2024年 2月
金相場の過去推移

2024年 2月 金相場の価格推移グラフ

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2024年 2月 金相場の価格推移

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2024年 2月 金相場の価格推移表

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2024年 2月 金相場に対する考察

2024年2月のNY金相場は2057.9ドルで取引をスタートしました。前月に続いて2月の1ヶ月間ではレンジ相場特有の限定値幅内で方向感のない展開が続き、2024年1月終値とほぼ同水準である2054.7ドルで2月の取引を終了しました。国内の金価格はドル円相場の影響を受けますが、米利下げ観測の後退から日米の金利差が意識されドル買いが優勢となり、ここもとのドル円相場は円安ドル高で推移しています。外国為替要因から国内金価格は堅調な展開となっており、前月終値比で211円上昇となる10,776円で終了しました。2月の金相場価格に影響を与えた主な要因について、時系列に沿って確認してみましょう。 2日に発表された米雇用統計が市場予想を上回り米国経済の好調さを示す結果であったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が大幅に後退。米国債の利回り急伸を受けてドル買いが強まり、金利の付かない金への積極的な買いは手控えられ大きく売られました。 5日にはパウエルFRB議長のテレビインタビューでの早期利下げ慎重発言が伝わると、利下げ開始時期が6月以降に後退していることを裏付けるものとして市場で受け止められ、金相場はさらに売りが強まる展開となりました。 16日にはイスラエル軍によるガザ攻撃が強まる中で地政学リスクが意識され、2月の月初から下落続きであったNY金相場は上昇に転じ、安全資産を買う動きから反発しました。 29日には米国の物価動向を表す経済指標の1つ、米個人消費支出(PCE)デフレータが発表され、事前予想通りの結果であったことを受けてドルが売られる展開から金は買い優勢となりました。またドル円相場が150円を挟む値動きが続いており、外国為替相場の影響を受ける国内金価格は上昇が続きました。 2024年2月末現在は、世界中のあらゆる金融マーケットで過去最高値を更新する「リスクオン相場」の様相を呈しており、市場によっては過熱感が指摘されるなどバブル相場感が強まっています。金相場に関しては、ドル建て金価格は前月からのレンジ相場が継続していますが、国内金価格は2023年12月4日につけた過去最高値10,819円目前に迫っています。3月早々にも最高値の更新が予想されますが、10,819円越えとなれば11,000円台乗せも期待されるでしょう。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 2月 週別 金相場の価格推移

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