自宅・お店でできるジュエリーの洗浄方法!クリーニングで新品同様に
家で簡単に実践できるゴールドやプラチナ、ダイヤモンドなどのジュエリーのお手入れ方法を解説します。適切なお手入れで、その輝きを長持ちさせましょう。また、店舗でのクリーニングなどについてもご紹介します。
自宅でできるジュエリーの洗浄方法
ジュエリーの洗浄は、それぞれの素材や宝石によって適切な方法が異なります。以下にポイントをまとめました。
ゴールド・プラチナのアイテム
1.ぬるま湯に専用クリーナーや中性洗剤を入れ、柔らかいブラシで磨く
2.リングの裏やチェーンの隙間を注意して洗う
3.真水でしっかりとすすぐ
4.最後に柔らかい布で水分を拭き取る
ダイヤモンド
1.ぬるま湯と中性洗剤で、ダイヤモンドの裏側も含めて柔らかいブラシで洗う
2.真水でしっかりとすすぐ
3.柔らかい布で水分を拭き取る
パール
・酸や汗に非常に弱いので、使用後は柔らかい布で拭く
・保管時は他のジュエリーとの接触を避ける
・パールネックレスは年に1回糸の点検や交換を検討する
カラーストーン(ルビー、サファイアなど)
・硬度が高い宝石は、ダイヤモンドのお手入れ方法と同様に中性洗剤で洗える
衝撃に弱い宝石
・エメラルドやパライバトルマリンなどは、布で軽く拭くだけにとどめる
・保存時には、同じ硬度の石どうしの接触を避ける
オパールやターコイズなどのデリケートな素材
・柔らかい布で拭くだけとする
・保管時は、各アイテムを布で包んだり、小袋に入れたりして個別に保存する
シルバー系には重曹がおすすめ
シルバージュエリーが黒ずんできた際には、重曹を使った洗浄がおすすめです。以下の手順で、シルバーアクセサリーのお手入れを行ってみましょう。
必要な材料
・重曹
・アルミホイル
・耐熱容器(金属以外のもの)
・熱湯
手順
1.まず、耐熱容器の底にアルミホイルをしっかりと敷きます。その上に、洗浄したいシルバーアクセサリーを置いてください。
2.続いて、容器に重曹を適量入れます。指定の分量は、熱湯3に対して重曹1となります。
3.重曹を入れた後、シルバーアクセサリーが完全に沈むくらいの量の熱湯を容器に注ぎます。この時、重曹が完全に溶けて反応を開始するようにします。
4.熱湯が自然に冷めるまでの間、容器を放置します。この間に、重曹とアルミホイルが化学反応を起こし、シルバーの黒ずみが取り除かれます。
5.洗浄が終わったら、シルバーアクセサリーを容器から取り出し、流水でよく洗い流します。その後、柔らかい布でアクセサリーを拭き、乾燥させます。
超音波を使ったジュエリーの洗浄方法
ジュエリー洗浄機は、超音波を利用した洗浄技術を持つ機械です。繊細なジュエリーも安心して洗浄できます。家庭用のジュエリー洗浄機は、2,000円~20,000円と幅広い選択肢があります。日常のお手入れならば、それほど高価なものは必要ありません。
ジュエリー洗浄機の使い方
1.洗浄液を機械内に注ぎます。
2.ジュエリーを付属のカゴやツールにセットし、洗浄機の中に入れます。
3.超音波での洗浄を開始します。
4.洗浄が終了したら、ジュエリーを取り出し、水でさっと洗い、柔らかい布で水分を拭き取ります。
ジュエリー洗浄機を使用する際の注意点
すべてのジュエリーが洗浄機で洗えるわけではありません。とくにモース硬度が低い宝石は注意が必要です。
モース硬度は傷のつきやすさを示すもので、この数値のみでの判断は避け、適切な知識と情報を持って使用することが大切です。安心して洗浄できる宝石は以下です。
・ダイヤモンド
・ルビー
・サファイア
・クリソベリル
・トルマリン
・アレキサンドライト
・スピネル
・めのう
また、プラチナ、シルバー、ゴールドの金属も洗浄できます。
専門店で行うジュエリークリーニング
アクセサリーのクリーニングはプロに依頼すると、高品質で新品同様に磨き上げてもらえます。
価値のあるアクセサリーや金メッキ剥がれがある場合などは、プロの手によるサービスがおすすめです。クリーニングの相場は1,500〜3,000円で、アクセサリーのタイプや汚れ具合によって価格が変動します。また、宝石が付いているアクセサリーの場合、グラつきの修正などの対応もあり得るので、サービス内容は事前にお店に確認するようにしましょう。
まとめ
自宅でできるジュエリー洗浄の方法をご紹介しました。それぞれのジュエリーごとに適切な方法は異なります。今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
なお、ジュエリーの売却をご検討中の場合は、ぜひ「なんぼや」までご相談ください。当店のバリューデザイナーが、それぞれのお品ごとに最適な査定金額をご提示いたします。