3年で約28%UP!?アルハンブラネックレスの値上げの経緯と理由
ハイジュエリーブランド、ヴァンクリーフ&アーペルを代表するコレクション「アルハンブラ」。リングやイヤリング・ピアスなど数々のアイテムがありますが、中でも一番人気はネックレスです。
今回はそのネックレスを例に、ここ数年続くアルハンブラコレクションの値上げの経緯、それでも衰えない人気の理由と高まる資産価値について解説いたします。
アルハンブラネックレスの値上げ率と流れ
アルハンブラコレクションは過去3年の間に4度の価格改定が実施されています。ハイブランドは基本的に値下がりしない傾向があり、価格改定=値上がりを指します。
スウィートアルハンブラペンダント(イエローゴールド・マザーオブパール)を例に、値上げの経緯を表にまとめました。
時期 | 定価(税込) | 値上げ率 |
2010年12月 | 115,500 | — |
: | : | : |
2021年8月 | 173,800 | — |
2022年5月 | 191,400 | 約10%UP |
2022年10月 | 206,800 | 約8%UP |
2023年6月 | 221,100 | 約7%UP |
2021年から2023年にかけて比較すると、値上げ率は約28%ほど上昇しています。さらに2010年と比較してみると、およそ倍の値段になっています。
アルハンブラネックレスの値上げの理由
例年アルハンブラネックレスの価格が高騰している理由を4つの視点から考察してみます。
為替相場の影響
ハイブランドは、国によって購入金額に大きな差が出ないように定価を調整しています。ユーロベースで価格を合わせるため、円安が続く日本での販売価格を上げざるを得ないというのが現状です。
素材のゴールドの価値の高騰
アルハンブラの地金はK18ゴールドです。金には変わらない価値があるため、社会情勢が悪くなるほど価格が高騰する傾向があります。新型コロナやウクライナ、イスラエルへの侵攻など世界的な社会不安の影響を受けているのが現状です。
世界的な人件費の高騰
アルハンブラはすべて海外で生産されています。最低賃金はどの国でも上がり続けているため、人件費の底上げが品物の価格高騰に反映されています。
戦略的なブランド価値の向上
ハイブランドは戦略としてあえて値上げをし、ブランドの地位を向上させる流れをつくることがあります。高価で手に入りにくいものほど欲しくなる人の心理に働きかけ、さらには手に入った時の満足感や優越感を揺さぶる、ハイブランドならではの醍醐味や特権を高めるという狙いも考えられます。
値上げしても衰えないアルハンブラネックレスの人気
連続の値上げにも関わらず、アルハンブラは常に人気で時には予約が必要なほどです。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。
確固たる品質の良さ
ヴァンクリーフ&アーペルは世界5大ジュエラーかつパリ5大ジュエラー=グランサンクでもあります。時代や客層に左右されないデザイン性とそれを表現する素材の厳選、職人の手作業による確かな磨きの技術で繊細かつ高品質なジュエリーを生み出し続けています。
著名人やセレブが身に着けている
モナコ王室御用達ブランドとして知られ、グレース妃が身に着けているほか、イギリスの王室などからも愛されており、ブランド価値の高さを後押ししています。日本でも女性政治家や芸能人などが着用しており、SNSの普及も手伝って2005年頃から徐々に人気が浸透していきました。
今後も続く?!値崩れしないアルハンブラネックレスの値上げ
2024年1月、ヴァンクリーフと同じく世界5大ジュエラーであるティファニーが、そして2月にはパリ5大ジュエラーであるブシュロン、ショーメが価格を改定しています。
この流れを受け、ヴァンクリーフを含めたハイブランドジュエリーは今後も値上げが続くと予想されています。
資産価値の高いアルハンブラ
ハイブランドはその値段に見合うクオリティとイメージが伴わなければ人気が続きません。
需要が高まり続けているという現状はアルハンブラの人気を示し、資産価値が高いジュエリーであることも証明しています。ハイブランドは一度値上がりすると値下がりはしない傾向にあることから、今後もアルハンブラの資産価値は上がり続けると考えられます。
まとめ:買取市場でも高まる価値
アルハンブラの正規品は今や手が出しにくい高級品です。手軽に現物確認や試着をしたい人、そしてなんと言っても安価に購入したいという人は多く、中古市場での人気も年々高まっています。
もし、そんな需要の高いアルハンブラのジュエリーをお持ちの場合、買取も視野に入れてみるのがおすすめです。「なんぼや」では現在、ヴァンクリーフ&アーペルの買取を強化中です。アルハンブラの買取を検討中ならぜひ一度、お気軽にご相談ください。