【更新:2024年9月】円高と金・プラチナ相場の関係性は?金・プラチナ売買の基本について
金の相場は複雑な条件によって変動します。金の価格を左右する要因には円とドルの相場があります。 2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
円高の際には金相場はどういった変化を見せるのでしょうか。また、金売買の基本的な情報についてもお話します。
円高状態とは
円高とは、日本以外の国の通貨に対して円の価値が高くなった状態のことです。円高にはメリットとデメリットがあります。
円の価値が上がり他国通貨が安くなった円高状態は輸入に有利です。円高のときは日本に流通する輸入品や国外からの原材料が安くなるため、物価が下がる傾向があります。また、円高のほうが外国の通貨を多く換金できるため、円高の時期には海外旅行を安く済ませることができます。
円高になって輸出品が値上がりすると、海外で日本の商品が売れなくなってしまう事態が起こります。輸出品の市場占有率低下による国際競争力の減少は、日本の景気に関わります。海外からの観光客が減ることも円高のデメリットのひとつです。
円高と金・プラチナ相場の関係性
日本の金・プラチナ相場を左右するのは、ドルと円のレートです。
日本では「1gあたり何円」で金の取引が行われます。グラムあたりの金額の算出方法は少し複雑になっています。国際的な金の取引単位は「トロイオンス」です。1トロイオンスは、約31.1035gとなっています。1トロイオンスあたりの価格は米ドルで表されることになっており、金やプラチナを日本で売買するときはその際の為替レートによって、ドルを日本円に換算してからグラムあたりの値段を割り出します。そのため、円高でドルの価値が下がると金の値段は安くなるのです。
日本国内で金やプラチナを買いたい方にとっては、円高は買い時です。反対に、日本で金を売りたい方は円安のときに利益を出しやすくなります。ただ、金・プラチナ相場は為替のみならず各国の政治・経済状況や金利動向など複雑な条件で変わるため注意が必要です。
例えば、円高ドル安のときは米ドルを手放してほかの通貨や資本へ投資する方が増えます。もちろん、安くなった金の需要も高まります。そうなると金の価格が上昇するため、結果的に金相場が高くなる可能性があるのです。
金の投資の方法は?
金の価格そのものは変動しますが、価値がなくなることはありません。金は世界中で換金可能で、戦争や通貨不安などの有事の際には値段が上がります。そのため、資本として金を所持している方は多くいます。
金投資の方法はいくつかあり、現物購入がポピュラーな資産運用方法です。
金地金の売買
金地金はインゴットとも呼ばれる金ののべ棒です。金地金は1gから販売されていますが500g以下のインゴット売買は手数料が加算されます。手数料のことを考えると500g以上の金地金を一度に購入したほうが良いのですが、その量の金を購入するとなると数百万円の出費になります。
元手があまりない方のために「純金積立」という小口の投資もあります。
純金積立
純金積立は毎月数千円から積み立てをし、金の買い付けをすることができる投資方法です。
純金を販売する会社は純金積立を行っていることが多く、積立金を使えばいつでも金地金や金貨の引換が可能になります。
毎月の投資が小額のため初心者も始めやすいというメリットがあります。
金貨の売買
金貨には種類が複数ありますが、資本として売買されることが多いのは投資用の金貨です。
金地金を扱っている会社からも入手可能ですが、コインショップやデパートなどでも売られています。
金地金も金貨も保管場所を設け、防犯に気を配る必要があります。保管料を払って管理会社に保護預かりをしてもらうサービスもあるようです。
「なんぼや」は日々最新の金・貴金属の買取相場を公開しています。
相場のグラフを確認することも出来ますので、金・貴金属の買取価格が上がっているのか簡単に確認することも出来ます。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
プラチナ投資のポイントは?
プラチナ投資は主に「長期」または「短期」の投資方法に分けられます。どちらが適しているかは考え方や個人の状況によりますが、メリットとデメリットを見極めた上で行うことが大切です。長期投資は、積立NISAのように毎月一定額を支払い、資産運用を行う方法です。2018年に開始された積立NISAは少額投資非課税制度で、非課税投資枠内であれば分配金や譲渡金に税金が発生しません。
プラチナは市場が小さく、希少価値が高いためハイリスク・ハイリターンになりやすいが、長期投資ならばハイリスクを避けられます。一方、大きなリターンは期待できないため、貯金の感覚で投資したい人に適しています。
短期投資はプラチナを購入し、価格が上昇したタイミングで売却して利益を得る方法です。しかし、現物投資には初期費用が必要になる点に注意しなくてはなりません。。利益を追求する人に向いていますが、売買の差額が利益になるためハイリスク・ハイリターンとなります。
金投資との違いは?
プラチナと金は投資対象としての特性が異なり、その価格変動のパターンもそれぞれ異なるので、リスク分散を考える際にはこれらの違いを理解することが重要です。
プラチナは近年、資産としての関心が高まっています。金と比べて生産量が少なく希少価値が高いため、通常は金よりも高い価格で取引されてきました。ただし、近年は価値の高さは逆転している状況です。なお、主にジュエリーとして知られるプラチナですが、実はその使用量の大部分は工業用途に使われ、とくに欧米では工業用のイメージが強く、とくに自動車の排ガスの浄化媒体医として用いられています。
このため、プラチナの価格は景気動向に影響されやすく、株式市場と同様の動きを示すことが多いです。また、市場規模が小さいため、ハイリスク・ハイリターンの特性があります。一方、金は古くから通貨としての役割を果たしてきたため、信用不安やインフレリスクに強い特性があります。また、その市場規模が大きく、安定性が高いため、長期的な資産運用に適しています。
プラチナの投資の方法は?
次に、より具体的なプラチナ投資の方法について見ていきましょう。
現物取引
現物取引は、プラチナをその時点の価格で購入し、自己保管する投資方法です。所有することで、必要な時に自分の希望価格で売却できますが、盗難や紛失などのリスクもあります。
先物取引
先物取引は、将来の価格でプラチナを購入する投資方法です。未来の日付と価格を指定してプラチナを購入し、将来の価格変動に対して利益を得ることができます。しかし、指定した日付になったらあらかじめ決めた価格で購入しなければならないため、将来の価格変動によっては得られる利益が変動することになります。
投資信託
投資信託は、ファンドマネージャーによる資産運用を任せる投資方法です。プラチナを自分で保有しないため手続きが不要で便利ですが、手数料がかかることがあります。手間を省き手軽にプラチナ投資をしたい人に適しています。
CFD取引
CFD(Contract for Difference)取引は、プラチナ現物を取引せずに売買差益だけで行う取引方法です。最大20倍のレバレッジをかけることができ、小額の証拠金で大きな取引を行えますが、高いリスクも伴います。また、FX(外国為替証拠金取引)もCFD取引の一つです。
金やプラチナの売買方法は?
金やプラチナの現物を買うには、店舗での購入かネットでの購入があります。金・プラチナを取り扱っているのは貴金属店や宝石商、銀行、鉱山会社、商社などです。
ブランド力のある業者から購入すると割高になる場合がありますが、ブランドものの金地金やプラチナ製品にプレミアがつくことを見越して購入する方もいるようです。
金・プラチナは現物を購入した店で売ることができるほか、お近くの中古品買取店でも売却可能です。金・プラチナの価格は相場に加え、買取店によっても差が出るので、売却先は慎重に選んだほうが良いでしょう。
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