金の相場が「上がる」ときの特徴とは?影響を与える要因4つ
金を売るなら、金相場が上がったときが狙い目です。また今後上がることが見込まれている状況の中では、積極的に買い増しを検討するのも良いでしょう。
金相場の上昇といえば、2000年代に入ってからの急激な値動きが記憶に新しいですが、一体どのようなときに金相場は上がりやすいのでしょうか。
金の相場に影響を与えている要因の中から、「相場が上がる」と予測される時期の特徴について、4つのポイントをわかりやすく解説していきます。
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需要と供給のバランスが、「需要増」に傾いたとき
金の相場は、需要と供給のバランスによって、その価格が決定されています。商品が豊富にあったり、求める人が少なかったりする状況では、価格は下落していきます。
一方で需要が高いにも関わらず供給が追い付かない商品に対しては、「高い値段でも手に入れたい」と思う方が増え、自然と価格が上昇していきます。
世界中で採掘できる量が決まっている金も、この需要と供給の影響を受けやすい商品の1つです。これまで以上に金を求める人が増え、産金量が減ってしまえば、当然価格は上がるでしょう。
中国やインドの成長による需要増
2000年代以降、急激に成長してきた中国やインドでは、これまでよりも積極的に金を求める方が増えてきています。
この流れが今後も続けば、金の価格は緩やかに上昇していく可能性も高いと言えるでしょう。
また、金の採掘減も価格に影響を与える要因の1つです。
金の産出地域として名前が知られた南アフリカですが、現在では、採掘しやすい場所の金はほとんど掘り尽くしてしまったと言われています。
現在はアジア圏で積極的に採掘されていますが、いずれは南アフリカと同様の事態に陥ると考えられています。
新たな金鉱脈が発見されれば別ですが、産金量の面から考えますと、まだまだ金の価格は上昇していくと考える方も少なくありません。
地政学的リスクが高まったとき
もともと金取引を行っていた方の間で有名なのが、こちらの要因です。
テロや戦争が起きる可能性が高いときなどには、金が買われやすく価格が上昇しがち。いわゆる「有事の金」と呼ばれるものですね。
より安定した資産を求める方が増えるため、金の価格も上昇しやすくなります。
とはいえ近年では、地政学的リスクが金に与える影響は、短期的で限定的なものと見る向きもあります。
リスクが高まったときには、確かに一時的に金の価格は上昇しますが、その瞬間を狙って金を売却する投資家も少なくありません。
金を手放す投資家が一定数存在することで、「有事の金」の原則が必ずしも当てはまらないケースも増えてきています。
現在金・貴金属の価値が高騰しています。
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インフレが懸念されるとき
金を保有するメリットは、あらゆるリスクに対して「守りの姿勢」を取れることです。この「リスク」の中には「インフレ」も含まれており、急激な変化の中でも自身の資産を守れるように、との思いから金を保有する方も少なくありません。
世の中の景気が良くなりますと、あらゆる物やサービスの価格は上がっていきます。
「これから先商品の価格が上がる」と予測されている場面では、より多くの人が「安いうちに買っておこう」と考え、さらなる価格上昇が引き起こされます。
こうして引き起こされるのがインフレで、物の価値が上がる一方で現金の価値は下がっていってしまいます。
現金を「金」に変えておけば、世の中のあらゆる商品と同様に金の価格も上がっていきますから、資産を守ることにつながります。
このため、「インフレになりそうだな」という状況では、多くの人が金を求めます。価格も自然と上昇していくことになるでしょう。
円安が進んだとき
最後のポイントは、日本国内において、金の取引を行うときに関連してくる要因についてです。
世界的に「米ドル」で取引されている金は、日本へと輸入するためにドル円為替相場が影響してきます。
そのほかの多くの輸入品と同様に、金は円安になればなるほど価格が高騰します。
1ドル100円のときと120円のときでは、120円のときの方が金の価格は上昇します。
金の相場は比較的安定しており、短期間で急激に上下する可能性はそれほど高くはありません。金相場の動きよりも、実はこのドル円為替相場の動きが、金価格に影響を与えるケースも多くあります。
今後金相場が上がるかどうかをチェックしたいときには、「今後のドル円為替相場が円安に傾きそうかどうか」を判断するのもオススメです。
まとめ
毎日変動する金の相場。金の取引を行う方にとって、「これから先金の価格が上がるのかどうか」は非常に重要な点になります。
今回紹介した4つのポイントを踏まえて、今後の金相場の流れを予測してみてはいかがでしょうか。
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