ダイヤの「カラット」とは?由来や計算方法について徹底解説

ダイヤの「カラット」とは?由来や計算方法について徹底解説

ダイヤモンドの「カラット」とは、どのようなものかご存じですか?
大きさと思われることも多い「カラット」ですが、実際には「重さ」の単位です。
しかし、実は国際的に正式な単位ではないのです。

今回は、ダイヤの国際的価値基準「4C」のひとつであるカラットとはどのようなものなのかを、基本的単位や語源、カラットの算出方法等からカラットにまつわるお得な情報まで、さまざまな面から解説します。


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ダイヤのカラットの由来とは?

カラット(Carat/ct)は「重量」の単位で、GIA(米国宝石学会)が考案したダイヤモンドの価値を決定する世界基準である「4C(カラット・カラー・カット・クラリティ)」の中のひとつに位置しています。

その語源は、ギリシア語のKeratien(ケラチオン/いなご豆)で、この豆はサイズが均一でほぼ0.197gだったため、初期のジュエリー・トレーダーが天秤の分銅として使っていたことが始まりです。

この、語源になったいなご豆の重量の名残(なごり)から、カラットの単位は1カラット=0.2gとなりました。

しかし、この単位は国際的に定めた国際単位系(SI)の基準ではないため、日本の計量法でも“宝石の質量の計算”のみに限定して使用が許されている単位となっています。

カラットの表示について

カラットは1/100の精度で量り、小数点第3位は“8捨9入”したものを表示します。

そのため、0.999カラットであれば表示は「1カラット」になり、0.998カラットであれば「0.99カラット」と、0.001カラットの差でイメージが大きく異なり、金額的価値にも影響が及びます。

ただし、上記は国際価値基準となっているGIAでの表記方法で、CGL(中央宝石研究所)とAGT(AGTジェムラボラトリー)では、小数点第4位を四捨五入し、小数点第3位までを表記しています。

ポイントとは?

1カラットを100に分割して呼ぶことがあります。その単位が「ポイント」で、1カラットは100ポイントになります。
例えば、1.52カラットは、1カラット52ポイントと呼びます。表記での省略記号は「pt」で、例えば0.38カラットなら38ptと書きます。

カラットの種類

カラットには、ダイヤなどの宝石の重量単位である「Carat/ct」と、貴金属である金の純度を示す単位である「Karat」の2種類があります。

「Karat」は、金の純度を24分率で計算し、24K(24カラット/24金)は純金、18K(18カラット/18金)は18/24(金の割合75%)などのように表します。

なお、ダイヤのカラットに関しても、ふたつの見方があります。
それが単一ダイヤの重さを表すカラット数と、1つのジュエリーに使用されているダイヤの重さを合わせた総重量としてのカラット数です。

同じ1カラットの品でも、もちろん一粒石の1カラットと、メレダイヤ(0.2カラット以下の小粒ダイヤ)の総数が1カラットのものでは価値がまったく異なります。前者の方の価値が高いのはいうまでもありません。

ジュエリーを見るとき、特に通信販売等、実際に手に取って見ることができない場合には、総重量なのか単体なのかを必ずチェックするようにしましょう。

カラットとサイズの関係

カラットとサイズの関係

カラットは重さですので、「カラット=サイズの大きさ」と思う方も多いと思います。しかし、そこには落とし穴があるのです。

同じカラットでも、宝石の種類によって質量の差があるため、サイズを測ってみるとその大きさに差が出ることもあるのはご存じのことと思います。

では、同じ質量のダイヤでも、見た目の大きさが異なることもあるのはご存じでしょうか?

実は、カット(研磨)の質が見た目の大きさにも影響するのです。

ブリリアントカットを例にしていえば、テーブル面(ダイヤを上から見た面)が同じサイズでも、ガードル部分(ダイヤの最大幅部分の側面)の厚みが不必要に厚くなりますと、重量は増します。

反対にいえば、カットの質が悪い場合には、ダイヤは小さく見えてしまうということなのです。品質基準の「4C」の中で、カットが重要な位置を占めている意味には、こうした事情もあるのです。

マジックサイズとは?

「マジックサイズ」とは、ダイヤモンド業界で、価格に与える影響のあるサイズを表す名称です。
具体的には0.5カラット・0.75カラット・1.00カラットが「マジックサイズ」と呼ばれます。

このサイズに着目してダイヤを選びますと、お得に購入できることがあります。

例えば、1カラットの境目で考えた場合、1カラット未満のものと1カラットを超えるものを比較しますと、わずか6ポイント(0.06カラット)程度の差でも、価格にすると約20%も変わってくるという結果をGIAも伝えているからです。

見た目にはほとんど違いがわからないほどの差ですので、カラット数にこだわらないのであれば、「マジックサイズ」にわずかに届かないカラット数のダイヤを購入するのがお得なのです。

また、「マジックサイズ」では、もうひとつ注意する点があります。
それは、先にお話しした、GIAとCGL、AGTのサイズ表記方法の違いです。

例えば、0.999カラットのダイヤがあるとしますと、GIAでは1カラットと表記されますが、CGLとAGTでは0.999カラットのままです。
しかし、「マジックサイズ」が表すとおり、1カラットとそれ未満では大きな価格の差となってしまいます。

大きさが異なるのならまだ納得できても、同じ大きさなのにサイズ表記の差で価格が大きく変わる可能性があるのですから驚きです。

反対にいえば、CGLとAGTの表記で、マジックサイズよりも0.001カラット少ないダイヤを見つけることができれば、お得に購入できる可能性もあるのです。

アクセサリーにおけるカラット数と大きさの目安

ダイヤモンドのカラット数はカットによって異なる場合があるものの、小さなものであれば差はわずかにしか感じとれません。ふだんお使いになるダイヤモンドアクセサリーなら、ある程度の大きさの差は気にしないという方も多いのではないでしょうか。

ちょっとしたお出かけや職場へつけていくようなアクセサリーであれば、直径3mm~3.8mmの小さなダイヤモンドがおすすめです。カラット数でいえば0.1~0.2ctになります。

婚約指輪や結婚指輪などは、大きすぎるダイヤは避ける方が多く見られます。
平均して、直径は3.8~4.8mm、カラットでいえば0.2~0.4ctのダイヤモンドが選ばれているようです。

ダイヤが大きいほど輝きも増す?

ダイヤモンドの大きさは、見た目の輝きにも影響を与えるといわれています。大きいダイヤのほうが光を取り込んで反射できる量が多いためです。光り輝くダイヤモンドを手に入れたいときはカラット数や大きさも参考にしてみましょう。

ダイヤモンドにとって大きさは重要ですが、価値基準はそれだけではありません。「なんぼや」は、さまざまなポイントを踏まえた査定を行います。
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地球上で最大のダイヤ

2018年に入ってから、アフリカ南部にあるレソト王国(Kingdom of Lesotho)で、世界で5番目に大きな原石である910カラットのダイヤが発見されたことは記憶に新しいと思います。

このように、近年に入ってからも大きな原石は採石されていますので、地球上にはまだまだ眠っている大きなダイヤの原石があるかもしれませんが、現在、採石されたダイヤの原石の中では、1905年(明治38年)に南アフリカ共和国(旧トランスヴァール共和国)で発見された3106カラット(621.2g)の「カリナン」が最大です。

しかし、原石のままでは、ダイヤはその美しさを発揮できません。そのことから、「カリナン」は、9つの大きな石と96の小さな石にカットされ、現在ではその中で1番大きくカットされた530.2カラット(106g)の「カリナンI(偉大なアフリカの星)」と名付けられたダイヤが、世界第2位を誇る石としてイギリス王室の所有するところとなっています。

では、現在世界最大の研磨済みダイヤとしてランクされている石は、何でしょうか?

それは、「ザ・ゴールデン・ジュビリー」と呼ばれる南アフリカ共和国で採石された石で、原石は755カラット(151g)あったものがカットされて545.67カラット(109.13g)になったものです。

ルイ・ヴィトンが1758カラットの原石を購入

2020年1月に、ルイ・ヴィトンが1758カラットのダイヤモンド原石を購入したニュースが流れました。こちらの原石はアフリカのボツワナ鉱山で採れた「セヴェロ(希少な発見)」と呼ばれるものです。

現在のところ、史上2番目に大きなダイヤモンドの原石として認定されています。最大の原石であるカリナンと比較して小さいものの、テニスボール程度の大きさはあるようです。
また、ボツワナ原産のダイヤモンドとしては最大の大きさを誇るそうです。ルイ・ヴィトンのジュエリー展開にますますの期待が持たれます。

カラットとカラーの関係

カラットとカラーの関係

カラット数がある方が、見栄えが良く高価に思われますが、実際にはカラット以外の「3C」の基準も大きく評価を左右します。
中でもカラーは、D~Zまでグレードが分かれており、こだわる方も多数見受けられます。

無色透明のダイヤが1番価値の高いダイヤですが、カラット数が増しますと、おのずとカラー品質の良いダイヤは採石されにくくなってくることから、大きなダイヤでも、それより小さいダイヤに価値では負けることがあるからです。

カラー評価では、無色透明のものほど価値が高いとされています。もっとも高評価なのがDで、黄色みが増すほどZランクへ近づいていきます。最近では品質の良いダイヤが採れにくいため、カラット数が高く、カラーの評価も高いダイヤモンドは希少です。

カラット数が大きなダイヤモンドでもカラーのグレードが落ちると、カラット数が小さくてもカラーの評価の高いものより価値が下がってしまうことがあります。ただし、ふたつの評価を兼ね備えたダイヤを購入しようとすると、高額の費用が発生するでしょう。

カラースケールは、1~2ランク程度ではそれほど差がありません。近いカラーグレードのダイヤを並べて比較しても、違いがわからないという方が多いのではないでしょうか。

費用のことを考えたら、カラーのグレードを落としてカラット数の大きなものを購入するという選択肢もありでしょう

カラットと質

ダイヤの質は、カラットだけでは示すことができませんが、品質基準のカラット以外の「3C」が同等のダイヤを比較する際には、カラットが重要な位置を占めてきます。

資産価値でいえば、カラット数のある方が価値の高いのはもちろんですが、カラット数に比例して高くなっていくのではなく、大きな石になるほど採石数も激減するため、希少価値が換算されて飛躍的に高値になっていくからです。

そのため、資産価値を求めてダイヤを購入したい場合には、カラット数も重要で、少なくとも品質の良い1カラット以上のものを求めるようにする必要があります。

ダイヤのカラット計算方法

ラウンド・ブリリアント・カットされたダイヤの現品がある場合、そのサイズからカラットを算出する方法があります。

厳密には、カットの精度等によりカラット数は異なりますが、すでにセッティングされているダイヤのおおよそのカラット数が知りたいときなどには重宝します。

カラット算出の計算式

カラットの推定重量を算出するには、まず、直径と深さを測ります。その上で以下の数式に当てはめるとカラットが算出できます。

深さ×直径×直径×0.0061=カラット

※ミリ(mm)単位
※このとき、直径を数か所測り、平均直径、すなわち2箇所測ればすべてを足して2で割った数字、3か所測ったらすべてを足して3で割った数字を直径として計算するとより正確になります。
※深さはテーブル面(上部の平たい面)からキューレット(下部のとがった先)を測ります。

例えば、直径6.52mm、深さが3.94mmのダイヤがあるとすれば、

3.94×6.52×6.52×0.0061=1.021 

1.021となりますので、カラットは1.02カラットであると算出されます。

主なカラット早見表

カラット  直径   深さ
0.20   3.81mm   2.31mm
0.25   4.10mm   2.49mm
0.30   4.36mm   2.64mm
0.35   4.59mm   2.78mm
0.40   4.80mm   2.91mm
0.45   4.96mm   3.01mm
0.50   5.14mm   3.11mm
0.55   5.31mm   3.21mm
0.60   5.47mm   3.30mm
0.65   5.62mm   3.39mm
0.70   5.75mm   3.49mm
0.75   5.89mm   3.57mm
0.80   6.02mm   3.64mm
0.85   6.15mm   3.72mm
1.00   6.48mm   3.91mm
1.50   7.41mm   4.48mm
2.00   8.16mm   4.94mm

その他の計算式

計算式には、今回ご紹介した一般的に広く普及している式の他に、もっと簡便なものもあります。直径だけで算出する方法です。

直径×直径×直径×0.00365=カラット

これは、宝飾品などでセッティングされた位置等の関係で深さが測れないときに重宝します。先ほど例に出したダイヤで計算しますと

6.52×6.52×6.52×0.00365=1.011

1.011となりましたので、1.01カラット。前出の計算方法とは、0.01カラット(1ポイント)の差が出ましたが、おおよそのカラット数は確認できることがわかります。

おわりに

ダイヤのカラットは、石の評価につながる重要な要素のひとつです。
ただし、カラットが大きいほどダイヤモンドの価値が上がるかというと、一概にそうとはいえません。カラーやクラリティ、カットなど、さまざまな要素と関連して総合的に価値が決められます。
アクセサリーに選ばれやすいカラット数の平均値はありますが、あまり意識しすぎずお好みのものを購入しても良いでしょう。

また、マジックサイズやカラットの計算式は、覚えておくとさまざまな場面で役に立つのではないでしょうか。ぜひ活用し、ダイヤの購入時や売却時などにお役立ていただければ幸いです。
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