金と米ドルの相関関係

金と米ドルの相関関係

昔は通貨そのものとして流通していた金ですが、現在では為替相場で外せない存在となっています。テレビなどで金相場という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

為替市場で取引されている金と、世界の基軸通貨として取引されている米ドルでは相関関係があると言われています。金の取引において相場はとても大切なものです。ある程度の値動きが予測できたら現在より安く買うことも高く売却することもできます。

ここでは過去の値動きから金相場と米ドルの相関関係について解説していきます。

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金相場は為替と連動する

金の価格は世界情勢や為替によって上下します。世界中が好景気になることで年利が高い債券や株式のほうが売れ、純金の値段が低下します。
逆に世界情勢が不安定になってくると金を購入する人が増え、金の価格は高騰します。

近年の金相場

最近は世界情勢が安定しているとは言えず、金の価格は過去に比べて高騰しています。2011年に過去最高値に達したものの2013年には大暴落し、次第に上昇して現在の価格になっています。ドル建てでの金相場がそのように動いている中、円建て相場は2011年の時点でドル建て金のように大きく高騰することはありませんでした。2013年も同じように、円建て金はドル建て金のように大暴落はしませんでした。
このことから、米ドルと比較して日本円が安定している通貨だということがわかります。

金とドルと円の関係

金とドルと円の関係

金と米ドルと日本円には相関関係があります。ドルと円の相関関係は「ドル安円高」「ドル高円安」と単純な相関関係ですが、金の場合も大差はありません。
円建ての時の金の価格はドル安円高で下落、ドル高円安で高騰します。
日本円建てで見た場合は、ドル安円高の時がお買い得と言えます。そのため、円建て金とドル建て金では逆相関関係となります。

ドル建てでの金の値動き

近年では金の価格が高騰しているため、1toz(トロイオンス)あたり1,200$を超える値段で取引されています。しかし、金の産出が多かった1980年代は1toz当たり500$以下をキープしていました。

そのまま2000年代までは500$以下でしたが、2001年のアメリカ同時多発テロで「有事の金」として多くの金が買われました。ここから2004年のNY原油高値更新、2007年の金融危機拡大などを経て、1999年から2013年までで6倍に高騰しました。
2011年には1toz当たり1923.7$という過去最高値を記録しています。この時は、不安定な株価への懸念と、金融緩和への動きが重なったことで過去最高の高値を記録したと考えられています。

不安定な米ドルと金

米ドルは世界基軸通貨ですが不安定な通貨でもあり、決して信用度の高い通貨ではありません。現在ではアメリカ合衆国を絡めた世界情勢に懸念が残るため、避難通貨として金に買いが集まっています。
国をまたぐ戦闘などがある場合は、特に米ドルは不安定になるため、無国籍通貨ともいわれる金に買いが集まります。

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金の人気

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金は昔から今まで不動の高価な鉱物として知られていますが、金の人気と高値の理由は単に綺麗だからというだけではありません。
金は金属の中でも柔らかく加工がしやすいため、汎用性が高いということがまず挙げられます。かつてから装飾品としても多用されているのは、そういった理由も大いにあります。

2つ目に、イオン化傾向が低いという特性があります。イオン化傾向が低いということは腐食をしないということです。
紙などの腐食する通貨と違って金は腐食しないため、資産を貯蔵するという利用方法が確立されたことにも頷けます。

それから、埋蔵量が少ないということが高値の理由になっています。金を掘り起こすのに、金の鉱脈を探ところから始まりますが、綿密な調査をして鉱脈を予測してもうまく産出しないことがほとんどです。
そのため、今現在の時点では金の母数が少なく希少性が高いため、高値がついているということになります。

まとめ

金は資産をためておくことにもアクセサリーにもなる非常に汎用性の高いものですが、その値段とドルの値段を照らし合わせてこれからの金の相場を予測することでよりお得に金を売ることができるかもしれません。

金そのものだけではなく、ドルの相場にも注目してみてください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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