ダイヤモンドは運気が下がる?上がる?ダイヤモンドの不思議な力とは

永遠の輝きを持つダイヤモンドは全世界の女性の憧れの宝石としても知られています。ジュエリーとして結婚指輪や婚約指輪の定番ともなっていますが、ダイヤモンドは古代より、その硬度の高さから強さの象徴として身につけられていました。今回はダイヤモンドの不思議な魅力とその力について取り上げていきたいと思います。
ダイヤモンドの起源
ダイヤモンドは鉱物の硬さを示すモース硬度で最高の値である「10」となる世界で最も硬い鉱石になります。ダイヤモンドは炭素でできており、炭素がダイヤモンドの結晶になるにはマグマの中で数百万年から数千万年かかるといわれています。もっとも古いダイヤモンドは45憶年前のものといわれており、いわば地球上の歴史の証人のような存在となっています。
ダイヤモンドが人類の手に触れたのは、紀元前4世紀ごろだといわれています。旧約聖書によるとインドの河川から見つかったダイヤモンドはその硬さからギリシャ語で「征服しがたい」という意味をあらわす「アダマス」と呼ばれ、それが今日の「ダイヤモンド」につながっているといわれています。
当時はまだ研磨する技術はなく、ダイヤモンドは炭に覆われており、その輝きは知られていませんでしたが、その硬さは「勝利」や「無敵」を意味するとして、戦に向かう将軍や戦士がお守りとして身に着けていました。
その後、1475年に硝子ギルドの長でもあったルドウィック・ヴァン・ベルケムにより、ダイヤモンド同士を磨くことでダイヤモンドが研磨され、その輝きを出すことに成功しました。これにより、世界中で宝石としてのダイヤモンドが広まっていきます。
ダイヤモンドの不思議な力
古来から特別な石として扱われていたダイヤモンドは、パワーストーンとしても最も力が強い石として知られています。「困難に打ち勝つ」「願い事を叶える」「永遠の愛をもたらす」など強さと希望と愛を持つ全能的な力を持っています。邪を払う石としても知られており、仏教では大日如来の化身「智慧と悟りの象徴」とされています。
ダイヤモンドの不思議な力は逸話が数多くあり、例えば、嘘をついたものにダイヤモンドを持たせることで曇りを生じさせたり、枕の下にダイヤモンドを入れることで悪夢を払うことができるとも言われています。
またダイヤモンドは透明なものだけでなく、赤いものや黒いものも存在します。カラーダイヤモンドは通常のダイヤモンドよりもさらに希少価値が高いものとして知られています。
カラーダイヤモンドにはそれぞれ、
- レッドダイヤモンド:永遠の命
- ピンクダイヤモンド:完全無欠の愛
- ブルーダイヤモンド:幸福を願う
- イエローダイヤモンド:成功・金運
- グリーンダイヤモンド:安らぎ
- ブラックダイヤモンド:格を上げる
という意味が込められており、ダイヤモンド1つとっても様々な不思議な力があるといわれています。
ダイヤモンドは運気が下がる?上がる?
ダイヤモンドは王者の宝石として持ち主の運気を上げるポジティブな効果があるとされていますが、同時に運気を下げるネガティブなイメージがある宝石でもあります。
運気が下がるといわれている理由はダイヤモンドの少し怖い逸話があるからでしょう。
ダイヤモンドの逸話で最も有名なのが、「ホープダイヤモンド」です。
ホープダイヤモンドは別名「呪いのブルーダイヤモンド」ともいわれ、持ち主を不幸にするダイヤモンドとして世界中で有名になりました。
9世紀頃に発見された大型のダイヤモンドはルイ14世の手に渡り、そのルイ14世が天然痘で死去しました。その後もダイヤモンドを受け継いだルイ16世はフランス革命により処刑されます。その後、長年行方不明になっていたホープダイヤモンドですが、1830年に銀行家ヘンリー・ホープの手に渡ります。しかし、その後、ホープは破産し、家は没落。本人も死去します。その後も多くの人の手に渡りますが、次々に非業の死を遂げることから呪いがあるといわれ、最後の所有者であったハリーウィンストンも所有中は事故に4回遭遇し、自身も事業に失敗して破産しています。
このようにダイヤモンドは強大な力を持っているがゆえに、持ち主の気持ち次第で運気を上げることもあれば、下げることもある不思議な魅力を持った宝石なのかもしれません。
ダイヤモンドは世界中で愛されている宝石
今回はダイヤモンドの不思議な力について紹介していきました。
SNSやネットでも一部、ダイヤモンドを身に着けると体調を崩すなどの意見も挙げられていましたが、ダイヤモンドは力が強い石なので、ポジティブな力を増大させるのと同時に気分がふさぎ込んでいるときに身に着けるとネガティブな力も増大させてしまう石なのかもしれません。
気になる方は気持ちがふさぎ込んでいるときはダイヤモンドを身に着けるのを控えたり、外気や光にダイヤモンドを当てて浄化することも大事です。