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中国の金保有量が増えている?金の価値が高まる理由

中国の金保有量が増えている?金の価値が高まる理由

中国は、世界有数の金の産出国として知られています。同時に、国外からも多くの金を購入しています。国内で大量に金を採掘しながら、他国の金も盛んに買い入れている状況です。これらの動きを見ると、金の産出量が豊富ななか国外からも購入する必要があるのか疑問に感じるかもしれません。そこで今回は、中国における金の基礎知識をふまえ、同国における金価格・保有量の現状や金の需要が増えている理由をご紹介します。

中国における金の基礎知識

金の色合い

中国は、金の産出量と購入量ともに世界でトップクラスです。また、国内で発行する金貨は、プレミア価格で取引される場合があります。

世界有数の金産出国であり消費国

金の産出量に関するデータを見ると、2022年は中国の産出量が世界トップです。

同データについては、米国の研究機関が調査しています。2022年の調査結果によれば、中国における金の産出量は330トンでした。この数値はオーストラリア・ロシアの320トンやカナダの220トンを上回り、同年の産出量では世界一になっています。

また、中国は、国外からの金の購入量が多いことでも知られています。主な理由は、自国で採掘した量だけでは、国内の需要に追いつかないためです。実際、世界全体で産出される金のうち、約6割は中国とインドが輸入しているといわれています。

中国は金の産出量とともに消費量も多く、金取引に対する影響力が大きいため、金相場を予想するうえで同国の動きを知ることは重要と考えられます。

中国パンダ金貨

中国が発行する貨幣のうちプレミア価格がつく金貨のひとつが、パンダ金貨です。

パンダ金貨は、中国造幣公司が発行している地金型金貨です。この金貨は、1982年に発行が開始されました。金の純度は99.9%以上といわれ、表面にはジャイアントパンダ、裏面には北京天壇が表現されています。

表面のパンダは、デザインが毎年変わります。また、発行枚数は年によって異なる場合があり、必ずしも一律ではありません。発行枚数が少なく珍しいデザインは、収集家の間で高額取引されるケースが見られます。

そのため、パンダ金貨は、地金型金貨の価値に加えてコレクションアイテムとしての魅力も備えているといわれています。

中国独自の刻印

中国で製造された金製品は、独自の刻印を表記されているところが特徴的です。

具体的な刻印としては、「足金(そくきん)」が挙げられます。足金は、「純金」と和訳される中国語です。この意味にもとづき、中国製の貴金属品やジュエリーは、足金の文字を記したものが多く見られます。

表記方法は明確に定まっていませんが、金の含有量に応じて万足金や千足金に分けられています。おおよその基準は、万足金=純金・千足金=21.6金~23金・足金=20金です。基本的には、万足金が言葉通りの純金と認識されています。

刻印の意味をふまえた場合、中国製の金製品は、足金の違いが金の純度を把握する目安になると考えられます。

中国における金価格や保有量の現状

中国にの金価格や保有量の現状

近年、中国における金の購入量および保有量は増加し、国内の金取引所では金価格が上昇し続けている状況です。

中国人民銀行による金の買い入れ増加

ここ数年、中国では、中国人民銀行による金の買い入れが増加しています。

中国人民銀行(人民銀)は、同国の中央銀行です。国が主導するなか、国外からの金購入を積極的に進めています。人民銀の発表によると、金地金の総保有量は2023年8月時点で2137トンに達しています。

この時期に活発化していた人民銀の金買い入れは、2022年11月から始まりました。国主導で金を買い増す期間は2023年7月末日で9カ月に及び、その期間中に約188トンの金が追加されています。

一連の金購入で、中国における金の外貨準備高は、2023年7月末日時点で3兆2040億ドルに増えました。

中国における金価格も高騰

2023年半ば頃の金相場を見る限り、中国国内では、金の価格が高騰しています。

主な要因としては、為替相場での人民元の下落や中国で続く不動産危機が挙げられています。人民元は米ドル相場で6%近い安値になり、国内の不動産市場は混迷状態を抜け出せていません。

国内経済が不安視されるなか、安定的な価値を有する金の需要は増大したと見られています。実際、上海の金取引所では金の引き出しが急増し、一時、ニューヨークやロンドンの取引市場では過去最高の価格を記録しました。

中国国内で人民元の下落傾向が変わらず債券の利回りなどが低下すれば、金の需要が増大して相場価格は高騰すると予想されています。

中国をはじめとする国で金の需要が増えている理由

中国の金の需要

中国をはじめ多くの国で金の需要が増えている理由は、先行きの不透明な経済情勢にあるとの見方が有力です。

2022年から2023年にかけては、2022年2月に起きたロシアのウクライナ侵攻により、さまざまな国が大きな影響を受けてきました。まだ戦火は鎮まる気配がなく、国際的な対立は深まっているといわれています。

不安定な世界情勢のなか懸念されている事態のひとつが、通貨危機です。欧米と対立している陣営は、将来的に、欧米側の経済制裁で米ドルの資産運用が難しくなると危惧しています。

そんな状況のなか、ロシアや中国で米ドルの代わりに選ばれたものが金です。ロシアは経済制裁を受けても資金を融通するため、中国は人民元の安定と脱米ドルを実現する目的で金の保有を進めていると見られています。

また、2020年以降のコロナ禍も、社会・経済の混乱を招きました。その影響からも、国によっては米ドルに大きく依存する姿勢を見直す動きが生まれ、金の需要増・価格上昇につながっています。

これらの要因により、多くの国では、外貨準備として金の購入・保有量が増えたと理解されています。

中国製の金製品を売却するには

中国製の金製品を高く売りたい場合、金の知識や買取経験が豊富な買取店へ持ち込むことがおすすめです。

海外の金製品は、中国製に限らず金の純度を示す刻印が日本と異なるケースがあります。その場合、さまざまな金製品についての知識や買取経験がないと、適切な評価額の提示は難しくなるでしょう。

また、海外製品は刻印がないケースも見られます。刻印なしの金製品は、どれほどの金が含まれているか判断する基準が明示されていません。他の方法で判断する必要があり、店によっては、買取を断られる場合があるといわれています。

いずれのケースも、金に詳しい店なら適切な査定額の提示が可能です。そのため、中国製の金製品の買取は、高い査定スキルがある買取店に頼むことをおすすめします。

中国製の金製品は「なんぼや」で買取査定

「なんぼや」は、幅広く金製品の買取を手がけている買取店です。海外製品も買取対象であり、中国製のパンダ金貨やゴールドのジュエリー・工芸品を適切に査定できます。ご自宅に処分予定のお品物があれば、ぜひ当店にご連絡ください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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