22金は変色しにくい!お手入れ方法や高価買取のコツ
22金は、基本的に変色しにくいといわれています。ただし、適切にお手入れしないと、変色する可能性があります。愛用のジュエリーを美しく保ちたい場合、どのようにメンテナンスすればよいか気になるところでしょう。そこで今回は、22金の特徴をふまえ、変色を防ぐお手入れのコツや高価買取につながるポイントをご紹介します。
22金の基礎知識
22金は、純金に近い金属です。割金として他の金属が混ぜられていますが、美しい輝きを有しています。
純度約91.7%の合金で資産価値が高い
22金は、金の含有率の高さが大きな特徴です。
金の含有率は、通常、24分率で示されます。純金の場合、内包される金の割合は99.9%以上です。金の純度が約100%のとき24分率では24分の24となり、一般的に24金やK24と表現されます。
22金の22も、金の純度を24分率で表した数字です。具体的な割合は24分の22であり、実際に計算すると22÷24=約91.7%になります。金の含有率が90%を上回り、18金や14金より純金に近似した金属といえます。
純金に近い輝きを堪能できる
22金は、純金に匹敵するくらいのゴールドの輝きも特徴的です。
純金に近いといわれる美しい輝きは、22金に含まれる金の量が多いことに由来します。金の含有率が9割を超えるためゴールドの色合いは強く、さまざまな金製品の素材に使われています。
海外に目を向けると、22金の製品では宝飾品が人気です。24金と大きく変わらない美しさから、ジュエリーに加工されるケースが多く見られます。また、気軽に身につけられるため、国によっては所有しやすい資産として好まれる場合もあります。
18金などと比較すると強度は低いため傷に注意したい
22金は強度が比較的に低い特徴もあり、取り扱いには注意が必要です。
22金には他の金属が混ぜられ、合金と呼ばれています。他の金属が混ざる主な理由は、純金の硬度を高めるためです。純金は非常に柔らかく加工しにくい性質があり、22金は割金を混ぜることで硬度が高まり加工しやすくなります。
ただし、金の純度が9割強であり、混合される金属は1割弱です。22金は金属の硬さを増す割金の量が少なく、18金や14金に比べて変形しやすい傾向が見られます。少しの衝撃でキズがつくリスクは高く、丁寧に取り扱う必要があります。
22金の変色を防ぐお手入れのコツ
22金は、基本的に変色しにくい合金です。割金の色が変わる可能性はありますが、適切なお手入れを心がけると変色の防止につながります。
汚れはすぐに拭き取る
22金の変色を防ぐうえで、すぐに汚れを拭き取ることは大切です。
普段、22金のジュエリーを身につけると、金属の表面に汗や皮脂がつきます。金は耐食性に優れ、通常、水分や油分で劣化する心配はありません。ただし、割金が混ざっている場合、汚れを放置すると変色の原因になります。
汗・皮脂による割金の変色を防ぐには、こまめに汚れを拭き取ることが効果的です。22金は強度が高くないため、ジュエリーのお手入れには柔らかい布が適しています。ジュエリーを外したとき汚れを除去すれば、美しい輝きを保ちやすくなるでしょう。
ひとつずつ保管する
22金のジュエリーを外した後は、ひとつずつ専用の箱に保管する方法が、変色防止に適しています。
日常的に着用している指輪やイヤリングは、収納の手間を減らすため、アクセサリースタンドや壁に吊るしているかもしれません。この方法で22金製品を保管すると、22金に含まれる割金が多くの空気に触れて変色しがちです。
保管用のジュエリーボックスは蓋つきであり、きちんとジュエリーを収納すれば空気を遮断するのに役立ちます。また、個別に保管した場合、硬度の低い22金が他のジュエリーとぶつかり変形するトラブルも避けやすくなります。
変色した22金は買取価値が下がる?
22金が変色した場合、基本的には買取可能と考えて大丈夫でしょう。とはいえ、普段より評価が下がる可能性はあります。
金は耐食性が高く、通常なら長い時間が経過しても劣化しません。この特徴から、資産として安定的な価値があるといわれています。22金は安定資産である金を多量に含み、若干のトラブルがあっても買い取ってもらえるケースが一般的です。
ただし、割金が変色している場合、実際の評価額は買取店によって変わってきます。金の資産価値が認められても、高額買取になるとは限りません。また、サビや汚れが激しければ、買取不可になるケースも見られます。
そのため、変色した22金を売るときは複数の買取店を訪れ、納得の評価額が提示された店舗で取引することをおすすめします。
変色した22金の高価買取を実現するポイント
変色した22金を売却する際、高価買取を実現するなら、できるだけ汚れを落とし付属品を揃えるといった処置が大切です。
できる範囲できれいにしておく
金製品の汚れは、きれいに落としておくと、買取査定で高評価につながります。
22金も同様であり、汚れの除去は、プラス査定が得やすくなる重要なポイントです。同じ金製のジュエリーなら、変色やサビが目立つより、美しく輝いているほうが査定額は上がると期待できます。
ただし、22金は、純金と同じくらい簡単に変形する金属です。強い力でこすると、キズや破損トラブルを招きます。そのため、ジュエリーに付着した汚れの除去は、できる範囲にとどめることをおすすめします。
付属品がある場合は一緒に査定に出す
22金の製品を売る場合、付属品もプラス査定につながる要素です。
金製品の買取査定では、付属品の有無により査定額が左右されるケースは珍しくありません。
実際に重視されているアイテムとしては、購入時についてきた鑑定書や箱が挙げられます。
とくに鑑定書は、金の品質を証明できるため重要です。また、箱は金製品の保管に使えるほか、そのままプレゼントとして贈れるなどの理由から需要があります。これらが揃っていると査定額は上がりやすく、セットで売りに出すのは得策です。
他には、事前に金相場を調べておくと、金製品の高価買取を実現するのに役立つと考えられます。金の相場価格が上向いているタイミングなら、22金も高評価を得やすいと見込めるためです。
金相場が22金の査定額に影響する可能性は高く、22金を少しでも高値で売るなら相場動向のチェックも大切と考えられます。
変色した22金は「なんぼや」で査定
「なんぼや」は、幅広い金製品を査定対象として扱っています。多少のトラブルが見られる22金も、細かく査定いたします。変色した22金が売れるかお悩みのときは、一度、当店にご持参ください。