金買取と消費税について…トラブル予防のための予備知識とは
ふだんはあまり意識することはありませんが、金の売買にも消費税はかかります。金を買取してもらったときには、お店側から金の価格に消費税がプラスされますから、ちょっとお得な気分になるのかもしれませんね。
とはいえ、「金の買取で受け取った消費税、納税する必要はあるの?」「この先、消費税が上がったらどうなるの?」なんて気になる点も多いはず。 2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
金の買取サービス利用と「消費税」について、気になる疑問を解消していきましょう。
金買取と消費税 買取で手にした消費税は、そのままもらっていい?
金を購入するときには、当然自分が支払う消費税。一方で、消費者が所有している金を業者が購入する「買取」では、反対に業者側が消費者に対して消費税を支払うことになります。
ふだんの生活の中で消費税とは、「支払う」ことはあっても「受け取る」機会は少ないもの。買取で予想よりも多くのお金が手に入れば「やった!」と思う一方で、「消費税として受け取った分のお金は、いったいどうすれば良いのだろう」と戸惑うこともあるのかもしれませんね。
もちろん消費財を受け取った側は、それを国に対して申告し、納税する義務があります。
この手続きを怠りますと、「脱税」ということになってしまいますから、注意しましょう。
ただしこの消費税の申告・納税については、個人事業主や法人に課せられた義務となり、個人で取引を行っている場合は、納税する必要はありません。
また個人事業主に対しても、1,000万円の納付免税枠が用意されています。この範囲内であれば、金買取で消費税を得たからといって、特別なことをする必要はないでしょう。
とはいえ消費税法においては、「取引が反復的に継続している」ことで「事業」として認識されてしまう可能性があります。
個人として金の売買を行っている場合でも、取引の回数やスタイルによっては申告や納税が必要となるケースもあるので注意してください。
金買取と消費税 増税したら、その分金額もアップするの?
今後の日本では、さらなる消費増税が予測されています。
2019年度には、「8%」から「10%」へと引き上げられると言われていますし、欧米各国の実情を見てみますと、将来にはさらに税率がアップするのでは……と見る向きも強いです。
気になるところは、「もしも本当に増税したら、金買取でもらえるお金もアップするの?」という点ですが、答えはイエスです。
消費税率が10%へと上昇すれば、買取時に支払われる消費税分も、現行よりも2%分アップする計算となります。
もしも、金の相場がこのまま変わらないとしたら、税率がアップするだけで、買取時に得られる金額が増えるということになりますから、注目してみると良いかもしれませんね。
実際に、将来の消費増税を視野に入れて「税額がまだまだ低い今のうちに金を買い増しておこう」と考えている投資家たちも少なくありません。
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金買取と消費税 海外から金を持ち込んだら、消費税分お得なの?
金は世界中で取引されており、当然日本以外の場所でも購入が可能です。
金取引における消費税の取り扱いは、国によって異なっているという実情があります。
ここで気になるのが、「もしも消費税がかからない国で金を購入して、それを日本に持ち込んで買取してもらったら、消費税分はお得になるの?」という点です。
購入時には消費税分を支払っておらず、売却時には受け取るわけですから、確かに「お得」と言えるでしょう。
とはいえ、海外から日本に何かを持ち込みたいときには、関税を支払う必要があります。
20万円以下であれば免税対象となりますが、この範囲で購入できる金の量は、ごくわずかです。
消費税分のもうけを出そうとしても、わずか数千円になってしまう可能性も高いでしょう。
「旅行のついでにお土産感覚で」というのであればOKですが、「もうけを出すためにわざわざ旅行に行く!」というのは、本末転倒です。
大量に金の密輸をするケースも
近年、海外からの「金の密輸」が話題になることが多いのは、この「消費税分をもうける」ためだと言われています。
「上限20万円」というルールを守れば、消費税分として得られるお金はごくわずか。
しかしこのルールを取っ払ってしまえば、非常に多くのお金をもうけることができます。
金は少量でも価値があり、また金属として、「あらゆる形に加工しやすい」という特徴を持っています。密輸を行う側にとっては、非常に都合が良いのですね。
もちろん、金の密輸は犯罪で、厳しく監視されています。密輸をするつもりがなくても、必要な知識を身につけておかなければ「結果として犯罪行為をしてしまった!」なんてことにもなりかねません。
ぜひ消費税と金買取について、正しい知識を頭に入れておいてください。
金買取と消費税まとめ
金の購入時には支払う必要がある消費税。反対に業者に買取をしてもらうときには、自分自身が受け取ることになります。
申告・納税の義務があるのかどうかは、ぜひ自分自身の立場に沿って考えてみてくださいね。消費税と金買取の関連性を頭に入れておくことで、買取時にも有利に立ち回れる可能性がアップするでしょう。