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プラチナを溶解する方法とは?プラチナの基礎知識を紹介

プラチナを溶解する方法とは?プラチナの基礎知識を紹介

プラチナは希少性と美しさで知られる貴金属ですが、化学的な反応をしにくい性質から、溶解するのは一般的な方法では困難です。この記事では、プラチナを溶解する特別な方法と基礎知識について詳しく解説します。是非参考にしてみてください。

プラチナの基礎知識

プラチナ 溶解
まずはプラチナの概要や金属としての特性など、基礎的な知識について解説します。

プラチナとは?

プラチナは「白金」とも呼ばれる貴重で希少な貴金属の一つです。ホワイトゴールドや銀と外見が似ているものの、全く異なる独特の性質を持っています。産出量が限られており、非常に希少価値が高いです。

プラチナは展性、延性、粘り強さに優れており、これらの特性からジュエリー素材として広く使われています。美しい輝きと耐久性はジュエリーとしての価値を高める要因となっているでしょう。更に、ジュエリー分野に留まらず、化学的安定性から自動車、電子機器、医療機器など多岐にわたる分野で用いられています。

プラチナの特徴

プラチナは多くの特徴を持つ貴重な金属で、特性は多岐にわたります。以下に、プラチナの主な特徴をまとめました。

  • 比重の高さ:プラチナの比重は21.45で、金(19.3)よりも重いです。手に取ると重みをはっきりと感じられるでしょう。高い比重は、プラチナが自然界の元素の中で最も密度が高いことを示しています。
  • 高い融点:プラチナの融点は1769度と非常に高く、木造家屋の火災(約1200度)でも溶けないほどの耐熱性を持っています。高い融点は、プラチナが高温下での使用に適していることを示しています。
  • 化学的安定性:プラチナは高温でも変色せず、王水以外の酸やアルカリにも溶けません。更に、水銀とも反応しないため、非常に化学的に安定した金属です。化学反応を利用する産業で重宝されています。
  • 粘り強さと柔軟性:プラチナは粘りが強く、かつ柔軟であるため、ジュエリー素材として理想的です。デザインの自由度が高まり、仕上がりの美しさが保証されるでしょう。ただし、純度が高いほど傷がつきやすくなるため、デザイン性を高めるためには適度な割金が必要です。
  • 輝き:「白金」とも呼ばれるプラチナは、白く輝くことが特徴の一つです。鮮やかな白色は、ジュエリーとしての魅力を高めています。
  • 変色や変質のしにくさ:プラチナは丈夫で変色や変質がしにくい金属です。汗や空気中の化学物質による変色が少ないため、結婚指輪など長期間使用するジュエリーに適しています。

これらの特徴により、プラチナは特に耐久性や化学的安定性が求められる分野で重要な素材として位置づけられています。

プラチナを溶解する方法

プラチナ 溶解
プラチナの溶解は、高い融点と化学的安定性のため特殊な手法を要します。プラチナを効率的かつ安全に溶解するための方法、特に王水や高温のバーナーを使った技術を紹介します。

王水で溶かす

プラチナはその耐食性と化学的安定性から、通常の方法では溶解が困難な金属です。しかし、例外的に「王水」という特殊な溶液によって溶解することが可能です。

王水は濃塩酸と濃硝酸を3:1の体積比で混ぜ合わせたもので、ほとんどの金属を溶かす能力を持っています。強力な溶解力により、特に金やプラチナといった貴金属を溶かすのに用いられています。ただし、銀、イリジウム、タンタル、プラスチック、樹脂などは王水によって溶かすことはできません。

王水の発見は西暦800年頃にさかのぼり、アラブのムスリム科学者によって行われたとされています。この発見は化学の歴史において重要なマイルストーンであり、多くの金属加工技術の進歩に寄与してきました。特に、金属の加工時に王水を使って溶かすことは、錬金術から現代の化学への橋渡しとなった重要な技術です。

2000度程度のバーナーで溶かす

プラチナ 溶解
プラチナを溶解するもう一つの方法として、高温のバーナーを使用する方法があります。溶解皿にプラチナを入れ、1500度から2000度程度のバーナーの炎で加熱し、溶かします。プラチナの融点が約1769度であるため、高温が必要となります。

この過程で、プラチナの地金は高熱にさらされると、火花のようになって飛び散ることがあります。これは、「へり」又は「目減り」という専門用語で呼ばれる現象です。溶解中に地金が火花となって飛散することで、実際に使用できる金属の量が減少することになります。プラチナだけでなくほかの貴金属においても同様の現象が見られます。

更に、溶解のみならず、鍛冶や彫金、磨きの工程でも同様に目減りが発生することがあります。これらの工程で、金属を加工する際に微細な粒子が飛び散ることが原因です。

プラチナを溶解してリサイクル

プラチナ 溶解
日本はプラチナの生産国ではないにもかかわらず、貴金属含有スクラップから金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどの貴金属を回収・精製し、リサイクルしています。特に「都市鉱山」と呼ばれる電子機器などからの回収は注目されており、鉱山から直接採掘するよりも多くのプラチナを得ることが可能です。

都市鉱山からのプラチナ回収においては、王水を使用する方法が特に有効です。携帯電話やパソコンなどの電子機器に使われる基盤には、微量のプラチナが含まれていることが多いです。王水を使用することで、プラスチックや樹脂などは溶かさずに、基盤に付着した微量の金属だけを効率的に溶解することができます。その後、溶かされた液体に還元剤を投入することで、金属が分離され、プラチナを含む貴金属を抽出できます。

しかし、この方法にはいくつかの問題点も存在します。王水は劇薬であり、毒薬及び劇薬取締法によって厳しく管理されています。また、プラチナを溶解する際には高いコストがかかるため、個人での溶解作業は現実的ではありません。そのため、プラチナのリサイクルは専門の設備と技術を持つ施設で行う必要があります。

不要となったプラチナは溶解してリサイクルしよう

不要になったプラチナの処理方法として「なんぼや」などの買取店に売ることが良い選択肢の一つです。プラチナは王水や高温の炎を用いて溶解し、リメイクや資源としてのリサイクルができます。しかし、専門的な技術や設備を必要とするため、個人で行うには難しいです。

そのため、「なんぼや」のような買取店にプラチナを売ることは、効率的で安全なリサイクル方法としておすすめです。プラチナのような貴重な資源を持続可能な方法でリサイクルすることは、将来の世代のためにも重要な役割を果たします。ご不要になったプラチナを査定させていただきますので、是非「なんぼや」にご来店ください。

今日の買取相場価格 ※1gあたり

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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