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プラチナの精錬して高品質・高純度のプラチナに作り替える方法

プラチナの精錬して高品質・高純度のプラチナに作り替える方法

プラチナを精錬して高品質・高純度に作り替えることは、プラチナの価値を最大限に高める大切な工程です。この記事では、採掘された鉱石や混ざり物が含まれたプラチナを、純度が高く品質の良いプラチナに変える精錬手法について詳しく解説します。是非参考にしてみてください。

プラチナの精錬とは?

プラチナ 精錬
精錬を行うことによって高品質なプラチナが生まれます。以下では、「精錬」という作業の概要やプラチナ生成における精錬の必要性について解説します。

精錬とは?

プラチナの精錬とは、地中から採掘した鉱石から純粋で高品質なプラチナを取り出すプロセスです。この工程はプラチナを価値あるものにし、様々な用途で使えるように変化させます。以下は、プラチナの精錬の手順を解説したものです。

掘り出しと初期処理

  • 最初に、地中からプラチナを含む鉱石を掘り出します。
  • 掘り出した鉱石を大きな岩から分け、さらに小さく砕きます。これが初期処理です。

分離と精錬

  • プラチナを他の金属や不純物から分離します。化学的な方法や熱を使って行われます。
  • この過程で、酸などの薬品が使われることもあります。
  • 1と2の段階を経ると、純度が高く使える状態のプラチナが得られます。

精錬された純粋なプラチナは、ジュエリー、工業製品、医療機器など様々な用途に使われます。
精錬は金属をきれいにするためだけではなく、プラチナの質を向上させ、特定の用途に適した特性を持たせるための大切なステップです。

プラチナを精錬する必要性

プラチナを精錬する理由は、純度の高いプラチナを作るためです。純度99.9%以上のプラチナは「Pt999(Pt1000)」と呼ばれ、一般にインゴット(金属の塊)の形で作られます。しかし、純プラチナは非常に柔らかく、傷がつきやすい性質があります。ジュエリーや宝飾品として使用する際には不便です。

そのため、ジュエリーなどに使うプラチナには、強度を出すためやデザインの多様性を高めるために、「割金」と呼ばれるほかの金属を混ぜます。例えば、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Lu)などがプラチナの割金に使われます。

これらの金属を混ぜることで、プラチナは硬くなり、日常使いに適した耐久性を持つようになります。純度の高いプラチナを作ることと、実用的に使えるように強度や耐久性を加えることが、プラチナを精錬する主な目的と言えるでしょう。

プラチナの純度と種類

プラチナ 精錬
プラチナは純度によって異なる特性を持ち、一般的には4つの区分に分けられます。これらの区分は、プラチナの純度と使用目的に基づいて定義され、各々が独自の用途と価値を持っています。

プラチナ純度 99.9%(Pt999(Pt1000))

プラチナ純度99.9%(Pt999(Pt1000))は、純度が非常に高いプラチナを指します。平成24年4月以降、Pt1000はPt999と表記されるようになりました。しかし、これはPlatinum999の略で、100分率で言うと99.95%の純度を意味します。

純プラチナは、ほとんどが工業用金属として利用されています。世界で採掘されるプラチナの62%が工業用途に充てられています。なお、世界最大のプラチナ消費国であり、高純度のプラチナを特に多く使用しているのは日本です。

工業用として優れている一方、純プラチナは非常に柔らかく、傷がつきやすいため、宝飾品には余り適していません。

プラチナ純度 95%(Pt950)

プラチナ純度95%(Pt950)は、100分率で95%のプラチナを含有することを意味します。Pt950とはPlatinum950の略称で、世界中で広く用いられています。特に欧州におけるブライダルジュエリーでの使用が多く見られます。

イギリスでは、Pt950のみをプラチナとして認めるほど、地位が確立されている純度です。高級ジュエリーブランドであるカルティエ、ブルガリ、ティファニーなどは、エンゲージリング(婚約指輪)をはじめとする多くの製品にPt950を使用しています。日本でも結婚指輪にPt950が多く用いられており、その人気は高いです。

プラチナ純度 90%(Pt900)

プラチナ 精錬
プラチナ純度90%を示すPt900は、Platinum900の略称で、100分率で90%の純度を意味します。特に日本では、Pt900の品位が高く評価されています。その理由としては、細かな細工が求められる指輪やペンダントトップなどのジュエリーに最適な適度な硬さと柔らかさを持っていることが挙げられます。プラチナ特有の色調が変色せずに保たれる点もPt900が評価されている理由の一つです。

Pt900にはパラジウムやルテニウムが割金として使われることが多く、場合によっては銅も加えられます。これらの割金により、プラチナの特性を最大限に活かしつつ、加工しやすさや耐久性を向上させています。

プラチナ純度 85%(Pt850)

プラチナ純度85%を意味するPt850は、Platinum850の略称であり、100分率で85%の純度を有しています。Pt850は世界中で用いられていますが、特に日本ではチェーンネックレスに多く使用されており、需要は非常に高いです。

割金としてパラジウム、ルテニウム、銅などが用いられることが一般的です。これにより、加工しやすさと耐久性が確保されています。また、Pt900と比べて加工コストが低いため、経済的な面でも魅力的です。

社団法人日本ジュエリー協会(IOS)は、プラチナジュエリーとして認める基準をPt850以上と定めています。これは、プラチナ純度が85%以上でなければ、正式にプラチナジュエリーとは認定されないということを意味しています。この基準により、プラチナジュエリーの品質と信頼性が保証されているのです。

プラチナを精錬するメリットとデメリット

プラチナ 精錬
プラチナの精錬にはメリットの一方、いくつかのデメリットも指摘されています。精錬に関わるメリット・デメリットについて解説しましょう。

プラチナを精錬するメリット

プラチナを精錬する最大のメリットは、パラジウムが含まれている場合、買取額が大幅に上がることです。

従来、プラチナは純度と重さ、その時点での相場によって買取額が決定されていました。しかし、現在は割金として使われている金属の価値も注目されてます。とりわけ価値を注目されているのがパラジウムです。パラジウムが割金として含まれているプラチナの場合、精錬を行ったほうが価値が上がるケースがあります。

プラチナを精錬するデメリット

プラチナを精錬する際のデメリットとして、コストがかかる点が挙げられます。精錬するためには一定の費用が必要で、これは精錬を行う会社によって異なります。さらに、精錬作業には時間がかかります。通常、1〜2週間程度を要し、この期間中に金やプラチナの市場価格が下落するリスクがあります。

プラチナの精錬はメリットデメリットを考慮して行おう

プラチナの精錬にはメリットとデメリットがあり、それを考慮した上で検討することが大事です。プラチナからパラジウムを取り出すことにより価値が高まる可能性がありますが、高値が保証されるわけではありません。市場価格の変動や精錬にかかるコストと時間を考慮する必要があります。

プラチナの売却方法についてお悩みの場合は、専門の相談先を探すことがおすすめです。「なんぼや」では、プラチナの売却に関する専門的なアドバイスをさせていただきます。プラチナの売却を検討されている方は、是非ご来店ください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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