2024年
7月22日週
金相場の過去推移

2024年 7月 22日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 7月 22日週 金相場の価格推移

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2024年 7月 22日週 金相場の価格推移表

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2024年 7月22日週 金相場に対する考察

2024年7月22日〜7月26日週のNY金相場は、2381ドル(前週終値比0.8%下落)で取引を終了し、週間ベースで2週連続の下落となりました。17日(水)にそれまでの過去最高値を更新する2488.4ドルの高値をつけましたが、その後は利益確定の売りに押され積極的な買いが手控えられています。下落要因の一つに挙げられるのは、中国の実態経済が予想以上に悪いことで、これまで金の実需買いを進めてきた中国勢の需要減少懸念です。そんな中、25日(木)に中国人民銀行が利下げを発表し、金相場価格の下げが加速しました。ただし現状は値頃感から買われやすい水準に位置し、短期的には上昇に転じる展開が想定されます。世界の金融市場にも影響を及ぼす米大統領戦ですが、22日(月)に大きな動きがありました。バイデン氏が選挙戦からの撤退を表明、ハリス副大統領が新たな民主党候補に一本化される見通しとなったことを受けて、これまでよりも民主党勝利の可能性が上昇しています。「ほぼトラ」と言われトランプ氏で決まりとされていた米大統領選ですが、バイデン氏の撤退表明によって市場の混迷度合いが増しています。今後の選挙戦の行方によっては、マーケットの更なる波乱要因にもなるでしょう。直近の重要イベントでは、30日(火)~31日(水)に米FOMCと日銀金融政策決定会合が開催されます。日米の金融政策に何らかの方向性が示されるのではといった思惑が市場で先行しており、政策変更を先取りする形で外国為替・株式市場の変動幅が大きくなっています。FRBの利下げ時期は9月開始が有力シナリオですが、日銀の追加利上げの可能性が浮上し、日米の金利差縮小見通しによる円買いドル売りが加速しています。25日(木)のドル円相場で一時1ドル=151円台後半にまで円高ドル安が進行し、日銀の追加利上げに対する警戒感によって25日(木)の日経平均株価は今年最大の下落幅を記録しました。国内の金融マーケットは全般的にリスクオフムードが広がり、国内金価格も主だった買い材料が見つからず、26日(金)の取引価格は13,000円を下回っています。現状は、金融政策次第の相場地合いです。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 7月 週別 金相場の価格推移

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