2023年07月10日

ダイヤモンドの品質は何を基準にランクが決まるのか？

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1 ダイヤモンドの品質
- 1.1 4Cの意味
- 1.2 世界基準
2 4Cの評価基準
3 ダイヤモンドの価格・ブランド
4 ご不要のダイヤは「なんぼや」へ

ダイヤモンドは、魅力的な輝きを放つ宝石です。ただし、重さなどのランクによって品質の評価は変わります。世界共通の評価基準を理解しておけば、宝飾品を購入するとき参考になるでしょう。そこで今回は、ダイヤモンドの品質を決める世界基準の概要について解説いたします。

ダイヤモンドの品質

ダイヤモンドの品質を決める基準は、4Cのランクです。4Cは、Carat（カラット）・Color（カラー）・Cut（カット）・Clarity（クラリティ）を指します。

4Cの意味

ダイヤモンドの4Cが意味する内容は、次の通りです。
Carat（カラット）：重さ・Color（カラー）：色・Cut（カット）：輝き・Clarity（クラリティ）：透明度
4Cのうちカラットとカットは、ダイヤモンドを加工する職人の腕で変わる要素です。それに対し、カラーとクラリティはダイヤモンドが本来的な要素として備えています。そのため、前の2要素は後天的な品質、後の2要素は先天的な品質と見なされています。

世界基準

ダイヤモンドの4Cは、世界共通で用いられている基準です。それぞれのCのグレードが上がると、ダイヤモンドの品質のランクは高くなります。
そもそも宝石の好みは人それぞれであり、共通の基準がないと同じダイヤモンドでも人によって評価は変わる場合があります。個々に評価が変わり混乱する事態を避けるため、ダイヤモンドの品質を決める世界基準として4Cが定められました。
現在は、世界共通の基準があることでダイヤモンドの品質が理解しやすくなっています。

4Cの評価基準

ダイヤモンドの品質を評価する4Cは、それぞれ判断基準となるランクの設定方法が異なります。

カラットのランク

カラットの定義によれば、1カラット＝0.2グラムです。この定義にもとづき、ダイヤモンドのカラットのランク表は、次の通りに設定されています。
2.0ct：0.4g・1.0ct：0.2g・0.7ct：0.14g・0.5ct：0.1g・0.3ct：0.06g・0.1ct：0.02g
また、1カラットの大きさは、平均的な直径が約6.0mmです。大きなサイズほど稀少性は増すため、価値は高いといわれています。

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カラーのランク

ダイヤモンドの色のランクは、無色・ほぼ無色・わずかな黄色・非常に薄い黄色・薄い黄色の5段階に分けられています。
それぞれアルファベットで示され、無色：D～F・ほぼ無色：G～J・わずかな黄色：K～M・非常に薄い黄色：N～R・薄い黄色：S～Zに細分されています。無色ほど価値が高く、最高ランクはDです。

カットのランク

カットのランクは、Exxcellent（最上級）・Very Good（理想的）・Good（よい）・Fair（まずまず）・Poor（基準値を下回る）の5段階です。
ダイヤモンドを58面にカットするラウンドブリリアントカットは、理想的な輝きを生み出すといわれています。また、精密な計算のもと正確にカットされたダイヤモンドは、最高評価のExcellentが与えられます。

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クラリティのランク

クラリティは、キズや内包物の有無がランクを分ける基準です。大きく、次の6段階に設定されています。
FL：キズや内包物が発見不可・IF：表面に若干のキズあり・VVS：10倍拡大で内包物の発見が困難・VS：10倍拡大で内包物の発見がやや困難・SI：10倍拡大で内包物の発見が容易だが肉眼で困難・I：肉眼でキズや内包物が発見可能
さらに、VVS～SIは2段階、Iは3段階に細分されています。