純金積立をしておけば儲かった?純金積立の今後と失敗しないためのポイント
2024年は世界情勢の影響から金相場は高騰しており、5年前の2019年に1g約5000円で売れていたものが2024年は2倍の1万円まで売却価格が高騰しています。
今回は純金積立がどれくらい儲かるのか、また、今後純金積立をしていく場合の失敗しないためのポイントをご紹介していきます。
純金積立とは?
純金積立とは毎月一定額を消費して、継続して金を購入していくことを指します。積立NISAなどここ数年で継続して定額購入していく投資手法が注目されています。
純金積立の購入方法は毎月1万円など額を決めて購入する「定額積立」とグラム数で購入を決めていく「定量積立」があります。
毎日金の価格相場は変動するので、「定量積立」の場合は毎月投資する額に変動がありますが、「定額積立」であれば計画的に金投資を行うことができます。
純金積立は「マネックス証券」「楽天証券」「田中貴金属工業」「住信SBIネット銀行」など純金積立サービスを行っている証券会社などから購入することができます。会社によって購入時の手数料、売買時の手数料、年会費や保管費などがかかる場合がありますので、比較して自分にあったサービスから純金積立を行う形になります。
最低積立金額についてもサービスによって変動がありますが、多くは1000円~3000円ほどから純金積立を開始できるので、投資初心者にも始めやすいのが純金積立のメリットになります。
純金積立をしておけば儲かった?
では実際に純金積立は儲かるのでしょうか。
1985年あたりから15年間、純金積立を行ってきた方は毎年約20万円を購入して、280万円分の純金積立が840万円ほどになり、購入額の約3倍になっています。
2010年1月あたりから10年間の純金積立を行ってきた方は毎月1万円の積み立てで、120万円分の純金積立が150万円ほどになり、購入額の約1.2倍になっています。
ここで挙げさせていただいた方の例は2020年までの投資内容になりますが、2020年から新型コロナの影響やウクライナ情勢などの世界情勢の影響で金価格は一気に高騰しており、2002年には1グラム当たり1,270円だったものが2023年8月には1グラム当たり10,000円を超えてその差は8倍近くまで上がっていることがわかります。
2024年現在も金の価格は高騰を続けており、2020年に毎月1万円の純金積立を始めた方は3年で約10万円も儲かっている計算になります。
純金積立は毎月自動で決められた額が投資されていくので、こちら側は特にすることはなく、気づいたら儲けが出ているというわずらわしさがないのもメリットになります。
純金積立のメリット・デメリット
純金積立のメリットとして挙げられるのが「金の信頼性」にあります。
金は産出量が限られており、かつ、価値は全世界共通です。紙幣などの場合は物の価値が下がることでお金の価値も下がり、株や債券なども暴落する危険性がありますが、金は価値が世界共通なのでインフレの影響を受けにくく、今回のような2020年からの世界情勢の問題が起こったあとでも金の価値だけは高騰していく場合もあります。
その代わり、金投資は他の金融商品に比べると手数料が高い点があります。また、株式や債券などにあるような利息や配当金などは金投資にはありません。現物取引になるので、金の価値が上がったところでいかに売却するかが大事になってきます。
純金積立の今後と失敗しないためのポイント
これから純金積立を始めようという方は今焦らないほうがよいかもしれません。2020年まで1g 5,000円ほどの金価格が2024年は1g 10,000円と2倍近くまで高騰しています。売却する額が増えることはそのまま儲けに繋がりますが、金価格が高騰しているということは金を購入する金額も数年前の倍になっているということになります。
ここ数年は史上稀にみる金相場の急高騰状態になっています。金投資は金を購入して、価値が高くなったところで売るというある意味ストレートな投資方法になります。失敗しないためには金の価格推移を日ごろからチェックし、金の価格が安くなったところで純金積立を開始していくことだと思います。
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