考えますと、両者の関係性ははっきりと見えてきます。
円高が進めば、その分金を安く輸入できることになります。国内における金の販売価格は下落し、その分だけ価値が下がるというわけです。
反対に円安が進めば、その分金の価格は高くなります。これまでよりも価値が高まり、売却に適した時期を迎えるというわけですね。
この先円高に振れるか円安に振れるか、短期的な目線で予測するのは難しいでしょう。長期的な目線で日本のこれからを予測し、その他の投資手法と金購入のバランスを意識することが重要だと考えられます。
金の価値を正しく知って取引しよう
金の取引を行う際には、金の価値がどのように決定されるのか、基本的な仕組みだけでも頭に入れておくのがオススメです。あとから「こんなはずじゃなかったのに!」と思うような失敗を、予防できることでしょう。
比較的安全性が高いと言われている「金」ですが、その価値は「これからずっと下がらない」というわけではありません。
株や債権と違って急激に「ゼロ」になることはなくても、その価値が下落する可能性はあるということを、しっかりと頭に入れておいてください。
現在金製品の買取相場が上がっています
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