ホワイトゴールドとプラチナの違いは?どっちが価値は上なの?
ブライダルジュエリーとして人気の高いホワイトゴールドとプラチナ。どちらも白い輝きで混合されやすいですが、全く別の金属です。今回は、間違えやすいホワイトゴールドとプラチナの違いや、特徴、価格について紹介します。
ホワイトゴールドとプラチナの違い
どちらも白銀色のため、見た目は似ていても、全く別の金属であるホワイトゴールドとプラチナ。ここでは、ふたつの違いについて紹介します。
プラチナとは?
プラチナは、レアメタルの一つで希少価値の高い貴金属です。和名では「白金」と呼ばれ、重厚感のある輝きからブライダルジュエリーとして人気が高いです。純度が高いほど柔らかい特徴を持ち、加工しやすくするため、パラジウムなどを割金にして強度を高めます。割金の割合によって純度が変わり、一般的なブライダルジュエリーでは、純度95%を示す「Pt950」や純度90%の「Pt900」が用いられます。 関連記事【更新:2024年11月】プラチナの見分け方は?刻印や磁石を使った鑑定方法をご紹介
プラチナは貴金属のなかでも価値が高い分、偽物などが出回ることも少なくありません。そこで今回は、プラチナが本物かどうかを見分ける方法について解説を…
2024.11.06
ホワイトゴールドとは?
ホワイトゴールドは、プラチナの代用品として作られた貴金属です。18金などの金をベースに、銀やパラジウムなどの白色金属を割金した金合金で、表面をロジウムでコーティングをしています。ロジウムは、銀白色が特徴の金属で、ホワイトゴールドの白い輝きはロジウムによるものです。
ホワイトゴールドとプラチナはどちらが上?
ホワイトゴールドとプラチナにはそれぞれの良さや特徴があります。ここからはホワイトゴールドとプラチナのメリットとデメリットについて紹介します。
ホワイトゴールドのメリット
ホワイトゴールドは、近年人気が高まっている貴金属の一つです。ゴールドでありながら控えめな輝きが人気を集め、身につけやすさが魅力です。強度が高く加工がしやすいため、高級時計に使用されるなど、注目が集まっています。また、プラチナジュエリーに使用される純度の高いプラチナに比べて割金が多いため、傷に強いのも魅力です。
ホワイトゴールドのデメリット
ホワイトゴールドは、前述の通り、金合金にロジウムをコーティングしているため、長期間身につけていると、割金に利用している内部の金属の酸化により変色する場合があります。また、経年劣化によりコーティングが剥がれてくるため、ロジウムの再コーティングなど定期的なメンテナンスが必要です。
プラチナのメリット
プラチナジュエリーとして使用される純度の高いプラチナ(Pt950やPt900)は、割金が少ないため、金属アレルギーが起きにくいというメリットがあります。また、日常的に使用する洗剤や汗にも強いため、変色しにくいのが特徴です。プラチナは、レアメタルの一つで、希少価値が高いことも魅力です。
プラチナのデメリット
純度が高いほど柔らかい特徴を持つプラチナ。強い衝撃を受けると変形の恐れがあるほか、他の貴金属に比べると傷が付きやすいのがデメリットの一つです。ただし、柔軟性が高いため、ジュエリーの修理専門店では、変形や歪みを直す修理を行うことができます。また、日常でついてしまった小さな傷であれば、ジュエリークロスなどで磨き上げるなど定期的なお手入れで半永久的にきれいな状態を保つことができます。
希少価値の高さはプラチナに軍配
ホワイトゴールドとプラチナを比べた時に、希少価値が高いのはプラチナです。プラチナは、生産地域が限られており、アフリカやロシアなど一部の地域のみでしか採掘されません。また、1トンの鉱石から採れるプラチナは僅か3グラム。年間の採掘量は、金の約20分の1。その希少価値は、どの貴金属よりも圧倒的であることがわかります。
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