14金とはどのようなもの?金属アレルギーの方が身に着けても大丈夫?
金の種類は多くありますが、その中でも14金とはどのようなものか、ご存知でしょうか。また、金属アレルギーの方はアクセサリーを身に着けるとき、どのような素材が使用されているのか気になると思います。ここでは、14金とはどのようなものか、金属アレルギーの方が身に着けても大丈夫なのかを解説いたします。
14金とは?
はじめに、14金の概要を詳しく解説いたします。
14Kと表すことが多い
まず、アクセサリーでは金のことをKと表し、14金は14Kと表すことが多いです。Kはカラットの略で、純度を意味します。
金純度58.5%
14金は金純度が58.5%、つまり金の含有量が58.5%です。
太陽暦の24分率を使用
14金という表記は、金を使用しはじめたメソポタミア文明時代に使われていたとされる太陽暦の24分率を基準としています。全体の24のうちの14である58.5%が金であることを意味します。
14金で金以外に含まれている素材は?
それでは、14金の58.5%の金以外はどのような素材なのでしょうか。
配合される金属を割金と呼ぶ
配合される金属は割金(わりがね)と呼び、その金属の性質により14金の性質も変わります。
14金は半分弱が他の金属
14金の場合、58.5%が金であるため、半分弱が他の金属が占めていることになります。
銀・銅・パラジウム・ニッケルなど
割金の素材は、銀や銅、パラジウム、ニッケルなどになります。金は軟らかく加工しやすいという特徴がありますが、銀や銅などは硬く強度が高いという特徴があるため、14金は傷つきにくく、日常生活でも使いやすいアクセサリーや文房具などとして使われています。
金属アレルギーはどのように起こる?
ここからは、金属アレルギーについて解説いたします。
汗などで溶け出した金属が体内に入り込むことで異物と認識した拒否反応
そもそも、金属アレルギーとは何かをご存知でしょうか。金属アレルギーは、汗などで溶けだした金属が、皮膚の薄い部分から体の中に入り込むことで、異物が入り込んできたと認識し拒否する反応のことです。症状としては、金属が触れた部分が赤くなったり、腫れたり、水疱などがきたりして、痛みや痒みを伴います。
金や銀は溶けにくいためアレルギー症状は起こりにくい
金属アレルギーは金属が溶けることで起こるため、溶けにくい金や銀はアレルギー症状が起こりにくいとされています。一方、ニッケルは金属アレルギー症状が起こりやすい素材とされています。
金が原因でアレルギー症状を起こす方もいるため注意!
金は溶けにくいため、金属アレルギー症状が起こりにくいとされていますが、その金が原因でアレルギー症状を起こす方もいるのでしょうか。
金は溶けにくいため、アレルギー症状を起こしにくいが、金属アレルギーの症状を起こす方もいる
金属アレルギーの症状を起こす原因の金属は人によって異なり、金が原因の方もいます。そのため、溶けにくい金は金属アレルギーの症状が起こりにくいとされていますが、アレルギー症状を起こす原因が金の方は、素材に金を使っているアクセサリーでアレルギー症状を起こす可能性があります。
アレルギーの原因となる素材は金属アレルギーのテストで分かる
ご自身がアレルギーの原因となる素材がどれなのかは、皮膚科で金属アレルギーのテストを受ければ分かります。
14金は金属アレルギーの方が身に着けても大丈夫?
最後に、14金は金属アレルギーの方が身に着けても大丈夫なのかを解説いたします。
アレルギーの原因となる素材が金・銀・銅・パラジウムの場合、アレルギー症状が起こる可能性がある
アレルギーの原因となる素材が金・銀・銅・パラジウムの場合、14金は58.5%の金と銀、銅、パラジウムなどの金属を含むため、14金のアクセサリーを身に着けるとアレルギー症状が起こる可能性があります。
金属が溶けることで拒否反応が出るため、汗をかいたときにも注意
金属が溶けることで拒否反応が出ます。したがって、汗をかきやすい時期にアクセサリーを身に着ける場合はとくに注意しましょう。
まとめ
14金は金の含有量が58.5%で、他の金属は銀や銅、パラジウム、ニッケルなどであり、それらが原因で金属アレルギー症状を起こす方は、14金のアクセサリーを身に着けるときはに意しましょう。14金のアクセサリーの買取を依頼しようかと検討しているのであれば、「なんぼや」にまでお気軽にご相談ください。