金の刻印 金製品に刻まれている刻印の意味
金の刻印 種類はあれど
貴金属ジュエリーを細部までチェックしてみると、その多くに、刻印が刻まれていることがおわかりいただけるでしょう。
一部な特殊な品物(手作り品など)を除き、ほとんどの製品に刻印があることがわかります。気になるのが、その情報の内容についてです。
ジュエリーに刻まれている刻印の内容には、以下のような種類があります。
・ブランド名
・記念日やイニシャルなど、個人的なメッセージ
・貴金属の品質
有名ブランドのジュエリーには、その事実を示すための刻印が刻まれています。また結婚指輪や婚約指輪には、自分たちのオリジナルメッセージを刻印として刻みこむスタイルも一般的です。
今回は、3つめのパターンに注目してみましょう。ほとんどの製品に刻まれているのが、使われている貴金属の素材や純度を示すための刻印です。ジュエリーやアクセサリーの見た目だけではわからない情報も、刻印によって判断できます。
・どのような金属から製造された製品なのか?
・どのような純度の貴金属で造られているのか?
ちなみに貴金属類には、「その純度や品質刻印をしなければならない」という法的なルールは存在しません。このため、ごく一部、刻印がない製品も存在しています。
ただし、「刻印をしない」のと「嘘の情報を刻印する」のとでは、全く意味が異なります。偽の情報を刻印した場合は詐欺罪にあたり、罰せられるので注意しましょう。
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「K18」、「YG」、「WG」
金製品で多く見かける刻印と言えば、「K18」や「K22」といった表記です。
「K」というアルファベットは、金の純度を示す単位を意味していて、「Karat(カラット)」という言葉の頭文字から付けられています。
数字部分は、「どの程度金が使われているのか?」という割合を示すためのもの。24分率で示される金の純度は、「24=100%」です。
「K18」とは、24分の18、つまり「75%の金に25%の割合で別の金属を混ぜた素材」ということを示しています。手元のジュエリーに「K24」という刻印があれば、それが純金製であることを示し、「K18」という刻印があれば、合金製であるという事実を意味しています。
ちなみに、「K18」という刻印のあとに「YG」や「WG」といったアルファベットが続くケースもあります。「YG」はイエローゴールド、「WG」はホワイトゴールドを示し、どちらも金の色味を示すための刻印です。
「K18YG」と刻まれていれば、「18金のイエローゴールド」だとわかります。75%の金に、25%の銅と銀を混ぜ合わせて作られています。ホワイトゴールドの場合は、純金にパラジウムや銀を混ぜ合わせて作られています。「K」に続く数字と併せてチェックしてみれば、どんな素材がどのような割合で使われているのか推察できるでしょう。
「GP」と「GF」
刻印について、もう一つ覚えておきたいのが「GP」・「GF」という表示です。こちらは、別の素材の表面に金を貼り付けて作られていることを示しています。
「GP」とは、金メッキを示す刻印のこと。「Gold Plated」の頭文字から名づけられています。真ちゅうや鉄などの本体に、化学的な方法を用いて、薄い金の膜を付着させたものを金メッキと言います。
一方で「GF」は、金張りを示す刻印です。こちらは「Gold Filled」を略したもので、科学的な方法ではなく、本体に金箔を貼り付ける手法で造られています。金メッキよりも、金の層がやや分厚いという特徴があります。
GPもGFも、外見は金そのものです。見栄えも良く、純金よりも手ごろな価格で入手できるでしょう。
一方で、貴金属としての価値はごく限られています。メッキ内部には価値の低い金属で造られているため、GP/GF表記がない製品と比較すると、買取金額はかなり低くなります。
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