2024年
2月19日週
金相場の過去推移

2024年 2月 19日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 2月 19日週 金相場の価格推移

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2024年 2月 19日週 金相場の価格推移表

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2024年 2月19日週 金相場に対する考察

2024年2月19日〜2月23日週のNY金相場は、限定的な値幅内で方向感がなく推移し、週間の終値は2049.4ドルと前週比で上昇して取引を終了しました。21日(水)には先月実施分のFOMC議事録が公表されましたが、FOMCメンバーの大半は早すぎる利下げへのリスクを認識し、早期利下げに否定的なスタンスであることが改めて確認されています。市場では早期利下げ期待の後退によって米国債の利回りが低下し、ドルの上値は抑えられ金利の付かない金は堅調な値動きとなりました。 NYダウ平均株価は、週末にかけて最高値を更新する39,131.53ドルで金曜日の取引を終了しました。注目されていた画像半導体設計大手エヌビディアの好決算発表を受けて、株式市場はAIの成長期待をこれまで以上に高めることとなり、世界中の生成AI関連銘柄が幅広く買われる流れが加速しました。22日(木)の東京株式市場では、日経平均株価が1989年12月29日につけた史上最高値を更新、終値で初めて39,000円台に乗せ大きな話題になりました。日経平均40,000円は、もはや通過点との強気の声も聞かれます。米国、欧州、台湾、日本の株価指数が、続々と史上最高値を更新する世界同時株高の様相となっています。 ドル円相場は、週初から週末にかけて150円台前半〜中盤での小幅な値動きに終始し、150円台半ばで週間の取引を終了しました。FRBの早期利下げ観測の後退によってドルの上値を積極的に買い進める動きは手控えられ、日米の金利差からドル円相場は円安ドル高水準での推移が継続しています。日本政府による円買い介入への警戒感は根強いものの、151円台に乗せる場面があれば、次の節目として2023年11月と2022年10月の円安水準である151円90銭台近辺が強く意識されることになるでしょう。 2月26日〜3月1日週の主な経済指標は、29日(木)にPCEデフレーターの発表が、3月1日(金)に米ISM製造業景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。利下げ見通しに関するFRB高官発言などがマーケットに影響を与えることも想定されます。国内金価格が2023年12月4日に付けた最高値10,819円に接近しており、再び最高値を更新する場面があるかが次の注目ポイントです。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 2月 週別 金相場の価格推移

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