14金と18金の違いとは?見た目や硬さなど判断方法を紹介
金は、酸化しにくく、美しい見た目をしていることから、安定した価値のある金属として重宝されてきました。特に14金や18金は強度があるため、ジュエリーや腕時計などの素材として使われています。
しかし、14金と18金は金の含有量が異なり、価値に大きく差が生じます。そこで本記事では、14金と18金の違いを詳しく解説します。見た目や硬さ、重さ、価格などを比較しながら、それぞれの金の特徴も紹介するので、これから金の売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
14金・18金とは
金と一口にいっても、さまざまな種類があります。14金や18金は、太陽暦の24分率を基準として、金の純度を表記したものです。14金や18金の数字は、金の含有量を表しています。
18金は金の含有量が75%、14金は58%で、数値が高ければ高いほど金の含有量が多く、純度が高いことから、金としての価値が上がるのが特徴です。
14金や18金以外にも、純金として扱われる24金、含有量が91.6%の22金、含有量が41.6%の10金などがあります。
14金と18金の違い
14金と18金の違いを詳しく解説しましょう。
硬さ
金の純度と硬さは比例しており、純度が低くなればなるほど硬くなるのが特徴です。例えば、純度の低い14金は、純度の高い18金に比べて硬いということです。
しかし、18金は14金よりも硬さが劣るとはいえ、純金ではないので、ある程度の高度があります。さらにプラチナやシルバーよりも硬く、ジュエリーや腕時計などの日常使いできるアイテムの素材として使用しても問題はありません。
見た目
見た目の高級感は、14金も18金もそこまで大きな差はありません。どちらもとても美しく、輝きがあります。18金の方が金の含有量が多いため、ゴールドの色味がより強くなります。
重さ
14金と18金の重さの違いは、金の含有量が多い18金の方が、14金よりも重さがあります。14金や18金を作る際の割金として、銀や銅、パラジウムなどが使われますが、なかでも金は最も重たい金属です。そのため、含有量の多い18金の方が14金に比べて重量があります。
変色のしにくさ
金の含有量の多い18金の方が、14金よりも変色しにくいといえます。14金や18金に含まれる銀や銅、パラジウムなどの金属は、酸化することによって黒く変色します。金と混ざっているとはいえ、金以外の金属が多く含まれているため、より純度の高い18金は色が変わりにくいのです。
アレルギーの出にくさ
14金は金以外の金属の含有量が多く、金属アレルギー反応が起こりやすい素材といわれています。肌の弱い方やアレルギー反応を起こしやすい方は、純度の高い素材を選ぶと安心できるでしょう。
価格
金の純度が上がるほど、価格も高くなります。金の相場は金の含有量によって計算されるため、金の含有量が多い18金の方が、14金よりも価格が高いです。
ゴールドの種類
14金や18金は、銀や銅、パラジウムなどの金属を配合して作られますが、混ぜ合わせる素材によって色味に違いが生じます。ここでは、代表的なカラーゴールドの特徴を紹介しましょう。
イエローゴールド
純金に、銀と銅を同じ割合で混ぜて作られる素材です。黄色みが強く、金の割合が高いほどゴールド感が増します。18金と14金を比較すると、18金はより鮮やかなイエローで、14金の方が淡く優しい色味となります。
ピンクゴールド
ピンクゴールドは、銀よりも銅の割合を多く配合した素材です。銅の割合が多くなるほど赤みが強く出ます。18金は柔らかく落ち着いたピンク色で、14金はより赤みの強いはっきりとしたピンク色をしています。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、銀とパラジウムを配合した銀白色の素材です。高価な素材として人気があるプラチナに近い質感と色味をしていますが、全く異なる金属です。
表面をロジウムという金属でコーティングしているため、経年劣化によってコーディングがはげて変色したり、変質したりする恐れがあります。
金のメンテナンス方法
14金や18金を美しい状態で維持するために、知っておきたいメンテナンス方法を紹介しましょう。
使用後は汚れをふき取る
汗をかいたり、ベトベトした手で触ったりした後は、汚れを拭き取ったり洗い流したりする必要があります。汚れやベタつきを落とすためには、次の3つの方法を試してみましょう。
- 専用のクロスを使う
- 中性洗剤を使う
- 専用のクリーナーを使う
14金や18金を手入れするための専用クロスやガーゼのような柔らかい布を使って、優しく拭き取っていきます。金属専用のクロスは目がとても細かく、研磨成分を含んでいないものがほとんどです。大切なアイテムを傷つけることなく、クリーニングできるでしょう。
拭き取っても落としきれない汚れがある場合は、自宅にある中性洗剤につけおきするのがおすすめです。ぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて、金製品を数分間浸します。汚れが浮き上がってきたら、毛先の柔らかいブラシを使いながら、汚れを落としてください。
中性洗剤でも落とせない頑固な汚れには、専用のクリーナーが有効です。ただし、クリーナーのなかには研磨剤を含むものが多いため、使用する際は注意が必要です。使用方法を確認しながら、正しく使ってください。
個別で保管する
14金や18金のアイテムをきれいな状態で使い続けるためには、正しい方法で保管するのも大切です。保管する際に注意したいポイントは、次のとおりです。
- 直射日光の当たらないところで保管する
- 個別に保管する
直射日光が当たる場所では、金が変色するリスクが高まります。また、複数のアイテムを同じところで保管すると、アイテム同士が触れ合って傷つけてしまう恐れがあるため、アイテムは個別に保管しましょう。
14金や18金を高額買取してもらうコツ
14金や18金を高額買取してもらうコツを紹介します。
相場を確認しておく
金の相場価格は、社会情勢や為替などさまざまな要因によって日々変動します。相場価格が高いタイミングで売却するよう意識することが大切です。
特に、円安・ドル高の状況では、金の市場価格が高くなる傾向があります。売却する際の一つの目安として覚えておきましょう。
付属品をそろえる
金製品を購入した際に付いている付属品もまとめて売却すれば、高値で取引できます。保証書や鑑定書などがあれば、査定を依頼する際に一緒に提示してください。
汚れを落としておく
きれいな状態にしておくことで、より高値で売却できる可能性が高まります。本記事で紹介したメンテナンス方法を参考にしながら、美しい状態を維持するようにしましょう。
重量を測っておく
手持ちのアイテムの金の純度を確認した上で、重量をあらかじめ測っておくことも大切です。貴金属の買取価格は、0.1グラム違うだけでも大きな差が生じます。重量を知っておくことで、およその取引価格が把握できるでしょう。
信頼できる買取業者で査定してもらう
大切な貴金属を売却する際は、信頼できる買取業者に査定を依頼するのがいいでしょう。
過去の取引実績をはじめ、貴金属専門の鑑定士が在籍しているか、査定する際の手数料はかかるかなどを確認しながら、安心して依頼できる業者であるかを見極めるのが大切です。
より条件の良い業者を見つけるためにも、一つの業者だけでなく、複数の業者に査定を依頼してください。
まとめ
14金と18金は、見た目に大きな差はないものの、硬さや価格などに違いがあることが分かりました。ジュエリーや腕時計など、手持ちの金製品の売却を検討している方は、金の高価売却を実現できる「なんぼや」に相談するのがおすすめです。相場をもとに、高価買取価格を提示しています。気軽に無料査定を依頼してみましょう。