2024年
5月27日週
金相場の過去推移

2024年 5月 27日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 5月 27日週 金相場の価格推移

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2024年 5月 27日週 金相場の価格推移表

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2024年 5月27日週 金相場に対する考察

2024年5月27日〜5月31日週のNY金相場は、手掛かり材料難から上下いずれも値幅が限定され、2345.8ドル(前週比0.5%上昇)で週間の取引を終了しました。下値では値頃感から押し目買いが入るものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待の後退で上値は重く、方向感のない値動きとなっています。ドル建て金価格を日足チャートでみると、4月12日(金)と5月20日(月)の高値で形成されるレジスタンスラインから、5月3日(金)と5月24日(金)の安値で形成されるサポートラインまでの間で三角保ち合いを形成し、現状では2つの移動平均線(5日線、20日線)を共に下回りました。米利下げ見通しは年1回が有力視されていますが、FRB当局者からは利下げを急がない姿勢を強調する発言が相次ぎ、ドル建て金価格の膠着色は強まっています。FRBの利下げ先送りの警戒感は株式市場にも波及しており、NYダウ平均株価は金相場同様に方向感がなく、5月20日(月)の高値40,077ドルから5月30日(木)の安値38,000ドルまで、おおよそ2000ドル幅のレンジ相場の様相です。利下げ議論を前進させる経済指標の結果待ちで、上下いずれにも大きく動きづらい状況となっています。外国為替市場では、FRB当局者の利下げ慎重発言を機に、ややドルが売られる場面がありました。ドル円相場は150円台後半と歴史的円安水準に位置しながらも、156円台と157円台の往復で小幅な値動きに留まっています。6月3日〜6月7日週の主な経済指標では、6月3日(月)に米ISM製造業景気指数が、6月7日(金)に米雇用統計がそれぞれ発表されます。前回の雇用統計は予想より弱く、サプライズとして市場で受け止められましたが、今回も利下げ見通しを判断する重要経済指標として注目されています。国内金価格は、弱いドル建て金価格を円安傾向のドル円相場が下支えする格好となり、13,000円前後での推移が続いています。この先も大きく下押しすることは考えづらく、当面13,000円を挟む値動きが想定されます。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 5月 週別 金相場の価格推移

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