金とメッキの見分け方とは?金仏具を売るときの注意点をご紹介
金仏具を売りたいとお考えの方へ、本記事では金と金メッキをご自分で見分ける方法や金仏具売却時の注意点をご紹介しますので、参考にしてみてください。
高価買取が可能な金仏具とは?
仏具は買取専門店に売ることができます。
特に有名な職人が手掛けた作品や仏具自体に金・銀・プラチナが使用されているものには高値がつく傾向にあります。下記のポイントも参考にしてみてください。
美術品・骨董品としての評価があること
伝統的手法で施工されたデザインや有名な職人が手掛けたものは、コレクターによって高値で取引されます。
使用素材が高価であること
金属で作られている金仏具は素材自体に価値があります。
金は錆びにくく、酸化しにくいため長期保存しても美しい状態を保ちます。
リサイクルできるもの
劣化や破損が少なく、再利用できる金仏具は売れやすい傾向にあります。
また、手入れをするとさらに高値がつく可能性があります。
自分で金とメッキを見分ける方法
金メッキは金属の表面に金を薄くコーティングしています。
メッキは本物の金より価値が下がるため、金と金メッキを見分けることは売却時に重要なポイントです。
刻印を見る
本物の金は「K18」などと刻印がされています。
ただしKが数字の前ではなく後にくる場合は偽物の可能性が高いです。
色味を確認する
金は鮮やかな黄色をしていますが、メッキは金よりも薄い色で光沢も鈍いです。
重さを調べる
金製品を水の中に入れて大きく沈めば本物の金の可能性が高いです。
磁石を近づける
金は磁石にくっつきません。
ただし磁石につかない金属として銀・銅・アルミニウム・スズがあり、それを金メッキ加工することで作られる偽物もあるので注意が必要です。
手に取って確認
金は触った瞬間にひんやりとします。
比較対象となる金や金製品と比べると分かりやすいです。
金仏具売却時の注意点
買取を依頼する前に準備しておくことをご紹介します。
これらを行うと買取金額に非常に影響します。
作者名、購入時期、値段を調べる
所持している仏具の価格相場を知ることで適正価格が分かります。
また、鑑定書・箱・保証書も併せて査定してもらうとさらに高値となる可能性があります。
金メッキ品は買取ができないので注意
金メッキ加工された製品は純金製品よりも価格が低いため買取できない場合もあります。
まずは買取業者による査定を受けてから売るかどうか決めましょう。
金製品は査定前に掃除しておく
品質のよい金仏具は高値で売れます。
査定を依頼する前に汚れを落とし、保存状態を整えましょう。
傷の修復は自分で無理に行わず専門業者に依頼するとよいです。
相続に関する問題を把握する
仏具は祭祀財産として通常の遺産相続とは解釈が異なります。
しかし、骨董品価値の高い仏具は祭祀財産として認められず、相続税が課税される場合があります。
お寺か仏具店で魂抜き、お性根抜きをしてもらう
魂抜きやお性根抜きとは神聖なものから邪気を取り払うための儀式です。
それが終わったら処分できるようになります。
金仏具の買取相場
品物の種類によって価格変動はありますが、金仏具の一般的な買取相場をご紹介します。
仏像
一般的な買取額は5千円~5万円、美術品的価値の高いものは100万~200万円となるものもあります。
掛け軸
金の掛け軸の一般的な買取相場は7千円~1万円です。
美術品的価値の高いものほど高値がつきます。
花立(花瓶)
金の花立の一般的な買取相場は1万円~2万円です。
リン
18金のリン3,700円×グラム数で買取価格を計算します。
香炉
金の香炉の一般的な買取相場は8千円~1万2千円です。
火立(ろうそく立て)
金・銀・プラチナが施されているものは高値がつきます。
溶けたロウの汚れがつきやすいのでこまめな手入れをおすすめします。
数珠
5千円~1万円が一般的な買取相場です。
偽物と疑うべきものの特徴
近年、加工技術の発達で金の偽造が多く出回っています。
偽造品の特徴をご紹介します。
メッキ加工されている
金メッキは金の膜を貼って加工したものです。
しかし劣化や衝撃で剝がれてくることがあります。
刻印にあやしい点がある
刻印表示がないものや「18K」などの数字の後にKがつくものは偽物を疑いましょう。
また「GP」や「GF」の表記は金メッキ加工品です。
部分的に金を使用している
金製品をうたいながら実際に金が使われているのは一部で、大部分はメッキ加工されているものがあるのでご注意ください。
刻印表示と実際の重さが異なる
刻印の表示と実際の重さが異なるものも偽物を疑ってください。
まとめ
金とメッキの見分けがつかないときは、買取業者に見てもらうのが確実な方法です。
金仏具の査定・買取は全国に135店舗を展開する実績多数の「なんぼや」にお任せください。